中距離路線車
格下げ車
“その頃”にはまだ少なかったオリジナル貸切車からの格下げ車両です。県交通のオリジナル貸切車両が1979年以降の新造だっただけに、それらはほとんどが貸切バスとして現役バリバリの時期でした。1984年時点で早坂高原線(竜泉号)に2両が格下げされており、その後1985年から盛岡−大船渡線などにも格下げ車の投入が始まります。いずれにせよ、標準床車が対象でした。
いすゞCRA580(1979年式)
岩22か1289
撮影:河南営業所(1985.3.23)
スタンダードな貸切車として各営業所に配属されていたCRA580の内2両が、「竜泉号」などに使用するために格下げられ、河南営業所に配属されていました。社名表示を方向幕に改造する際、Hゴムを使用したため角が丸くなっている点などが外観上の特徴です。
高速バス用の車両が「竜泉号」に進出してくるにつれ、雫石営業所などへ転出しています。
また、1985年から追加の格下げが本格化し、盛岡−大船渡線などへ使用されています。