リニア・鉄道館
- 名称・・・リニア・鉄道館
- 所在地・・・愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
- アクセス
・あおなみ線「金城ふ頭」駅より徒歩約2分
・駐車場なし(隣接のモノづくり文化交流エリア駐車場を利用) - 開館時間・・・10:00〜17:30(入館は17:00まで)
- 休館日・・・火曜日(祝祭日の場合は翌日)及び12月28日〜1月1日
- 入場料・・・大人1,000円 小中高生500円ほか
- 公式サイト・・・http://museum.jr-central.co.jp/
この情報は、2018年8月現在です。
1階の車両展示エリアには、時代順にJR東海エリアにゆかりの深い車両が並んでいます。これまで、佐久間レールパークや浜松工場など各所に分散されていた車両が、博物館開設に伴い整備され、ここに集められました。
右端は戦前に京阪神間を走った“流電”ことモハ52形で、収蔵を機会に登場時の姿に完全復元されました。その隣は中央西線を走った振子式特急電車381系。そして東海道新幹線の歴代車両である0系、100系、300系が並びます。
この博物館のもう一つの魅力は、こういったスター的存在の、いかにも博物館入りしそうな車両と混じって、地味な車両が収蔵されていることです。メインの展示車両の後方に収蔵車両エリアがあり、戦時設計のモハ63形の復元車両や急行形グリーン車のサロ165形、新幹線の中間車などが置かれています。
保存車両
モハ1形
EF58形
クハ111形
保存車両のうちのいくつかをご覧に入れます。
モハ1形は鉄道省時代に中央線などで使用された木造電車で、JR東海が製造時の姿に復元したものです。国鉄で廃車になった後、現在の飯田線の前身のひとつである三信鉄道に譲渡され、そこが国鉄に買収されたことで一時飯田線を走ったことがあります。再譲渡で大井川鉄道に移り、廃車後に保管されていたものをJR東海が譲り受けたと言う波乱の歴史があります。
EF58形は戦後に特急列車を牽引した電気機関車で、正面2枚窓のスタイルに人気があります。
111系は東海道線全線で活躍していた近郊型電車の先頭車。あまりにも数が多く、保存対象に選ばれにくい地味な電車もこうして保存してくれる姿勢には感謝します。
保存バス
鉄道記念物にも指定されている「国鉄バス1号車」。
以前は東京の交通博物館に展示されていましたが、JR東日本の鉄道博物館に移り、リニア・鉄道館のオープンに伴いこちらに再移動しました。初めて走った場所が岡崎=多治見間であったためだと思われます。
展示場所は2階の通路の端で、薄暗い空間に当時の背景画像を配置し、効果を出しています。また、壁を利用した説明パネルもあり、鉄道車両とはまた異なった展示方法を取っています。
車両後方には、エンジンが別展示されています。
保存車両
- バス(1両):国鉄バス1号車
- 鉄道車両:35両