格下げ車

日野2

貸切タイプの正面スタイルを持つ格下げ車です。“その頃”には1973年式以降が現役で、最新では1978年式の格下げが始まっていました。
八幡平方面の観光路線に中心に使用されていましたが、格下げが進むにつれ、沼宮内などにも入り始めました。

日野RV730P(1973年式)
岩22か335
岩22か335

撮影:盛岡駅(1985.6.17)

岩22か335
岩22か335

撮影:西根営業所(1985.7.29)

県北バスではこのタイプの貸切車はかなり長期間にわたって導入されましたが、その中で最初期のRV730Pがこれです。フロントのフェンダにフチがないのが初期型の特徴です。
この車両と岩22か336との2両あり、八幡平方面の急行などに使用されていました。

日野RV730P(1974〜75年式)
岩22か486
岩22か486

撮影:西根営業所(1986.6.8)

帝国ボディの貸切車として、1974年と1975年に4両ずつが導入されました。1973年製とほとんど同じですが、フェンダの形状や窓を押さえるHゴムの色などが異なります。
路線に格下げされ、八幡平方面の中距離路線に使用されていました。

日野RV730P(1975年式)
岩22か1633
岩22か1633

撮影:盛岡バスセンター(1984.12.16)

岩22か1633
岩22か1633

撮影:県庁前(1985.6.23)

帝国ボディの貸切車には2種類のフロントスタイルがありますが、これは県北バスには珍しい傾斜窓のタイプです。また、座席の生地デザインもオリジナルの県北バスとは異なるため、どこかからの譲受車であると考えられます。登録番号から1981年の登録であることが分かります。
岩22か1635と2両があり、八幡平方面の中距離路線に使用されていました。

日野RV730P(1976〜77年式)
岩22か876
岩22か876

撮影:東八幡平交通センター(1986.5.4)

1976年に5両、1977年に11両が購入された貸切車。
格下げにあたっては、前部シートの一人掛け化や方向幕取り付けが行われました。八幡平方面の中距離路線で主力として活躍していました。

日野RV730P(1978年式)
岩22か1101
岩22か1101

撮影:盛岡バスセンター(1986.8.30)

1978年式の日野貸切車は8両あり、車体メーカーのマイナーチェンジにより、正面ヒサシが浅くなっています。
1986年に一般路線に格下げされました。そろそろ格下げ車が沼宮内営業所にも入り始めた頃です。なお、同年式の日産ディーゼルの車両は1年前に既に格下げられています。

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80s岩手県のバス“その頃”