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必要条件、十分条件
水中写真を上手に撮るための必要条件を考えてみました。
まず第一に潜ること、そしてシャッターを押すこと。
なつかしの青春ドラマじゃないけれど「Let's begin ! とにかく何かを始めよう」です。
でもやみくもにフィルムを使ってもお金の無駄だということは切実に感じています。
次に大事なのはダイビング技術でしょう。
水中で身体が自由にならなければピント合わせもできないのはあたりまえのことです。
さてその次に必要なことはなんでしょうか?
いろいろ意見もあると思いますが、私は海の知識だと思います。
被写体を見つける目をもつこと、その生態を知ることによって表現できる世界がずっと広がると思います。
写真の知識やカメラの操作技術なんかはその次くらいでしょう。
それもマニャルフォーカスと絞りダイアルの使い方だけわかればOK。
一眼レフだとパララックスもなく見たまま撮れるし、露出はカメラまかせでもそれなりに撮れます。
そう考えてみると、矢野さん(注)に対して勝ちめはないことになります。
でも十分条件ではありません。
記録写真を作品にかえるものは感性だと自分にいいきかせながら今日もシャッターを押す私です。
(注)矢野さんとはフリッパーズ柏島のガイド、矢野雄二氏。水中写真歴は私より半年ほど短いにもかかわらず、いきなりフォトコンに入選し立場は逆転。α7000からスタートして陸上歴15年あまりになる私としては意地でも負けられません。
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