古バス考古学
東北サファリパークのバス(2013年)
福島県の東北サファリパークの構内で使用されているバスの写真を里の杜のメルファ7様から頂いたのは2007年でした。今回、6年を経たサファリバスの現状が届きました。新たに加わった車両により、JRバス出身車の何両かは姿を消していましたが、中には系列のサファリパークへ転出したものもあるようです。
ヒョウ2号
撮影:ソルティドッグ様(二本松市 2013.7.7)
元JRバス東北 日野P-RJ170BA(1988年式)
JRバス東北の短尺中型車で、現在東北サファリパークで唯一残されたJRバス出身車両のようです。
ヒョウ1号・キリン2号・キリン号 元福島交通 三菱P-MP218K
撮影:ソルティドッグ様(二本松市 2013.7.7)
福島交通からのエアロスターMが3台並んでいます。恐らくいずれも2007年以降に転入してきたものと思われます。福島交通では長年にわたって増備されており、この系列のサファリパークでも数多く見られる車両です。
左は「ヒョウ1号」で以前は元JRバスのいすゞLRがつけていた名前です。先代の「ヒョウ1号」は岩手サファリパークへ移動したとのこと。
中央は「キリン2号」。これも先代は元JRバスの日野HTでしたが、やはり岩手サファリパークへ移動した模様。
右は「キリン号」。地色が同じなので、ヒョウとキリンの違いはよく見ないと分かりません。また方向幕には「野生の王国」と表示されるようになりました。
キリン号
撮影:ソルティドッグ様(二本松市 2013.7.7)
元福島交通 三菱P-MK218K
上の写真で右端にいる「キリン号」のドア側です。
福島交通標準の前後ドアで、後ろドアの前に小型サイズの方向幕の形跡が見えます。
この世代の車両は、座席が多く、それぞれの窓が開閉可能なので、サファリパークでのえさやりバスには最適な車両ではないかと思います。
ホワイトタイガー号
撮影:ソルティドッグ様(二本松市 2013.7.7)
元福島交通 三菱P-MK218K
今回の写真の中では唯一の白いボディを持った「ホワイトタイガー号」。車両は上の3台と同じく福島交通の路線バス。
トラ1号
撮影:ソルティドッグ様(二本松市 2013.7.7)
三菱K-MS615S
三菱フルデッカの「トラ1号」は健在でした。
前歴はよく分かりませんが、他の車両の動きなどから想像して、元福島交通ではないかと思います。
トラ2号
撮影:ソルティドッグ様(二本松市 2013.7.7)
日産デP-RA53T(1989年式)
富士重工5Bボディの平屋根車。「トラ2号」として、ちょっとオレンジ色寄りの黄色に塗られています。「トラ1号」とともに観光タイプで揃えられています。
「トラ2号」は以前は元JRバスの日野HTでしたが、これも先代は岩手サファリパークへ移動した模様。
ジャガー号
撮影:ソルティドッグ様(二本松市 2013.7.7)
いすゞP-MR112D(1989年式)
いすゞの小型バス「ジャーニーQ」です。フロントエンジンながら前ドアが設置された小型バス。
ここでは、キリンでもヒョウでもなくジャガーの色に塗られています。
キリン1号
撮影:ソルティドッグ様(二本松市 2013.7.7)
三菱P-MK116F(1986年式)
昭和の年式の中型バス。「キリン1号」と言う名称から推察して、かなり前から在籍していた可能性もあります。