電気信号を光信号へ、電気コードを光ファイバーに替えた。TTLすとろぼ、そしてターゲット来とも”光”が制御する 従来のストロボ接続に於ける問題点とは・・・ 撮影後のメンテナンスの際、ストロボ電気コネクター部に塩が噴いていた。コネクタービンの光沢が無くなっていた。という事は有りませんか。又、ストロボを修理に出して、「異常はない。ハウジング若しくは電気コードの不具合だ」といわれた事は有りませんか。従来の水中カメラシステムに於いて、ストロボ電気コネクター部は、まさにトラブルの元凶。セッティングに細心の注意が必要でした。小さなバネが入った特殊なピンを使用している為、たった一滴の水が垂れただけで使用不能となるからです。事実、弊社に持ち込まれるハウジングも「電気コネクター部の水没」が一番の原因でした。 従来の電気コードを用いた増灯システムの自由度や拡張性、そしてワイヤレスTTLスレーブストロボの調光精度が気になった事は有りませんか。 |
イノン最新ハウジング、X1−LZ/X1−NZにおいて、光接続システムは新たな局面へと到達しました。ストロボを制御する光信号に、ターゲットライトの制御信号を多重化する事に成功、実用化したのです。弊社リングストロボ「Z22」の内蔵ターゲットライト※3、弊社外付けターゲットライト「A−1」をハウジングで発信された光信号により制御可能。勿論、これらの接続時にも、シャッター操作に連動してターゲットライトが消灯し、写真への写り込みを防止します。光接続システムは、もはやストロボを制御するだけではありません。周
辺機器を統一的に制御するシステムヘと進化したのです。 ※3: 弊社TTL調光センサーZ使用時。詳しくは次項をご覧下さい |
■1 TTL調光センサーZ¥16,200 - 対応ストロボ:イノンZ−22 対応システム:イノン×1−LZ、Xl−NZ、Xl−Z※5 ■2 TTL調光センサーSB¥16,200 - 対応ストロボ:ニコンSBシリーズ ■3 TTL調光センサーYS¥16,200 - 対応ストロボ:シーアンドシーYS/Nシリーズ |
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従来の汎用水中ストロボでも、A−1を取り付けるだけで、高機能なシャッター連動ターゲットライト付きストロボにアップグレードする事が可能。スローシャッター時、ライト光の映り込みを防ぐのはもちろん、ストロボ光軸の確認も、簡単に行える様になるのです。ハウジングとの接続には、光信号を2つに分割する、ストロボと共用の専用光ケーブル※61本で0.K。面倒なコードの取り回しも必要ありません。もちろん、ストロ
ボと切り離して、又複数個同時に使用する事も可能です。A−1取り付けオプションを用いる事で、イノンアームシステムのあらゆる部分に取り付け可能。極めて高いシステム自由度で、マクロ、ワイド、ワイドマクロを問わず、あらゆる撮影を強力にサポートします。A−1の全機能は、撮影動作を止める事無く、ハウジング※7後部のターゲットライトスイッチにて瞬時にON/OFF可能です。偉かな光にも反応し、逃げてしまう被写体に対しても、ライト自体に手を伸ばす事無く、臨機応変に対応出来るのです。又、A−1本体のスイッチを連続点灯モードにセットすれば、A−1単体で水中ライトとしても使用可能です。 |
■@外付型シャッター連動ターゲットライトA−1 価格未定 ※8 付属品:ストロボ取り付け金具※9 対応システム:イノンX1-LZ、X1-NZ、X1-Z※10 A−1取り付けオプション ■Aクランプ・A−1用 価格未定 ※11 ■BYSアダプター・A−1用 価格未定 ※12 ※6: W光ケーブルA-1用。詳しくは次項をご覧下さい ※7: イノンX1−LZ、Xl−NZ、X1−Z(ターゲットライト取り付け改造品) ※8: 本年度発売予定(発売日未定) ※9: ニコンSBシリーズ、シーアンドシーYS/Nシリーズに取り付け可能。 ニコンSBシリーズには、更に、弊社アームシステムのSB JOINT II (別売)が必要です。 ※10: ターゲットライト取り付け改造品のみ対応 ※11: 本年度発売予定(発売日未定) ※12: 本年度発売予定(発売日未定) |
イノン光コネクターより発信された光信号を伝えるのは、最高級、最先端のPOF(Plastic Optical Fiber:プラスチック製光ファイバー)を用いて設計/製作された光ケーブルです。水中でのハードな使用にも耐える様、曲げても折れない(最小曲げ半径2mm)起耐久仕様タイプを採用してカール状に成形。更に、繰り返し曲げストレスの掛かるコネクター部との接合部をゴムインサートで保護し高い信頼性を実現しています。光ファイバーの線径は2.2mm、重さ44g ※13。TTL調光センサーの重さ(約40g)と合わせても、従来の電気コードの1/2〜2/3程度の軽さしかありません。又、光ファイバーの長さが異なる、2種類の製品を用意している為、ご使用のシステム構成に応じて、自由に選択して頂けます。更に、光が容易に分けられる性質を利用した、W光ケーブルも2種類ラインナップ。1つのイノ |
ン光コネクターから、2つの光接続機器へ、光
信号を伝達する事が可能です。これを使用すれば、ハウジング本体から最大4台まで ※14、直接、光接続ストロボ、又はA−1を制御する事が可能。手軽に「直接光増灯」を行う事が出来るのです。 ■@光ケーブルM・交換用光ファイバー付¥8,800 - 付属品:交換用光ファイバー(光ケーブルM用)※15 全長:43cm ■A光ケーブルL・交換用光ファイバー付¥8,800 - 付属品:交換用光ファイバー(光ケーブルL用) 全長:68cm ■BW光ケーブル¥12,000一全長:68cm ■CW光ケーブル・A−1用 価格未定※16全長:47cm |
※13: 交換用ファイバーを除いた、光ケーブルM本体の実測値 ※14: イノン光コネクターを2個装備した、X1-LZ/X1-NZ使用時 ※15: 詳しくはメインテナンスパーツの項をご覧下さい ※16: 本年度発売予定(発売日未定) |
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マスターストロボのフラッシュ光を、光ファイバーにより、確実にスレーブストロボヘと伝え、あらゆる状況下での安定したTTL調光を実現する、TTLスレーブ増灯。TTL調光センサーと対応するストロボ※17、そしてTTLスレーブケーブルを用いる事で、水中での自由な増灯が可能になります。TTLスレーブ増灯のもっとも大きな特徴。それは、カメラシステムやマスターストロボが他社製であったとしても、TTL調光されたマスターストロボであれば、この増灯方法が使用出来るという点です。更に、TTLスレーブ増灯されたスレ−ブストロボが、他のスレーブストロボのマスターになる事も可能です。つまり、TTLスレーブ増灯した2灯目のストロボ発光面へ、TTL光スレーブケーブルをセットして3灯目をTTLスレーブ増灯、同様にして4灯、5灯と増灯する事も出来るのです。まさに無限の拡張性、自由度、そして確実性を持った増灯法なのです。使用するメインストロボの大きさに応じて、取り付けバンドの長さが異なる2種類の製品を用意しました。現行のストロボ大部分に対応可能です。 |
被写体に反射したメインストロボのフラッシュ光を、ストロボに取り付けられたセンサーにて、直接受信する事で実現する、ワイヤレスTTLスレーブ増灯。自由なライティングが可能となる反面、ガイドナンバーの大きなストロボをワイヤレスTTLスレーブ増灯した場合や、絞り開放付近を要求する撮影条件に於いては、TTL調光の精度が低下する傾向にありました。調光精度低下の原因は、本来、メインストロボの発光停止に反応しなければならないスレ−ブストロボセンサーが、自分自身のフラッシュ光によって邪魔され、正しい発光停止を検出出来なくなる事が原因です。この現象は、絞り値が開放に近づけは近づく程、又、スレーブストロボのガイドナンバーが大きくなればなる程、顕著になるのです。イノンのワイヤレスTTLスレーブ増灯は、上記のワイヤレスTTLスレーブ増灯が本質的に抱えている問題を緩和する「方向窓キャップ」と、TTL調光センサーを用いる方法です。方向窓キャップによってTTL調光センサーの指向性を高め、出来る限り被写体に反射したメインストロボのフラッシュ光のみを受信する様、セッティングが可能。TTL調光エラーを可能な限り排除することが出来ます※18。 |
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