2010年3・4月例会

NLT
佐賀のがばいばあちゃん

島田洋七のベスセラー小説を舞台化

原作/島田洋七
脚本/青木 豪
演出/釜 紹人

《出演》
阿知波悟美
弓澤公望
佐藤淳
葛城ゆい
池田俊彦
杉山美穂子
泉関奈津子
霜山多加志
安奈ゆかり
松村良太
平井智美


日 程

会  場 日 程 昼の部 夜の部
アステールプラザ
大ホール
3/29(月) -  18:30
3/30(火) 13:00 -
安佐南区区民センター
ホール
3/31(水) -  18:30
4/1(木)  13:00  -

希望日締切り 2月19日(金)
シ−ル発行  月 9日(火)

 テレビや映画とは違うNLTならではの作品に仕上がっています。今まで九州・北海道・東北とツアーしましたが、各地の会員さんから沢山の嬉しい評価を頂きました。私達はさらにパワーアップして伺う所存です。皆様にお会いできる日を楽しみに!
                      (阿知波悟美)



【あらすじ
 中学卒業後、昭宏は広島に戻り野球の名門校でレギュラー獲得のため猛練習に励んでいた。しかし練習中の事故により野球を断念せざるを得なくなり生きがいをなくしてしまう。そして高校を卒業して漫然と暮らしていたある日、彼は佐賀のばあちゃんの家を訪れた。久しぶりのばあちゃんの家で昭宏を出迎えたのは、10年前にあったという珍客であった。そこで少年時代の、ばあちゃんと暮らした懐かしい記憶も甦る。だが、昭宏が佐賀に戻ってきたのは大きな目的があったのである…。
 舞台は昭和44年と、その10年前の昭宏の少年時代が交錯し、ばあちゃんとの交流により彼が成長していく姿が描かれている。
 また現在の昭宏の悩みも同時に解き明かされて行く。

 

解説

 原作は漫才コンビ、B&Bの島田洋七が、少年時代を共に過ごした祖母への思いをつづった自伝的小説。貧しいながらも明るく愉快な日常に、今や失われつつある人情や人生の知恵をちりばめ、笑いあり涙ありの心温まる舞台。映画やテレビドラマでは、後の洋七である昭宏は子役が演じたが、NLTの舞台は20歳と設定した。けがで野球の夢を絶たれた昭宏が、恋人との駆け落ちを決意する一夜を軸に、祖母サノとの少年時代の思い出や、漫才師になってからのエピソードを巧みに織り交ぜる。川に捨てられた野菜を食べたり、道端で拾ったくぎを売って生活費の足しにしたり。豪快かつ繊細、厳しいようで優しい。がばい(佐賀弁で、すごいの意)サノのバイタリティーが原作の魅力であることはもちろんだが、舞台では昭宏の母や叔母、叔父の妻ら周りの女性たちも物語を豊かに彩る。みなが母性愛にあふれ、一途(いちず)で無鉄砲な昭宏を温かく見守る。祖母に限らず、すべての女性たちへの賛歌のようにも受け取れる。

   ★内容、舞台写真は劇団チラシから掲載しています 

 

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