貸切車
日産ディーゼル
花巻観光バスでは、1979年より富士重工R1型フルデッカー導入と同時に日産ディーゼルの車両の購入を開始しました。それ以降、豪華なサロンバスの導入を開始、他のバス会社とは明確な路線の違いを打ち出しています。
日産デRA50T(1979年式)
岩22か1320
撮影:宮野目営業所(1985.8.27)
岩22か1320
撮影:宮野目営業所(1985.8.27)
サロンバス「ネプチューン」。特別車として新塗装で登場したもので、カーブドガラスを持つ富士重工のR1型フルデッカーを採用、屋根上にはダミーのロケットを取り付け、特別車をアピールしています。その後の花巻観光バスの標準的なスタイルを確立した車両です。
この車両は、営業所訪問時、好意で車内の撮影もさせていただきました。固定式の豪華サロンルームには、シャンデリアやテーブルも付き、1980年代のサロンバスの雰囲気が見て取れます。
日産デK-RA51T(1980年式)
岩22か1480
撮影:宮野目営業所(1986.8.6)
後部がサロン席になる特別車。前年度製とよく似ていますが、フェンダの形状が違います。
花巻観光バスのR1型フルデッカーは、大阪の中央観光バスの影響が随所に見られます。
日産デK-RA51T(1981年式)
岩22か1595
撮影:宮野目営業所(1985.8.27)
岩22か1595
撮影:宮野目営業所(1985.8.27)
ボディメーカーの富士重工が観光バスのスケルトン化傾向に合わせて送り出したR3型フルデッカーと呼ばれるボディです。車体に「R3 Deluxe」という切文字が貼られていますが、カタログ上の愛称は「マーキュリー」です。
日産ディーゼルでは1両だけの存在です。
日産デP-RA53TE(1986年式)
岩22か2286
撮影:盛岡市岩山(1986.7.6)
この年から富士重工のスケルトンタイプのボディHD-Ⅰ型を採用。外観は同じでも、日野と三菱も同時に増備しています。
愛称は「マーキュリー」。