titanic
お笑いタイタニック寄席
テンツクテンテン・・・
映画「タイタニック」が公開された当時、
感動の名作ということで多くの人の涙を誘いました。
しかし、私は観ている途中からゲラゲラ笑い始めてしまいました。
ツッコミドコロ満載の娯楽作品だったからです。
<その1>
見せ場延長のための無理な脚本。
デカプリオとローズは、迫りくる浸水からやっと脱出したと思ったら、
甲板で婚約者にピストルで追いかけ回され、また水の中に突入しました。
いくら浸水からの脱出が見せ場とはいえ、無理矢理すぎます。
こんな展開があと何回続くのかと考えたら、笑うしかありません。
<その2>
ローズは大量殺人者。
主人公ローズのけなげさに多くの女性が涙したようですが、
客観的にローズを観察したとき、何人もの人を殺しているのです。
一人目。
ローズは救命ボートに何とか乗ることが出来ました。
しかし、デカプリオが恋しく、ボートを無理矢理降りました。
降りるのなら、最初から席を誰かに譲るべきです。
そうすれば一人の命は救われたのです。
二人目。
船の沈没後、ローズとデカプリオの前には人一人が乗れる板がありました。
ローズは乗り、助かり、デカプリオは乗れず、死んでしまいました。
もしローズが救命ボートに乗っていれば、板はデカプリオが使用できました。
ローズのわがままな行動が無ければ、デカプリオは生きていたのです。
三人目。
婚約者はその後借金のために、自殺したとのこと。
もしローズが、不当に入手した宝石を本来の持ち主である婚約者に返却していたら、
婚約者はその宝石を売却して借金の返済は出来たのです。
婚約者は死なずにすんだのです。
四人目。
タイタニックのサルベージの目的はお宝の発見です。
サルベージには巨額な費用が必要です。
年老いたローズを親切にも沈没現場まで連れてきてくれた人は、
巨額な借金をしているはずです。
もし、宝石が見つからなければ、大変なことになります。
にも関わらず、ローズババアは、始めから所有していた宝石を海に捨ててしまいます。
ここまで連れてきてくれてありがとうと、礼のひとつもしません。
?人目。
宝石を捨てずに換金して、世界中の恵まれない子供たちに寄付でもしていたら、
何人の命が救われたことかと考えると胸が熱くなります。
もしあなたの周りにローズの生き方が素敵という女性がいましたら、
身の危険を感じてください。
自分のわがままで周りの人間を殺しますから。
<その3>
ジェームズ・キャメロン監督の映画
「タイタニック」、「ターミネーター」、「ターミネーター2」のストーリーは同じ。
この三つの映画は全く違う印象ですが、あらすじは同じです。
A子に、B男が迫ってくる。
キャー助ケテー。
C男が登場。
ボクガ助ケテアゲルヨ。
サア一緒ニ逃ゲヨウ。
マア、イイ男。
C男がB男をやっつける。
助ケテクレテアリガトウ。
しかし、C男も死んでしまう・・・。
コレカラハ私一人デ生キテイクワ。
だいたいこんな感じです。
「タイタニック」に「ターミネーター」臭さを感じたら、
デカプリオが海に消えていく場面などは、
親指立てて沈まないのかよ!
とツッコミを入れずにはおれません。
テンツクテンテン・・・・以上。
2004.5.14 *このネタは「タイタニック」公開当時のものです。