三菱BK(1981年)
三菱BKは、これまでのマイクロバス「ローザ」よりも一クラス上の広さを確保した小型バスで、FKをベースにしています。このカタログの出た1981年に、大型ブランドの三菱ふそう小型バスとして発売されました。
海洋博記念沖縄館(沖縄県)
カタログ表紙
画像:三菱自動車カタログ(1981)
表紙と裏表紙をつなげた大きな写真は、海洋博の時に建てられた沖縄赤瓦の大きな屋根を持つ沖縄館の前での撮影です。
海洋博は1975年に開催され、会場はその後、国営沖縄海洋博覧会記念公園として整備されました。この沖縄館は、その後、公園の再整備に伴い取り壊された模様です。
沖縄館
画像:海洋博絵葉書(1975)
2021年春も、新型コロナウイルス感染症により、気軽な旅行は控えなければいけないので、“おうちde聖地巡礼”とさせて頂きます。
Webで、1975年の海洋博の絵葉書を入手できましたので、それをご覧に入れます。
海と共に生きてきた沖縄の人々の生活の歴史を展示する沖縄館。12万枚の赤レンガを真っ白な漆喰で固めた大屋根が特徴です。
海洋博公園地図
画像:海洋博公園ガイドマップ(1999)
海洋博の会場は、海洋博記念公園として残されていますが、設備は大幅に改修され、沖縄館は姿を消しました。
趣旨がよく似ている「おきなわ郷土村」が近くにできています。
沖縄館は、地図の「噴水広場」の東側にあったようです。
エメラルドビーチ(沖縄県)
画像:三菱自動車カタログ(1981)
画像:海洋博公園ガイドマップ(1999)
海岸を後にするふそうBK。
背後の海には船が2隻。海沿いには、テント状の屋根を持った待合スペースのようなものが見えます。
ここは海洋博公園内にあるエメラルドビーチ。
エメラルドビーチは、今も海水浴客に人気があるようです。海洋博公園のガイドマップから写真をご覧に入れます。
画像:三菱自動車カタログ(1981)
見開き写真には、エメラルドビーチにふそうBKを乗り付けて、デッキチェアやビニルシートを広げている水着姿の男女のモデルを起用。3人の女性に囲まれてご機嫌な日焼けした男性は、自分だけはコンクリートブロックの上に腰掛けさせられています。カセットテープの入ったラジカセはソニー製です。
砂浜に乗り入れているにもかかわらず、ふそうBKのタイヤは黒光りしていますので、合成写真かも知れません。
沖縄観光コンベンションビューロー東京事務所
撮影:中央区(2021.2.26)
東京交通会館の3階には、沖縄の観光パンフレットが入手できる案内所があります。
平日にしか営業していませんので、ご注意ください。