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冷房装置

#1689名前:時刻:2018-01-22 01:10:07

こんにちは

冷房装置が導入された当初、独特の唸り声のような音を出してやってくるバスに、新しい時代を感じたものです。特に後部屋根上に取り付けられたエアコン装置により、あれは空気取り入れ口と呼ぶのでしょうか、屋根の片側に飛び出していた吸気口が側窓最後部に、これまた流行っていたのかメッキのガーニッシュとして移設され、格好よく見えました。

ところで、当該ページですが、解説に対して写真情報が若干追い付いていないようです。

いすゞU-LV324KとKC-LV380Lについては、従来のヂーゼル仕様のように車内冷房ダクト内に4つの小型冷房装置を分散配置したものではなく、集中式を屋根下にビルトインしたと言った方が適切だと思うので、ここには初期P-LVの写真があれば良いのではないでしょうか。

ヂーゼル機器が屋根上(車内にも)に何も飛び出させない仕様を好んでいたのは確かだと思います。C*MからP-LV時代の初期は分散型が標準だったところ、何かしらの改善があったのでしょうか、中期以降は全て集中式になり屋根上が出っ張るようになりました。
U-代で小型化した冷房装置を再び屋根下に収めたのは、ヂーゼル機器のアイデンティティを保つための意地だったのかもしれません。車内の見た目はあまりいいとは言えませんが。

またK-CJM470について、国際興業の場合、初期からP-LV代までは日本電装を採用していて、同じ地域の、他社のいすゞ川重(都営や東急など)とは違う仕様です。最後部窓ガラスの内側に、日本電装の(背景が波打ったようなデザインの)「冷房車」ステッカーが付いていたのを覚えています。U-LV以降はメーカー標準になったようです。
当時いすゞ車でヂーゼルの集中式を選択したのは東急で、国際興業と同様の最後部出っ張りがあります。川重でのこのタイプは全国的に見ても珍しい(無い?)と思います。

他にもルーバー位置の違いなど、車両やボディーメーカーが統合される前までは、こうやって事業者ごとに差異があって面白かったですね。

Re:冷房装置

#1690名前:管理人時刻:2018-01-23 21:28:35

獣様、こんんばんは。
ご指摘ありがとうございます。確かに色々ちぐはぐですね。

まず、K-CJMの集中式冷房ですが、写真がこれしかなかったのでエイヤと載せてしまいましたが、日本電装でしたか。他には、京王のCJMの写真はあるのですが、これも日本電装製と聞いていますので、残念ながら画像なしということになりそうです。
次に初期P-LVの分散式ですが、これも今のところ画像が見当たりません。
P-LVでも屋根上にコブのある車両もありますね。
U-LVでは、確かに集中式の室内置きになっていますね。新潟交通の写真の横に載せたカタログイラストが、このいわゆるビルトインタイプでした。
そうすると、P-LVやU-LVにあった屋根上にコブのあるタイプのイラストが存在しないということになりそうです。
今週末までには、修正させていただきます。失礼いたしました。

Re:冷房装置

#1691名前:時刻:2018-01-24 10:44:36

管理人様、こんにちは
私のようにちゃんと整理できない人間でも少しは協力できればと思っており、このような貴重なサイト、ページを作成・公開されることには感謝している次第です。

半年くらい前に、たまたま私も冷房装置の多様さが気になり、色々調査していたところで、自分での写真は少ないものの、ネットで検索してある程度把握できたというところです。

特に川重いすゞのP-LVについては、初期の分散型の他に、集中型でも屋根上に大きく出ているタイプ、半屋根上・半屋根下のタイプがあり気になっていました。コンデンサの通気口も、事業者により左右にあるタイプ、2個とも非常口側前方にあるタイプ、後方にあるタイプ、前後に分かれているタイプ、さらには日本電装製の大型1個のタイプがあり、面白いです。

分散型から集中式に変更になった理由は分かりませんが、都営バスで同年度に納入されたP-LV314で、一般車は分散式型なのに対し、都市新バス仕様は集中型を採用していますので、この辺りの評価で一般車に波及していったのだと思っています(噂ですが、分散型は冷房能力不足という話を聞いたことがあります)

画像は車内の写真です。上から順にP-LV分散型、P-LV集中型(屋根上搭載)、P-LV集中型(半屋根上・半屋根下)、P-LV集中型(日本電装製・半屋根上・半屋根下)です。一番下は参考として日野のKC-HT(日本電装)です。車内の通気口が、ヂーゼル製は縦方向なのに対し、日本電装製は横方向だということが分かります。

Re:冷房装置

#1692名前:管理人時刻:2018-01-24 22:08:59

獣さん、こんばんは。

確かに、通気口(空気取り入れ口?)の向きも色々ありますね。
車内の様子は、なかなか記録がなくて、よく理解していませんでした。
学生時代の岩手県をはじめとして、冷房車がなかなか入らない地域に暮らしていたので、初期冷房車にはあまり触れる機会がありませんでした。
今回の車内画像は、獣さんの撮影画像ですか?
そうであれば、再編集にあたって、使用させていただきたいのですが、よろしいでしょうか。

Re:冷房装置

#1693名前:時刻:2018-01-25 09:55:22

管理人様、こんにちは。

写真は全て私が撮影したもので、利用していただいてかまいません。この写真は上から、関東鉄道、京急バス、那覇バス、国際興業です。一番下のKC-HTは函館バス(元東急?)です。

以前から思っていたのですが、車内照明がフロントガラスに写りこまないように、最前方の照明にカバーがかけられていたり、半消灯になっていたりすることがありますが、半埋め込み式の場合、ちょうど冷房装置が影になってくれてこれが必要なくなるんですよね。合理的というかなんというか?

一応、(下手な写真ですが)車両外観とセットになったオリジナルの画像を持っていますので、管理人様のメールアドレスにお送りしておきますね。

Re:冷房装置

#1694名前:管理人時刻:2018-01-26 22:44:54

獣様、こんばんは。
お送りいただいた写真を活用しながら、内容を修正しました。
色々と不勉強のまま記載してしまい、お恥ずかしい限りです。

Re:冷房装置

#1695名前:時刻:2018-01-28 23:30:52

見応えのあるページを作っていただき、ありがとうございます。冷房が搭載された初期の頃は、色々と試行錯誤があって面白いですね。非冷房車の冷房改造もありましたし。当時のテレビニュースで、バスの中の冷房が効きすぎるという話があって、思い出せば確かに初期はそうだったような気がします(運転席はあまり効かなそうなので強く設定しすぎていただけかもしれませんが)。

ついでの話ですが、寒冷地でのバスの暖房設備というのはどうなっているのでしょうか。あまり詳しくないのですが、首都圏の車両の車内ヒーターが2つ程度なのに対して、4つ程度あるのが普通っぽいですし、灯油式ヒーターを搭載している場合もあるみたいで。中古車両では暖房増強などの改造はされていたのでしょうかね??

Re:冷房装置

#1696名前:管理人時刻:2018-01-29 23:19:15

獣さん、こんばんは。
バスの暖房には、エンジンの冷却水を使って温める「温水暖房」が普通ですが、寒冷地の場合は、灯油で直接温める「灯油暖房」がありました。
また、寒冷地では、プレヒーター(予熱器)を増設して、早く温まるようにしているところも多いようです。
暖房装置の場合、外観では分からないので、調べるのはなかなか難しいですね。
中古車両の改造も、それぞれの会社の考え方によっても違うかも知れませんし。
近年のノンステップバスは、床が低いし、車いす固定用の座席もあったりして、ヒーターの増設は難しそうです。

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