(こまつ座)
作/井上ひさし
演出/木村光一
出演/有森也実、大塚道子、久世星佳、佐古真弓
新橋耐子、椿真由美
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〜あらすじ〜
明治もなかばを過ぎた夏の盛り。
男手を失った樋口家を支えているのは、戸主となった
19歳の娘夏子であった。御一新以前の威光を忘れら
れぬ母の愚痴や見栄っ張りに悩まされながらも、妹の
邦子の内職に支えられお盆の支度に取りかかりながら
も気の滅入る夏子であった。
変わらぬ貧しさもさることながら、昔馴染みの人びとが
落ちぶれてゆく様をみることもつらい。世の中がまるで、
あれもだめこれもするな、と云っているよう。
ただ墨を擦り筆を動かすためだけに身体をこの世に置
いているのだ。そう心を決めて、この世に執着するのを
やめたとき、冥界から迷える魂があらわれた。
もつれよじれた因縁の糸を必死に手繰る幽霊と、たが
いに心を通じ合い、手繰った糸のその先に、明治の天才
女流作家一葉こと樋口夏子のみたものは?
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〜日程〜
会場 |
日程 |
昼の部 |
夜の部 |
安佐南 |
7/17(木) |
− |
18:30 |
アステール |
7/18(金) |
− |
18:30 |
アステール |
7/19(土) |
14:00 |
− |
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〜みどころ〜
24歳という若さでこの世を去った樋口一葉。
「たけくらべ」「大つごもり」「にごりえ」
など彼女の代表作は、すべて彼女の死
の14ヵ月まえに描かれたものだという。
それまで作家としてかんばしい評価を得
られなかった彼女に何が起こったのか…。
この一葉の大変化は後世に「奇跡の14
ヵ月」と呼ばれ、その理由はまことしやか
に語られるも、推測の域をでないものばか
りだった。
その謎を説くべく当代随一の戯作者、
井上ひさしが立ち上がった!
こまつ座旗揚げの記念すべき代表作。
広島での上演から15年、満を持しての再演!
新しいキャストに加え、前回の広島上演時、
事故のため実現しなかった新橋耐子さん演
じる「花蛍」は必見です。 |