南会津火球


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2025年12月26日、23時08分22秒、福島県上空を飛行した明るい火球が観測された。
落下映像はSonotaCo氏(東京)、下田力氏(長野)、殿村泰弘氏(宮城)、ts007氏(埼玉)、藤井大地氏(神奈川)の
自動流星TVカメラによって撮影さ、SonotaCo Networkにデータが寄せられた。
これらから上田昌良氏が軌道計算された。
その詳細はSonotaCo Networkの投稿参照。
大気突入速度は秒速22.08kmで、秒速5.3km/s程度まで減速した消滅点高度は23.7kmだった。
経路は、地面に対して垂直に近い84°の高角度での突入で、発光継続時間は4.1秒だった。
高角度の突入の結果、衝撃波は地上には届かなかったと推定できる。
映像からは、発光途中に幾つかの破片がこぼれ落ちるような破砕が確認できた。

隕石落下推定地域は、福島県南会津郡南会津町の山間地域である。
冬期としては弱い偏西風と、高い落下角によって落下予報地域は狭い範囲に留まる。
推定落下質量は、消滅点の高度が低かったにしては小さく200g以下と推定する。
その理由は突入速度が速かったことと、突入角度が大きいことで、摩耗率が高かったためで有る。
大きな分裂が無かったことから、主要な1片の落下を推定している。


落下予想域
福島県南会津町浜野付近
赤の円が初期値を変えながら計算した隕石推定落下地域
(地理院地図に加筆)