イシタキ人権学研究所の本
『解死人の風景』のご案内
完売しました
石瀧著 『解死人の風景―差別があたりまえだったころ―』
A5判・ペーパーバック 120頁 定価1,050円(本体価格1,000円+税50円)
2003年4月16日刊行
石瀧が書きためてきた二つの連載を1冊にまとめました。
1987年〜1992年 毎日新聞夕刊 連載 17本
1992年〜1995年 県教委『明るい社会』連載 11本
表紙解説「福岡藩の身分」とコラム11本を追加。
読み切りのため―
どこからでも読み始められます。
解死人とは中世の言葉で身代わりのこと。
身代わりをヒントに、
差別を前提とした社会とは何だったのか、
社会史の方法でふりかえります。
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郵送料の目安
冊数
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送料
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合計請求額
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1冊 |
210円 |
1260円
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2冊 |
290円 |
2390円
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3冊 |
340円 |
3490円
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4冊 |
340円 |
4540円
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5冊 |
340円 |
5590円
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5冊までは冊子小包料金の実費です。
イシタキ人権学研究所は石瀧の個人主宰。
今後も
ネット上での情報発信と
石瀧の本の出版に取り組みます。
目 次
まえがき
■近世編 差別する側のまなざし
1 人間観拡大の歴史としての部落史
コラム@ 吉田松陰の平等観
2 「身代わりの作法」と共同体―八兵衛地蔵に思う
コラムA 八兵衛地蔵の伝説
3 再び「身代わり」と共同体について―なぜ浪人が選ばれたか
4 親孝行と「身代わり」―薄れゆく共同体の原理
コラムB 身代わりと人柱
5 坊主頭と「欠入り」―「正房日記」の世界/処刑を避ける知恵
6 戦国武将と「走入り」―「髪そり、墨衣着して」/「駈込み」に通じる降伏儀礼
7 アジールとしての寺院―博多の虚無僧寺・一朝軒/武士が相次ぎ「駈込み」
8 剃髪の意味するもの―制外と「無縁」の原理
9 髪を切る―漂流者の「作法」
コラムC ヤマトタケルとオトタチバナ
10 「お救い」が語るもの―なぜ長髪は忌避されたのか
11 福岡の門の話―髪結は番屋に住む?
12 帰ってきた男―福岡藩と陰陽師/身分観念の再考促す
13 「山論」の作法―儀式としての「鎌取り」/百姓身分を象徴
14 牛馬に判決を読み聞かせた話―人間−動物、関係性を問い直す
15 職能集団としての乞食―北京−江戸、時空越え類似性
表紙解説 「福岡藩の身分」
16 「士農工商」というまぼろし
コラムD 非人は人外之者
17 「七分の一命事件」の現在
コラムE 五木の子守歌
18 「七分の一命事件」を読む
19 「大名の孤独」が生んだ村―「村高百石」が語るもの
20 伝説「スリ替え松」―語り継がれた大名家相続の内幕
コラムF 主君押し込め
21 「幻の解放令」を追って―幕末期に先駆的動き/最後の老中の日記から
コラムG 動物裁判
■近代編 人間平等への不断の努力
22 復権同盟「緒言」を読む
コラムH 菊竹六皷と松本治一郎
23 復権同盟のめざしたもの
コラムI 鎮西公明会
24 九州平民会の企て
25 福岡県知事安場保和の号令
コラムJ 水平社宣言
26 法慌先生のこと
27 ある少女の事故死
28 明治・大正の部落の子供たち
初出一覧/著作一覧
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