貸切車

譲受車

岩手観光バスでは、1986年から譲受車による車両の代替を開始しました。これは、大量にあった標準床車をハイデッカータイプに統一する目的があったようです。
1987年にはハイデッカーⅢ型も転入していたようですが、形式写真は撮っていません。

いすゞCRA650(1978年式)
岩22か2356
岩22か2356

撮影:盛岡営業所(1986.11.9)

1986年に3両、1987年に5両のハイデッカーⅠ型を譲受しました。後半の5両は後部がサロンになっています。
オリジナルの車両とは、側面の窓が傾斜していない点などが異なります。また、車内は12列シートです。
最初の3両が入ったとき、会社の方に元丹後海陸交通であると聞きました。後半の5両も同じだと思っていたのですが、どうやら違うようです。
(注1)

いすゞCRA580(1978〜79年式)
岩22か2441
岩22か2441

撮影:盛岡営業所(1987.5.28)

岩22か2437
岩22か2437

撮影:盛岡駅(1988.1.31)

元ヤサカ観光。富士重工製のボディを持つパノラマデッカーで、スキー用の扉を持っています。前年に岩手県交通が譲受したのとまったく同じタイプです。スキー用扉のない車両もありました。
なお、富士重工製のボディで国際興業貸切カラーというのは、珍しい例でした。
(注2)

(注1) あそびにん様によると,1986年譲受の車両は元大阪ヤサカ、1987年譲受の車両が元丹後海陸交通とのこと。そうなると,写真の車両は元大阪ヤサカだということになる。
(注2) あそびにん様によると,東京ヤサカからのパノラマデッカーは4両で、そのうち1両(岩22か2441)が1978年式、他の3両が1979年式とのこと。恐らく1978年式の1両のみがスキー扉つきなのだと思われる。
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80s岩手県のバス“その頃”