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トランバンのダイビングポイント
沈船
ホテルからは5分ほど車で走ります。ミンピからだと歩いて300mくらいでしょうか。トランバンでは最も有名なポイントでサヌールなどから2-3時間かけて多くのダイバーが訪れます。したがって11時ごろからは込み合いますが、朝一番に行けばミンピからきた数人がいるだけです。
ゴロタのビーチですが、他とくらべると石が大粒で、女性の場合はエントリーが大変なようです。うちのバディも2回ほど転んでガイドに起こしてもらっていました。7月半ばから8月にかけては風が強くエントリーはもっと大変だそうです。
このポイントの売りはお約束のギンガメアジの群れでしょう。ほぼ100%の確率でみることができます。個々の大きさは小さめですが数が多いのでフィッシュアイレンズでも収まりません。群れは分かれたり重なったりしているので、適当な大きさの群れを狙った方が写真は撮りやすいです。
このポイントはギンガメだけでなくマクロねたも一杯です。暗い船室内にはニチリンダテハゼが居ますが、砂がヘドロのように細かいので巻上げないよう注意が必要です。甲板部分にオドリハゼがいましたが、結構臆病で近づくと後退りして頭しか出しません。しばらくねばりましたが撮影はあきらめました。
沈船から少し離れるとジョーフィッシュのコロニーがあり、メタリックシュリンプゴビーもいます。ライアーテール・ドテイーバックの雄は一見クマノミのようです。浅場はガーデンイールがうようよいますが、注意して見るとそのなかにネジリンボウがホバーリングしていました。
リバティー号の残骸に珊瑚やソフトコーラル付着し、魚礁となっている
ミンピ前
ゴロタのビーチからエントリーするとトランバン特有の真っ黒な砂地が広がっています。ゴロタと砂地の境にある小ぶりの石をひっくり返すとキンチャクガニやバイオレットボクサーシュリンプを見つけることができます。砂地にはヤノダテハゼが一杯います。砂地に点在する石にはたくさんのホヤがあり、中にエビなどが隠れています。また、ハゼが卵を産みつけているものもあります。
ウミシダにはカクレエビやニシキフウライウオがおり、ツボカイメンには小さなピンクスクワッドロブスターとマクロねたは尽きません。20mより浅いところで十分楽しめるので3本目でも減圧なしでした。いいことばかりのポイントですが、流れるとまったくつかまるところがありません。2日目には沈船方向への流れがあり撮影は困難を究めました。
もうひとつの問題は黒い砂地。実はこの砂は砂鉄なのです。それがどうしたといわれるかもしれませんがイノンのMRSポートはフォーカスリングがマグネット式なのでポートに砂鉄がいっぱい引っ付きます。砂かみしてスムーズに動かなくなるので毎日分解して掃除しなければなりませんでした。
黒い砂地にポツポツと岩場があり、ホヤが付いている
ドロップオフ
ミンピ前を右側の半島方向へ流していくと砂地から切り立ったドロップオフに景観がかわります。壁はソフトコーラルやウミウチワで覆われており、甲殻類の宝庫です。ここにいるピンクスクワッドロブスターはミンピ前のものよりも大きいです。深場にはハナダイ系もいるようですが、今回はパスしました。
ジュンクというカヌーのようなものでのボートダイビングも可能ですが、安全停止をかねての浅場の砂地が結構面白いのでビーチエントリーがお勧めです。
ミンピ側に比べてウミウシが多いように思いましたが気のせいでしょうか?浅場にはこれまたお約束のオックスアイドカッドがいます。ギンガメとともに今回のマクロのメインターゲットでした。カメラをチェンジし15分くらいで36枚(プロビアなのでおまけにもう1枚)撮り切りました。
壁にはウチワやソフトコーラルが群生し、ハナダイが群れていました
カクタスポイント
ダイブセンターから階段を降りてエントリーします。トランバンでは珍しい白砂です。ソフトコーラルとウミウチワが群生し、景観はドロップオフに似ています。ここでの狙いはタルマワシ。ホヤやソフトコーラルにいっぱいいますが、予想以上に小さいのでピント合わせに苦労しました。他にはピンクスクワッドやニチリンダテハゼ、ジョーフィッシュ、ハナヒゲウツボなどもいます。
反対側にはニシキアナゴのコロニーがあるそうですが、今回はパス。早朝にはカンムリブダイの大群が見られるとのことだったので、ワイドをもって6時にエントリーしましたが遭遇できませんでした。でも、マクロは十分楽しめました。
今回はナイトでも潜りましたが、昼間とはちがって大きなイセエビがいっぱいいました。何よりびっくりしたのは40cm近くあるオバケスパニッシュダンサー。マクロレンズに収まり切らないのでウミウシカクレエビだけ切り取って撮りました。
ナイトのときにエントリーする場所。ここまでタンクを担いで降りてくるのは結構しんどい。
タイサピポイント
ホテルから沈船と逆方向に3分ほど車で行ったところです。タイサピとは牛の糞という意味だそうで、道端にはたくさん糞がありました。道が悪くビーチまで車が入れなかったのでタンクを担いで300mくらい歩きました。エントリーするときにはもうヘトヘトでした。
そうまでして見たかったのはゴルゴニアンシュリンプ。一生懸命探してもらいましたが結局見ることはできず。でも、メタリックシュリンプゴビーやヤノダテハゼ、ネジリンボウのほかにイザリウオもペアもいました。浅場にはオランウータンクラブ、ヨコシマエビ、バイオレットボクサーシュリンプとエビ・カニのオンパレードでした。
楽しいダイビングの後は車まで徒歩です。少しでもタンクを軽くしようとパージボタンを押しながら歩きましたが、無駄な抵抗でした。すごくいいポイントでしたが、「もう一度行きたい」とは言えませんでした。
砂地一面をシロガヤが覆う不思議な世界です
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