世界最大の珊瑚礁グレートバリアリーフへ
1998年9月、ダイビングを始めて2年目の夏休み。
ダイビング雑誌を通読しているわけでもなく、パラオもモルディブも知らなかった私たちの行き先は旅行会社のパンフレットでたまたま見たGBR。
関西発の直行便はなかったのでブリスベーン経由でケアンズへ。
最初はDive 7 Sees を利用の予定でしたが、日本での予約もなしに行ったため4日のうち2日は満席(たしか8人くらいまで)のためTUSA DIVE を紹介されました。
実はコッドホールへも行きたかったのですが、日帰りでは無理とのことでした。
水上飛行機でなら日帰りもできると言われましたが、値段を聞いてびっくり。
二人で3000オーストラリアドル(当時の日本円で20万くらい)でした。
従って1、3日めがTUSA、2、4日めが7 Sees という変則日程の日帰りダイブとなりました。
TUSA DIVE はケアンズから出航し、ミルンリーフへ。
午前中に1本、午後に1本の1日2本でした。
船はオージーとの相乗りですが、日本人だけ別チームで潜りました。
ガイドについて流すだけのダイビングでしたが、当時の私たちには十分でした。
ここのナポレオンは以前餌付けされていたため逃げません
おもわずヘッドロックしてしまいました
一方Dive 7 Sees はケアンズから車で1時間のポートダグラスから乗船し、日帰りエリアでは最北端のエイジンコートリーフへ。
ホテルを出る時間が早いのがしんどかった。
こちらは午前中に2ダイブ、午後1ダイブの計3ダイブです。
ガイド陣もマクロに強く、スレートに名前を書いて教えてくれました。
日本の魚の名前も知らない当時の私には、固有種と言われてもピンときませんでした。
最終日には無事50本を達成し、大満足で帰国となりました。
その時はもう二度と来ることはないだろうと思いました。
さよならGBR・・・。
50本記念です。
中性浮力のとれない buddy は浮いていきます
GBR再び
1999年4月、仕事でシドニーへ。
早々に仕事を終え、無理矢理ケアンズに3日間滞在しました。
まさか、半年後にまた来るとは思ってもいませんでした。
デジタルビデオを買ったばかりだったのでとりあえず撮ってみたかったのです。
今回は日本で予約を取っておいたので Dive 7 Sees で9本潜りました。
アシスタントは変わりましたが、Mudo、Masa らガイド陣は健在でした。
ウメイロモドキ、タカサゴの群や、バラクーダなど結構魚影は濃かったのですが、天気が悪かったのと透明度が良くなかったのが残念でした。
ケアンズ滞在中一度も太陽をみることはありませんでした。
マクロ系ではニチリンやシグナルゴビー、ロイヤルドティバックなどをスレートに書いて教えてくれました。
エギジット後に最大水深と潜水時間を記録しなければならないのですが、2日目に2本目が1本目の水深を越えてしまいました。
オーストラリアではルールが厳しく、2本目の最大水深は1本目より浅くとらなければなりません。
そういえば、PADIの講習でもそんなこといってたような気がします。
結局、始末書みたいなのにサインして、何とか3本目行くことが出来ました。
翌日の1本めはとりあえず底まで行って最大水深を稼ぐことにしました。
初回ほどの感動はなかったけれどビデオも水没せず、仕事のついでだったのでまあ良しとすることにしました。
その時はもう二度と来ることはないだろうと思いました。
さよならGBR・・・。
どうみても普通のクマノミですが、一応固有種です
2度あることは3度ある
2001年4月、仕事でアデレードへ行くことになりました。
「カンガルー島で なんとかシードラゴンを見よう」と、ネットでいろいろ探したけどほとんど情報が集まらず断念。
それならと、軽い気持ちでケアンズへ。
結局仕事の後に休みが取れず、先に行くことになりました。
春休み中でエアーチケットがとれず、行きは成田発に。
満席のため荷物の重量オーバーで追加料金のおまけつき。
重器材レンタルにすればよかったと後悔しました。
成田からは早朝着のダイレクト便。
Dive 7 Sees に頼んで早朝チェックインのできるホテルを予約しました。
ところが、飛行機が2時間近く遅れたために、さあ大変。
チェックインから器材の準備、カメラのセッティングまで15分。
ロビーにでるとすぐピックアップのバンが来ました。
ダイビングでは偶然、写真家の大方洋二さんと一緒になりました。
普通のちいちゃなおじいちゃんでした。
カメラはいつものF801+55mmとNikonos V+15mmの2台だけ。
プロの割には質素なので驚きました。
私は固有種のクマノミやチョウチョウウオから少し大型のシチセンベラなども撮れればと思い、ズームレンズを持ってきましたが、これが大失敗。
透明度が非常に悪くワイド側でとる物はなし。
一方、以外とマクロネタは豊富。
100mm持ってくればよかっと後悔するも後の祭りでした。
「あまり良い写真は撮れなかったけど、固有種おさえたし大方さんとも会えたので一応納得」と思いながら、アデレードの安ホテルでネクタイを絞める私でした。
これは固有種ではありません
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