2010年6月例会


    俳優座
        〜三屋清左衛門残日録〜

   『夕映えの人』

 藤沢文学の最高峰といわれる名作を遂に舞台化!
  
           
       原作/藤沢周平
       脚本/八木柊一郎
       演出/安川修一

          《出演》
  三屋清左衛門(元用人)/児玉泰次
  みさ(小料理屋「湧井」の女将)/川口敦子
  金井奥之助(清左衛門の同輩)/可知靖之
  佐伯熊太(町奉行)/荘司 肇
  小木慶三郎(清左衛門の同輩)/立花一男
  伊東達広 ・森 一
  島  英臣 ・内田夕夜
  塩山誠司 ・志村史人
  斉藤  淳 ・清水直子
  生原麻友美 ・大庭 藍
  木下菜穂子 ・山本祐梨子ほか

               日 程
会  場 日 程 昼の部 夜の部
アステールプラザ
大ホール
 6/09(水) -  18:30
 6/10(木) 13:00 -
安佐南区区民
センターホール
 6/11(金) -  18:30
 6/12(土)  13:00  -
     
     希望日締切り 4月28日(水) 
     シ−ル発行  5月25日(火)

【俳優座】
 千田是也、東野英治郎ら10名を中心に1945年に創立。戦後の文化的混乱期にいち早く演劇復興の旗頭としての活動を開始。付属養成所を設置して現代を代表する多くの演劇人を輩出した。

★内容、舞台写真は劇団チラシから掲載しています

  
【あらすじ】
東北の小藩が舞台。家督を長男に譲り、
三屋清左衛門は、隠居の生活を楽しむはずだった。しかし、何故か強い寂寥感を覚え「残日録」と名付けた日記に己の行動と心の内面を綴る。
 ある日、清左衛門は奉行の佐伯熊太に頼み事をされる。かつて前藩主のお手が一度だけついたおうめが、相手のわからぬ子を孕んでいるというのだ。組頭の山根備中は、そのふしだらなおうめを罰しようというのである。しかし、清左衛門は現藩主からおうめに一年も前に、以後勝手たるべしの書類が出ていたのを覚えていた。清左衛門はおうめに会い、事情を調べると佐伯とともに山根備中のもとに乗り込んでいく。なにかと慌ただしくなってきた清左衛門の心休まるひとときは、旧友佐伯と女将みさのいる小料理屋で酒を酌み交わすことであった。何事にも控え目なみさに清左衛門の心も徐々に惹かれていくのだが

 

解説)
 時代劇という枠を超え、現代人の生き方、生きがいを描いた藤沢文学の最高峰の舞台化
 清左衛門をとりまく友情・裏切りと小料理屋「涌井」の女将みさとの淡い愛情を通して人生の夕暮に顔をそむけず夕映えに向かって真っ直ぐに歩む主人公の清々しさを情緒豊かに描きます

 
 15
の連なる話の中で、途切れることなく少しずつ変化していく生き様が見事に描かれている。見ごたえ十分な舞台

  

 

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