rider






・・・大人気の特撮ヒーローシリーズ・・・
 2000年代のあのシリーズはとても良くできています。1作目では閉塞的な社会状況や少年犯罪をテーマとした脚本が素晴らしく、大人の鑑賞にたえる作品でした。また、カタカナの俳優さんは、子供といっしょに見ている奥様たちの心をつかみ、その後に大人気となりました。さらに2作目も成功しました。
 しかし、3作目になると子供番組の域を超え、完全に奥様向きになりました。テレビから男性用化粧品のニオイがムンムンとしてくるのです。物語も、男と男が男をめぐって争うというものになりました。きっと脚本家の女性の方は、かつて有明の地で熱い汗を流していた方なのでしょうか。まさに子供番組の皮をかぶった大人番組、大人だましの番組です。これではいけません。どうせやるなら、人はだまさず、もっと直球勝負でいきましょう。というわけでこんな番組はいかがでしょうか。
「第1話  名刺もらってライダーになったの巻」
 変身のときは、「変身! 装着!」のかけ声とともに、キューティーハニー、セーラームーンのようにすべての衣服が剥がれます。

「第2話  狭い階段に荷物を置いたのは誰だの巻」
 必殺技は、片膝をついて指先から炎。主人公は悩みます。「なぜライダー同士が戦わねばならないのか?」 ライバルの答えは、「ナンバー1は一人しかなれないからだ!」

「第8話  男か女か!謎のヒロイン登場の巻」
  ・
  ・
  ・
「第30話  奪われたゴールド・フレームの巻」
 ゴールド・フレームを盗んだ犯人は、以外にも10才の少女であった。主人公が語る。「君はまだ、このリカーワールドに入れないんだ。あと10年待つんだ。」 少女が問いかける。「じゃあ、お兄ちゃんはそれまでいてくれる?」 「ああ、必ずいるさ!」 主人公は決意を新たにする。
  ・
  ・
  ・
「第42話  怪人ファイナルアンサーの最後の巻」
  ・
  ・
  ・
「第48話  最強の敵、マダムキラー現るの巻」
「第49話  絶対絶命のピンチ! もっとニューボトルを!の巻」
 ・・・ベントイン 〇ッチー・・・  「はあ〜〜〜はっ!」 「どわ〜〜〜!」
 ・・・ベントイン 〇ッチー・・・  「はあ〜〜〜はっ!」 「どわ〜〜〜!!!!」
 「なんて強い奴なんだ! こうなったら・・・」
 ・・・ファイナルベント 〇〇〇姉妹・・・  「はあ〜〜〜はっ!」 「ぐわ〜〜〜〜〜!!!」
 ・・・ファイナルベント 〇〇夫人・・・  「はあ〜〜〜はっ!」 「ぐっ!ぐわ〜〜〜〜〜!!!!!!!」
 モンスターとの契約はなくなり、戦いは終わった。朝日をあびて主人公が語る。
 「この街には愛が必要だ!」

 この番組のタイトルは・・・
「仮面ライダー騎徒」
 <騎>は、英語読みでホースとお読みください。また、<徒>には、仲間という意味がありま

作品集のメニューページに戻る

indexに戻る