“その頃”別の角度から
岩手県北バス
ここでは、1980年代に撮影した岩手県北バスの頂き物写真を掲載します。私が撮影できなかった車両、私が出会えなかった車両も、こうして撮影していた方がおられたことは、有難く思います。
岩2く6147 岩手県北自動車 日野RC300P(1968年式)ほか
撮影:53様(西根営業所 1981.8)
岩手県北バスの観光タイプの並びです。いずれも路線バスに格下げされています。
2両ともほぼ同形の帝国ボディのRC300Pと思われますが、ライト周りの色に違いがあります。左端に後ろ姿が見える富士重工製ボディは、下の岩2く6157。
岩2く6157
撮影:53様(西根営業所 1981.8)
岩手県北自動車 日野RC300P(1969年式)
富士重工製ボディの日野車。側面腰板に社紋が見えるので、県北バスオリジナルの貸切バスを格下げしたもの。
古い富士重工ボディの場合、おでこに赤い塗り分けがあるのが特徴です。
型式は窓配置からの推定、年式は登録番号からの推定です。
岩2く6162
撮影:53様(盛岡駅 1981.1)
岩手県北自動車 日野RC300P
撮影:53様(盛岡駅 1981.1)
雪の降りしきる盛岡駅前に停車中の八幡平急行。盛岡駅舎は、1年半後の東北新幹線開業に向けて建設中です。
バスにはスキーが立てかけられて、窓が開いていますので、この窓から積み込むのでしょう。この手の平屋根車には、車体下のトランクはありません。
型式は推定。登録番号から年式は1970年頃だと思います。(1番違いに1971年式のボンネットバス八幡平白銀号がありますが、この時期の県北バスは、登録車両が少なく、年式の特定ができません)
岩22か971
撮影:53様(盛岡駅 1982)
岩手県北自動車 日野RV100P(1971年式)
撮影:53様(盛岡駅 1982)
金産ボディの観光タイプで、後面の通気孔が中央に1個なので、RV100Pだと分かります。リア窓が高いのは、大型の縦置きエンジンだからでしょう。
岩手ナンバーでの登録は1977年なので、移籍車です。しかし後面に「岩手県北観光」の文字があるので、貸切バスとして使われた後、路線に格下げされたことが分かります。
運転士さんが半袖シャツなので、夏場の撮影。車内は通路に立ち客もある満員状態で、「盛岡駅経由盛岡バスセンター行」は八幡平方面からの観光客を乗せてきたのでしょう。
年式は、「日本路線バス総合カタログ」掲載の同型車からの推定。
岩22か703
撮影:53様(盛岡バスセンター 1983.8)
岩手県北自動車 日野RC300P(1970年式)
傾斜窓のRCですが,登録は1976年なので,年式と合いません。6年間はどこの所属だったのでしょうか。
ここで思い出すのが岩22か1633・1635です。この2両も傾斜窓の格下げ車で,1975年式で1981年登録と6年間のブランクがありました。
岩22か843
撮影:53様(盛岡バスセンター 1982.1)
岩手県北自動車 日野RC300P
撮影:53様(盛岡バスセンター 1982.1)
金産ボディの正面傾斜スタイルの観光タイプ。県北バスでの存在はこの写真を頂いて初めて知りました。
帝国ボディの傾斜スタイルと同様、年式と登録番号が合いません。この車両は1967〜72年式ですが登録は1977年。譲受車なのでしょうか。
岩22か1279
撮影:若松様(北福岡駅 1986)
岩手県北自動車 日野RE101P(1979年式)
岩手県北バスの汎用路線車。ローカル線を中心に使用される車両ですが、前ドア車でエアサスという仕様です。
方向幕には「伊保内−北福岡駅」と出ています。