保存車の世界

保存バスを見に行こう

江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園は、東京都が江戸東京博物館の分館として建設した施設で、文化的価値の高い歴史的建造物を復元・保存・展示しています。
都立小金井公園の敷地内にあり、かつてあった「武蔵野郷土館」の資料を引き継いで、それをビジターセンターとして導入展示を行っています。
ビジターセンターの先は、屋外展示となっており、遊歩道のように整備された道を散策しながら、様々な保存建造物を見て回ることができます。建物の多くは室内の見学も可能です。
江戸東京たてもの園

DATA

  • 名称・・・江戸東京たてもの園
  • 所在地・・・東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
  • アクセス
    ・JR武蔵小金井駅より西武バス約5分「小金井公園西口」下車徒歩約5分
    ・西武新宿線花小金井駅より西武バス約5分「小金井公園西口」下車徒歩約5分
  • 開館時間・・・
    (4〜9月)9:30〜17:30
    (10〜3月)9:30〜16:30
    (入園は閉園の30分前まで)
  • 休館日・・・月曜日(祝祭日の場合は翌日)及び年末年始
  • 入場料・・・大人400円ほか
  • 公式サイト・・・http://www.tatemonoen.jp
この情報は、2018年8月現在です。

江戸東京たてもの園の入口でもあるビジターセンターは、歴史的建造物「光華殿」を改修した建物で、インフォメーションやミュージアムショップなどに利用されています。その奥に導入展示室があり、貴重な資料や絵葉書などの写真を使い、江戸東京の歴史や武蔵野の歴史を展示しています。
ビジターセンターを抜けると、江戸時代から戦後までの貴重な建物が屋外展示された複数のゾーンが展開されます。センターゾーンには高橋是清邸などの建物が訪問者を迎えます。西ゾーンには様々な建築様式の住宅が並び、奥には茅葺屋根の民家もあります。東ゾーンは商家、銭湯などの建物が並び、下町の風情が楽しめます。

西ゾーン(山の手通り)
山手通り

センターゾーン
センターゾーン

東ゾーン(下町中通り)
下町中通り

ボンネットバス
江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園には、公式Webサイトにもリーフレットにも載っていない保存バスがあります。
このボンネットバスは、個人所有の車両であり、東京都所有のものでないことから、展示品、収蔵品とは別の扱いになっているものと思われます。
ボンネットバスは元自衛隊の車両であり、東京都とは関係ありませんが、かつての都営バスカラーをイメージさせる色に塗られ、方向幕にも「上野広小路」と表示されています。
車両の脇にはちゃんと説明板もあり、この車両の主要諸元や生い立ち、東京都営バスの生い立ちなどが書かれています。そこに「所蔵:個人」と書かれています。
ボンネットバスのある場所は、住宅建築が並ぶ「西ゾーン」で、常盤台写真場の隣です。

都電7500形
江戸東京たてもの園

ボンネットバスのある「西ゾーン」とは反対側の「東ゾーン」には、商業建築が並びます。そして、その「東ゾーン」の入口にあたる「東の広場」に、都電7500形が保存されています。
この車両は1962年製で、渋谷駅から虎ノ門、六本木、西麻布を経由して新橋駅まで運行されていた6系統の表示で展示されています。ビューゲルも上がっており、現役時代を彷彿とさせます。
江戸東京たてもの園 こちらの写真は、商店の並ぶ「下町中通り」から眺めた光景。看板建築の「武居三省堂」や木造三階建の「大和屋本店」などが建ち並ぶ向こうに、都電の姿が見えます。

東ゾーンの建物

武居三省堂

小寺醤油店

小寺醤油店

江戸東京たてもの園の屋外展示は、広い敷地内を散策しながら、様々な歴史を刻んだ建物を見て歩くことができます。
囲炉裏のある茅葺屋根の住宅がある西ゾーンと、商店の建ち並ぶ東ゾーンでは、その雰囲気は大きく異なります。そしてそれぞれの通りには、「山の手通り」「下町中通り」などの名称がつけられ、散策の雰囲気を盛り上げます。
木造商店の壁につけられたホーロー看板も雰囲気を盛り上げるアイテムです。

保存車両
  • バス(1両):ボンネットバス いすゞTSD43
  • 鉄道車両:1両(都電7500形)

小金井公園 SL展示場

C57

撮影:小金井公園(2015.11.21)

江戸東京たてもの園の外になりますが、都立小金井公園の中に「SL展示場」があります。
ここには、蒸気機関車のC57186と客車のスハフ322146が保存されています。
ただし、3月〜11月の日曜日と祝日のみの公開となっています。

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