絵葉書でめぐる日本バス紀行(宮崎県)
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その安定した気候から、農業が盛んで、名産品には、きゅうり、ピーマン、マンゴー、きんかんなどがあり、畜産でも牛、豚、鶏いずれも日本有数の生産高を誇ります。
県土は大きく北部と南部に分けられますが、さらに、延岡市、日向市などの北部平野部、高千穂町などの北部山沿い、宮崎市、日南市などの南部平野部、都城市やえびの市などの南部山沿いの4地区に区分されます。
観光の宮崎 橘橋
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撮影時期:1950年代前半
宮崎市の中心部、大淀川を渡る橘橋の風景。ドイツにある橋をモデルにしたという優雅なアーチ状の姿に人気があったそうです。
橋を渡る小型のボンネットバスは、宮崎交通。中央の帯が赤色ですが、実物は青色だったと思われます。
橋を渡る小型のボンネットバスは、宮崎交通。中央の帯が赤色ですが、実物は青色だったと思われます。
右側のボンネットバスは、日本自動車製ボディでしょうか。後面中央の窓が幅広く、両側の窓が側面に回りこんでいるのが特徴。
その少し前を走るボンネットバスは、川崎ボディのようです。これも後面中央の窓の幅が広いですが、両側の窓は縦長です。
更にその前を走るバスは、後面4枚ガラスになっています。
宮崎 青島
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撮影時期:1950年代後半
大きなフェニックスの木々が南国の雰囲気をかもし出す青島駅前に、ボンネットバスが停車中です。
青島の駅をおりたつとフェニックスの樹々がまず旅行者の目をうばう青い空明るい陽光のなかにいかにも南国らしい色彩をみせている
バスのカラーは東京の京浜急行を連想させますが、これは手彩色のなせる業。実物は地元の宮崎交通だと思われますので、窓から下の色は紺色のはずです。
中央の車両は、三菱B25(1952〜54年式・新三菱ボディ)のようです。写真の車両はバス窓になっていますので、該当タイプの中でも後期の車両だと推察できます。
この型式は、翌1955年式からボンネットの形状が変わり、フェンダに前照灯を組み込んだ流線型になります。
橘公園フェニックスの並木
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撮影時期:1950年代(1956年以降)
「フェニックスの街 南国宮崎」という絵葉書の1枚で、フェニックスの並木が続く橘公園です。橘公園は宮崎市の中心部を流れる大定川沿いにある公園です。
宮崎交通のバスはいすゞBA341(1956〜59年式・川崎ボディ)。正面窓の上には日よけのヒサシがついています。
後を行くのは1955年から生産が始まったトヨペット・クラウン(初代)。
冬のえびの高原
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撮影時期:1960年代前半
冬のえびの高原の駐車場に、観光バスが待機中です。
林田温泉から霧島有料道路をバスで25分、えびの高原に着く。うっすらと雪化粧した韓国丘(1,699m)の姿が印象的である。
宮崎交通のバスは、三菱MAR470(1960〜64年式・三菱ボディ)でしょうか。前輪の後ろに、サブエンジン冷房がついているような網が見えます。
サボテン公園
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撮影時期:1960年代(1964年以降)
橘橋/宮崎
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撮影時期:1960年代(1968年以降)
駅前から橘通りとよばれるメインストリートを行くと、市内を貫通する大淀川の橘橋にさしかかる。川ではスズキやチヌが釣れ、夏は橘橋の上から釣り糸をたれている人も見られる。冬から春にかけては、カモが群れ集まり、まことにのどかな風景である。という説明ですが、広い歩道を持つ4車線道路の橋梁は、のどかというより近代都市に生まれ変わろうという宮崎市を描き出そうという写真に見えます。
宮崎交通のバス日産ディーゼル4R110(1968年式・富士重工)と推察します。視野拡大窓です。
後ろのバスは前後ドアです。
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