“Cichlasoma” alfari
Meek, 1907
別名 PASTEL-CICHLID.
コスタリカ・ホンジュラス・ニカラグア・パナマに生息。
ついに悲哀魚登場!
我が家にお客さんが来ても水槽すら覗きこんでもらえない魚。
あまりにも可哀想になったので、デビューさせることにする。
(ネタがなくなったという噂もある)
さて、こいつを買ったのは『けんちゃま丸秘ノート』によると
2002年7月7日のこととなっている。
大阪府茨木市にある、とあるショップにいた。
インボイスはワイルドシクラソマ・アレナルということになっていた。
左の画像は五ヵ月後のものであるので、なんとなくアルファリィと分かるが、購入当時は全長3cmぐらいととても小さく、採集地も不明、ショップの人も正体が分からないようであったのできっとレア種だと思い込み、購入にいたった次第である。
最初はこの60ワイドの水槽で単独飼育していたように記憶しているが、正体がアルファリィだと分かった時点で、数倍大きいボコーティを同じ水槽に投げ込まれることになる(汗。
もちろん様子を見て気をつけていたはずであるが、さしたる争いも無く一対一の混泳は成功していた。
まあ飼育者にしてから、こういう扱いなので悲哀魚と呼ばれても仕方が無い話ではある。
記憶を辿りながら、成長の様子をアップしていきます。
お願いだから要らないと言わないで欲しい(笑。
時は流れ
2003年3月の画像であるが
この時期は90水槽での混泳時期である。
面子はボコにフェネ♀にジャックデンプシーとフロントーサ。
アルファリィは一回り大きいジャックより強かったが、他のみんなには苛められていた。
ところがジャックはフロントーサより強く、フロントーサはフェネ♀より強しという妙な構図であったように思う。
さて地域変種の多いアルファリィであるが
コスタリカ種はHilandとLowlandとRio-Sixaola種で違いが見られ、
アクアログを見る限りではRio-Sixaola種は体高の無いカロブレンセのような雰囲気を持ち、最近日本にブリード物が入荷しているブッシンギというのはこの種ではないだろうかと個人的に思ったりもする。
それとも『Astatheros diquis (Bussing, 1974)』 のことだろうか。
うちのはどうもLowland種のようで、顔のブルーのスパンコールは一番多いようである。
ホンジュラスに生息するものは身体に細かいメタリックな斑点を持っているようだ。
Hiland種はLowland種に比べ少し小柄でほっそりとしているような感じである。
またまた時は流れ
2003年11月の画像です。
60レギュラー水槽に単独飼育されている。
水槽を縦にしか置けないので、写真が撮りにくい(笑。
サイズ的にはマックスに近づき20cm程度だと思う。
私自身もあまりじっくりと観察しないこのアルファリィ君(涙。
ひっそりと部屋の隅っこで暮らしているので
たまには見てやってください。
どこかにアルファリィを飼育しているマニアの方はおられないだろうか。
会いたい……。
『アルファリィ』ってカタカナ検索したらこいつの写真だけ(笑。
とりたてて書くこともないのでこのへんで(泣。
2004年12月
水槽は新しく60レギュラーで新品に買い換え
水槽の場所も部屋の奥から移動させたので明るく見えるアルファリ君です。
サイズ的には22〜23cmぐらいかな。
顔のスパンコールは美しいが、他にこれといってアピールするものはない。
ほんとに地味である。
強いて言えば腹鰭の黄色がちょっぴり綺麗である(笑。
さて、約二年半飼育してきたわけだが、産卵経験はなし、
多分♂だろうと思う。
前回の画像から一年がたち、ほぼ現在の姿ですがかなり太ってますね(笑。
さてこのアルファリ君ですが最近ちょっと調子が悪そうです。
隅っこで身体を沈めてじぃーっとしていることが多いです。
餌は食べますしビビリや病気には見えないのですが
肛門のあたりがプクッと膨らんでいるのが少し心配です。
2005年10月
その後の報告をすっかり忘れていました。
肛門のあたりが膨らんでいた件ですが、
だんだんと異物が出始め、よく見ると透明のプラスチックのようなものが
半分ほど肛門から出た形でつまっていました。
何を食べたのかな?と思い、
魚を掬い上げて、手で無理やりに取ってやるとそれは「ウロコ」でした。
よく暴れてウロコを飛ばしているので、まだ何枚かは腹に入っているのかも
しれません。
肛門はいつも充血したようになっています。
魚の状態は元気とも言えず、なんだか精気の無い状態が続いています。
気付いてみるとこいつも我が家に来て三年が過ぎていますね。
悲哀魚・アルファリィ、いつまでも元気ならそれはそれでいい(笑。
2006年6月
元気です。
大きさもそんなに変化無しです。
肛門に少し難アリです。
今回は画像のみで(笑。
2008年7月
グットラータスと時を同じくしてアルファリィも逝きました。
こちらは外見上の異常は見当たらずでしたが、
段々と泳げなくなりここ最近の一ヶ月ほど水槽の底に横たわっていました。
泳げなくなった魚を見るのは辛いものです。
濾過槽を掃除したり、塩を投入したりはしましたが、
これといった治療も思いつかず見守るしかありませんでした。
飼育年数6年 最終サイズ26cm
思えば2005年10月あたりが全盛期でしたが、そこからわりと長く拒食になり
かなり腹がえぐれた状態になってました。
去年あたりからはボチボチとエサも食べるようにはなっていたのですが。。。
Good Shot! 画像をクリックすると拡大されます。