むかしむかしの、はるか彼方の遠い国、、、
幼い頃、
きっと誰もが聞いたことのある物語が
舞台上に作られた白木のまわり舞台で
蘇ります
アリ・ババやモルジアナ、
シンドバットという懐かしい登場人物が
次々に現れて繰り広げる一夜の物語
夜ごと語られる摩訶不思議な物語は
冷たい心の王様に
何を語りかけるのか、、、、。
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【あらすじ】
シャフリヤール王は自分の奥さんの裏切りを許せず、その恨みをはらすために、毎日、新しい奥さんを迎えては殺してしまうと言う恐ろしいことを始めたのです。
大臣の娘、シャフラザードは王様が本当はそんなに悪い人間ではないことを知っていて、その残酷な行いをやめさせようと、自分から進んでシャフリヤール王の1日だけの奥さんになることを父親に申し出ます。
城に召された夜、シャフラザードは王様の側で得意の物語を始めます。
面白くて珍しい話が次から次へと続き、王様は夜があけても、シャフラザードを死刑にすることが出来ません。その晩もまた、話の続きを聞きたくて貯まらなくなってしまうからです。
「アリ・ババと40人の盗賊」、「ある乞食の物語」、「アブ・サハンが屁をした話」、「ものを食べない奥さんの話」、「妹をねたんだ二人の姉」、「船乗りシンドバッドの冒険」などが語られます。
その摩訶不思議な物語が何時しか王様の冷たい心を溶かし、やがて人々を救う歓喜の輪になっていくのです。 |