北緯40度の風景

岩手・宮城県境 大沢


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東北地方の太平洋側にある岩手県と宮城県。両県が接する箇所は多数あり、岩手県交通と宮城交通のコラボも各地で見られますが、その一つが宮城県唐桑町にある大沢でした。
駅や町ではなく、国道上の一集落のはずれで、両県からやって来た路線バスが、お互いに折り返し運転をしている様は、静かな県境の存在を物語っていました。

“その頃”の大沢
大沢

撮影:大沢(1985.8.11)

気仙沼から国道45号線を北上してきた宮城交通の路線バス。
岩手県境に近い大沢で終点となり、折り返してまた気仙沼に帰ります。

大沢

撮影:大沢(1985.8.11)

こちらは岩手県交通の路線バス。陸前高田からの大沢行で、宮城交通のバスに接続し、再び陸前高田に帰ります。

2019年の大沢
大沢

撮影:都南村民様(大沢 2019.4.8)

30数年後の大沢です。この地も、東日本大震災の津波で被害を受けた場所で、新しい道路が作られています。この時点では、まだ供用開始前で、旧道が使われています。
岩手県交通のバスは来なくなっていますが、宮城交通のバスは健在で、中型バスが走ってきました。

2022年の大沢
大沢

撮影:都南村民様(大沢 2022.10.3)

道路は新道が整備されました。
赤いバスがやってきました。ここは大船渡線BRTの唐桑大沢駅となっています。
駅とはいうものの、歩道に立てられた標識のみで、屋根さえない普通のバス停です。

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80s岩手県のバス“その頃”