廃車体
岩手県北自動車の廃車体は、岩手県交通ほどの数は見かけませんでした。廃車体
撮影:盛岡営業所(1986.5.2)
岩手県北自動車 日野RM100
最初期の中型バス。前ドアの貸切車です。おでこの窓に「岩手県北観光」の文字がうっすら残っているので、最後まで貸切に使用されたものと思われます。
廃車体
撮影:一関市(1986.9.24)
岩手県北自動車 日野RB10
金産車体のツーマン車の廃車体です。色褪せたデザインから、岩手県北自動車あるいは宮城交通(元宮城バス)のどちらかだと思われますが、3本線の細さや中ドアに残る窓周りの塗り分けなどから岩手県北バスと推定します。
側面後部に「株式会社」の文字が見えるあたりは岩手県北自動車の特徴なのですが、その前に並ぶ文字を解読すると「大東貨物自動車」と読めます。廃車後に大東貨物自動車で使われていたのでしょうか。
廃車体
撮影:松尾村東八幡平(1987.8.5)
岩手県北自動車 日野RB10P
金産車体の貸切車。最後は路線バスに格下げされていたようで、側面に行き先板入れがあります。
廃車体
撮影:山田町船越(1985.9.25)
岩手県北自動車 日野RC300P
金産車体の貸切車です。上のPB10Pと比べると、前後のスタイルはモデルチェンジされたものの側面の窓の縦寸法などは変わっていないのが分かります。正面グリルの形状も変わりません。
最後は乗合に格下げされていたようで、ワンマンの表示があります。
廃車体
撮影:山田町船越(1985.9.25)
岩手県北自動車 日野RC300P
上の車両と隣り合わせに置いてあった金産車体。正面のグリルがないのが相違点。
後ろのほうが見えないので型式はよく分かりませんが、当時のメモには上の車両ともどもRC300Pと書いてあります。
廃車体
撮影:西根町大更(1987.6.1)
岩手県北自動車 日野RC320P
帝国ボディの貸切車。
現役で残っている貸切タイプにかなり近付いたスタイルですが、グリルの形状などが異なります。
畑の中の物置か休憩所として使われていたようです。