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〜福岡近郊の登山者数NO1の宝満山へようこそ!〜

宝満山々系 『'07年度』


宝満山々系の概略図

秋月の名山へ紅葉めぐり・・


林道登山口⇒水船⇒古処山(859m)⇒秋月山城址⇒紅葉谷⇒登山口


2007/11/22

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 11月22日・・晴れ

 一年振りに歴史の町、秋月の名山「古処山」へ妻と、妻の姉、長女の四人で紅葉散策へ出かけた。

 お天気は「天高く馬肥える秋」の言葉通りの抜けるような青空で、車窓の向こうには、取り入れの終わった長閑な田園風景が広がり、たわわに実った柿の実が晩秋の風物詩を告げていた。

 今回は、初心者二人の体調を考え、五合目の林道終点登山口からのショートカット登山で、山頂まで一時間弱の行程だった。この秋は台風も少なく少雨傾向で、谷の水もチョロチョロと元気がなかった。紅葉も水分不足の影響か確かに色づいているが近くで見ると鮮明度が不足しているようだ。

 石畳の登山道からジグザグの山道に這入ると常緑樹の間に、大きなもみじの木が見上げる高さで陽光に照り映え、杉の巨木の中には黄色の紅葉が目を楽しませてくれた。

 急坂を登り終え水船と呼ばれる水場を過ぎると傾斜も緩やかになり、樹林の隙間から筑後平野も見えてきて、やや登るとこのコースの紅葉のメイン通りに差掛り、足もとの登山道が見えないくらいのモミジ葉の絨毯道で、見上げると鮮やかな紅葉が青空をバックに羽ばたいているようだった・・・。

 二年振りの登山で調子の出ない妻の姉も、この奇麗な紅葉の出迎えに助けられ何とか息を弾ませながらも山頂へ辿り着き、年はとりたくないねとボヤいていた。

 山頂からの視界は上々で、由布岳・久住連山・御前釈迦岳・八方岳、筑後平野の向こうには雲仙岳・多良岳・・・脊振山系の山々と眺望を楽しめた。コンロでお湯を沸かし、ドライパックの豚汁とおにぎりで空腹を満たした。

 一時間ほどのんびり山頂を楽しみ、登って来られた登山者グループに席を譲り下山の途に就いた。九合目付近の「まゆみ」木の梢にピンク色した花実が珍しかった。

 下りは紅葉谷を経て下ったが、途中、脊振山系の見える場所で見事な紅葉が下山の足を止めさせた・・・・。このもみじ谷コースは自然林の中の道で、途中には秋月山城址の史跡も残り、兵どもの夢の跡が偲ばれた。落ち葉の山道と紅葉は足に優しく、牛巌(うしいわ)で往路の登山道に合流し、14時前に登山口に帰って来た。

 多分、今日が今年最後の紅葉探勝登山かもしれない・・・もうすぐ師走、やがて、あちこちの山から初冠雪の便りが聞こえると冬山の世界到来だ!




小さいみつけた!・・


本道寺⇒宝満キャンプ場水場⇒佛頂山(869m)⇒展望岩⇒金の水⇒本道寺


2007/9/18

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 9月18日・・晴れ

 真っ青に晴れ上がった秋の空・・・まさに天高くである。
然し、空の色は秋でも今日から暫く夏の高気圧が勢力を盛り返し、30度以上の猛暑日になるらしい・・・。北岳登山を前に最後の調整を兼ねて宝満山へ妻と出かけた。本道寺登山口周辺の段々畑の稲穂は黄色く熟れ、あぜ道には真っ赤な彼岸花が暦どおりに咲き始めていた。

 9時半ごろ堤谷登山口から沢沿いの山道に這入ると、昨日の雨で水量も多く、一の滝・二の滝・・・命名されて続く小さな滝も飛沫を上げて元気に流れ下って、清涼感はたっぷりだったが、風裏になっているのか無風でとても蒸し暑く汗がにじみ出た。

 足もとの山道には沢ガニがあっちにウロウロ、こっちにウロウロ・・・踏みつけないようにして歩いて行った。途中で倒木が道をふさいでいたので常時携帯の鋸で撤去したが樫の木は堅く、時々のこぎりの刃が挟まって苦労した。

 百日断食の滝上部のシラハゲ尾根道合流点の水場で、冷たい山水で顔を洗い喉を潤し小休止。水筒に山水を補給してキャンプ場方面への道に入った。途中の剣岩は朝日が当たり暑そうだったので立ち寄らずに通過、10時40分ごろ宝満山キャンプ場水場に着き、ザックを下ろし一息ついた。

 水場の上から縦走路に出て佛頂山に11時15分ごろ着き、祠に祭られたお地蔵さんに頭を下げ、北岳登山の安全をお祈りした。

 長崎鼻手前にある、私の休憩ポイントの岩場に11時20分ごろ着き昼飯にした。
下界の暑さもここ山の上では嘘のように涼しく、岩の上に日を浴びながら座っていても吹き抜ける爽やかな風に暑さを感じさせなかった。

 四方は良く晴れ渡っているのに、三郡山から砥石山方面にかけては真っ白な雲に覆われその姿は見えない。山の気象は千変万化、こんなちっぽけな山塊でもその一面を垣間見れる。

 黄金色に熟れる筑後平野の向こうに先週登った御前釈迦岳の山並みが霞み立ち、足もとの岩場の下には少し紅葉をはじめた木々の葉が秋を告げていた。

 下界からかすかに聞こえる12時のサイレンを聞きながら休憩ポイントを出て帰路に就く。縦走路の草むらの中にも色づき始めた葉っぱが小さい秋を教えてくれた・・・。

 下りは、金の水の湧水に立ち寄り、冷たく美味しい名水を二人で10リッターボトルに汲み、ズッシリ重くなったザックを肩にシラハゲ尾根道を下り、真っ青な空のもと、黄金色に輝く稲田の畔に咲いた黄色の花に「お帰りなさい」と出迎えられ、14時前に路肩に止めたマイカーへ帰りついた。

  




小さいみつけた!・・


昭和の森⇒河原谷コル⇒三郡山(936m)⇒前砥石⇒昭和の森


2007/9/6

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 9月6日・・下界は晴れ、稜線はガス

 長い夏休みが終わり二学期が始まった・・・。暫く振りに「緑のおじさん」で交差点に立つと、通学路を通う児童たちは日焼けして逞しく変身し、新一年生も見違えるように大きくなっていた。

 全員登校を見届け帰宅、山行き準備・・といってもザックにおにぎりとお茶を放り込むだけ。後の装備類はいつもザックの中に収納済みでいたって簡単。

 夏から秋の変わり目でこの二〜三日ははっきりしない日が続き、山の方は雲がかかっていた。昭和の森駐車場を9時25分ごろ出発、宇美町の貯水池横から河原谷(ゴウラタニ)へ向かった。

 藪椿などの茂る薄暗い石ゴロゴロの谷筋の道は、無風状態で湿気が高く汗がにじみ出た・・・ 首にかけたタオルで汗を拭いながら黙々と登り、10時少し前にウサギ道分岐に着いた。ウサギ道へ入り込む先行の登山者に挨拶をして、我々は真っすぐ河原谷を詰め難所滝方面へ向った。

 冷たい渓流を飛び石伝いに横切る場所でザックを下ろし小休止、顔を洗い喉を潤し一息ついた。まだ開花前の葉っぱだけのオオマルバノテンニンソウや落花した山紫陽花の中の急傾斜を登り、難所滝分岐を左に見送り直登して10時半ごろ三郡縦走路のコルに出た。

 縦走路に出ると小さなピークを登り下りしながら三郡方面へ向かう訳だが、今日は生憎の天気で眺望こそ利かないが頭巾山横を通り過ぎレーダーサイトの三郡山頂まで、河原谷の急な登りを登った後では鼻歌気分での稜線漫歩。

 11時20分ごろ無人の三郡山頂に着き、手頃な石の上に坐り昼食タイムにした。ススキの穂波の揺れる山頂にはトンボや蝶々が飛び交い、宝満山から続く稜線を境に西側は、谷を這い上がってくる雲の海だが、上空を越える東の風に稜線を越えることが出来ずに渦巻き押し戻され、その対比が面白かった。

 そんな景色を見ながらおにぎり飯を頬張っていると、蝶々がすぐ横の岩に着陸して羽を広げ「奇麗デショ」とポーズをとる。シャッターを押すと納得して上空の仲間たちの所へ飛んで行った・・・?

 12時前にススキの穂波が揺れる山頂を後にした。縦走路はガスの中で西側から吹き上げて来る風はヒンヤリ冷たく「秋の気配」を感じた。欅谷(ツキタニ)Bコースを見送り、前砥石方面へ向っていると足元には黄色のキバナアキギリツルリンドウなど秋を知らせる草花たちが露をまとってひっそり咲いていた。

 欅谷(ツキタニ)Aコースを通り過ぎ、前砥石山手前の分岐から左折、昭和の森へ下るコースに入り尾根道を下って20分ほどで林道に出た。すっかりガスも上り、姿を見せ始めた山々を眺めながら林道をテクテク下り14時前に昭和の森の駐車場に帰りついた。






忍び寄る秋の気配立つ


昭和の森⇒頭巾山(901m)⇒三郡山(936m)⇒昭和の森


2007/8/26

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 8月26日・・晴れ

 まだまだ下界は猛暑の日々が続き、涼しい秋の到来はまだ当分望めそうもないが、でんと腰を据えていた太平洋高気圧も幾分勢力を弱めて来たらしく、この二〜三日は雷雨のお陰で朝夕は幾分凌ぎやすくなってきた・・。

 U‐bahnの仲間と三郡往復縦走以来、お盆や、夏休みの孫たちの相手に明け暮れ、山の方は二週間ほど疎遠になり四王寺山のMTBトレーニングでお茶を濁していたが、久し振りに宝満山系へ妻と出かけた。

 日曜日の昭和の森公園は前夜から泊まり込みの家族連れキャンパー達で大賑わい、駐車場も満タンでやむを得ず頭巾山登山口の入口までマイカーを乗り入れた。

 北の方角は夏の青空が広がっていたが南の方は入道雲がモクモク頭をもたげ、三郡縦走路の尾根筋は雲の中だったので、にわか雨に備えこうもり傘を杖代わりに携えて9時10分ごろ出発した。

 頭巾山への尾根道は自然林の生い茂る急な登り勾配の道で、途中水場もなく視界もほとんど利かない楽しみのないコースだが、トレーニングに汗するにはもってこいのコースだ。全身の毛穴から噴き出す汗・あせ・アセ・・・下界でかく汗は不愉快だが、身体をフルに動かしてかく汗の気持のいいこと!

 流れる汗を拭いながら振り返ると、妻も黙々と休まずについてくる。七合目付近で立ち木にうっかかって休憩している中年の登山者がいた。挨拶すると「水を頭からかぶりたいです」と青息吐息の風情、脱水状態にならないよう水を多めに飲んでボチボチ登って下さいとアドバイスしてお先した。

 10時20分、頭巾山々頂着。高度差、約600mを70分で登ったがこの暑さを考えると良いペースだろう。来月下旬の北岳では、標高約1500mの登山口から標高約3000mの山頂小屋まで比高差1500m登る訳だが、休憩時間を含めて6時間〜7時間はかかるだろう・・・スポーツドリンクで水分を補給して山頂を後にした。

 稜線の縦走路を北に三郡方面へ向かうと、頭巾尾根では感じなかった涼しい秋の風が谷間よりそよぎ、汗ばんだ身体を冷やしてくれた・・・。山道の両側には前回縦走した折に咲いていたソバナの花は枯れ落ち、ママコナ、オミナエシ、ヤマジノホトトギスなどの花が昨夜の雨滴をつけて涼しげに出迎えてくれた。

 三郡山頂に10時40分ごろ着いた。山頂には他県から来られたらしい6〜7名の登山者グループがいて、どれが宝満山?などと会話されていたので教えてあげた。我々も遠方の山に登れば同じことだから・・・。

 山頂から欅谷Bコースへ向かっていると、イヨフウロを縮小したような感じの可愛らしいピンクの花が足許に群れ咲き、福博の市街を見下ろすピークに「すすき」が風にそよぎ小さな秋を告げていた。

 欅谷の沢でザックを下ろし冷たい山水で喉を潤し、ザックから持参の梨を取り出し齧り付いた。梨をかじりながら足元を見ると、岩伝いにサラサラ流れる沢水の中を小さな沢蟹がゴソゴソ登って来たので、梨の屑を投げてやると一瞬固まったが、おもむろに小さな前爪で器用につかんで食べ始めた・・・すると近所に隠れていた家族か仲間たちも現れたので、喧嘩しないように公平に分け与えた・・・。

 沢蟹さん達に別れを告げて下山開始、五合目付近からの林道歩きで妻は雨対策の蝙蝠傘が日傘にチェンジ・・・杖になり、雨傘になり、日傘にとコウモリカサは使い勝手がヨロシイ!12時半ごろ家族連れで賑わう昭和の森へ帰着、登山道具を仕舞って帰路に着いた。




南ア・北岳登山訓練・・三郡縦走往復13時間半!


本道寺⇔佛頂山(869m)⇔三郡山(936m)⇔砥石山(936m)⇔若杉鼻(630m)


2007/8/11

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 8月11日・・晴れ

 今秋、U-bahnの山仲間と登る予定の南アルプス北岳へ向け、仲間の連帯意識と体力養成を図るために、第一回目の井原〜雷山往復縦走に続き、第二回目の鍛錬登山を三郡縦走の往復というハードなプランで実行した!

 メンバーはソフトボール・テニスと万能スポーツマンの世話人Nさん、昨年の鹿島槍に仕事の都合で参加できなかったKさん、鹿島槍登山で膝を痛め今期は無理かと思っていたが奇跡のカムバックを気力で果たしたGさん、そして、U-bahnの元気者トライアスリートのUさん、それと、今回は諸般の理由で参加できない(新婚ホヤホヤ)のHさんと、槍ヶ岳登山を一緒したコケモノのMさんのお二人が特別参加で、我々二人の計8名。

 現在は、手軽に旅行感覚の山旅ツアーで北・南アルプスの峰々やあっちこっちの山々へ登る事が可能だが、それはそれで良いかもしれないが、山頂に立ったというだけで深みのある山行きは期待できないし、皆の後に金魚のフンのように繋がって山頂に立ったというだけで、観光旅行の名所巡り的で面白みはない・・。

 登山という行為は、大自然の懐の中に小っこい人間が入り込んで遊ばせて貰っている訳だが、一旦、自然条件が刃を見せた時に対応できる知識、経験、体力は入山前のトレーニングの中で養い、イザ鎌倉(生死を分かつ)という時、仮にその可能性が百万分の一としてもそれに備えてしかるべきだと思う。山に入ったら自分の命は自分で守るしかないのだから・・・その為のトレーニングはきついのは当たり前田のクラッカー・・・!。

 早朝4時半、吉木公民館交差点前のコンビニで合流、思い思いに食糧や飲み物を購入して出発。本道寺集落を通り抜け、路肩の空きスペースに4台のマイカーを駐車して出発準備をした。まだ辺りは暗く、仰ぐ夜空には星が煌いていた・・・少し白み始めた東の山の端には剃刀のように細い三日月がかかっていた。

 5時頃、Uさんを先頭に登山口から堤谷のコースに入り、足元に注意しながら、小さな滝の連続する沢の横の道を亘り返しながら登って行くうちに夜も明け、6時少し前に、しらはげ尾根道コース分岐の百日断食の碑の前に出て小休止、美味しい山水で喉を潤した。

 夜空の星が消え、真夏の群青色した青空・・黄金色した陽光が稜線の梢の木々を染め、谷間を吹き上げる風が心地よい!山の朝の至福のひと時だ。「金の水」と呼ばれる水場に6時30分ごろ着き、各自、これから続くロングウォークに備えて名水をたっぷり補給した。

 晋地の窟から佛頂山へ出て、樅の木の下の縦走路を進み、6時50分ごろ長崎鼻の展望所に着いた。稜線の東側から吹き抜ける風がとても真夏の風とは思えないくらい涼しい・・・!まだまだ皆さん元気バリバリ

 一息入れて出発。此処から先頭が巨体のHさんに変わり、ゆったりしたペースで一旦難所滝への鞍部へ下り、登り返して小さなアップダウンを繰り返し、7時45分ごろレーダードームの立つ標高936mの三郡山頂に着いた。

 ここからの展望は抜群で、日頃滅多に姿を見せない雲仙岳が有明海の向こうに佇み、多良岳もギザギザの稜線を九千部山の横から顔を見せていたし、英彦山・犬ケ岳や遠くには御前釈迦岳、久住連山の山脈も望めた。

 真夏の太陽の下で皆さんエネルギー補給タイム、足元には福博の町がマッチ箱のように展開し玄界灘の海原が広がり、今から向かう若杉山は遥か彼方だった。
エネルギー補給して山頂を後に縦走路を北へ・・・砥石山へと8時10分ごろ出発した。

 稜線の筑豊側から吹き抜ける自然クーラーの涼風に助けられ、夏の太陽の暑さも気にせずに快調にピークを登り下りしながら、薄紫のソバナの花や奇麗な鬼百合の花たちの出迎えを受けながら前砥石山を通過して9時50分頃砥石山(826m)に着いた。

 山頂は樹林の中で眺望は利かないが陽光を遮ってくれるので休憩するには有り難かった。各自、水分補給や疲れた体をケアして10時過ぎに出発、しょうけ越迄2,6kmの距離で、高度差約300mも下って行った。

 10時50分ごろしょうけ越に架かる橋を渡り、半分壊れた休憩小屋前を通り過ぎ、風通しのいい杉の木立の下で休憩した。
小休止後、往路の折り返し点の若杉山へ出発。若杉山とは良く言ったもので杉・すぎ・スギ・・・杉だらけだ。やまみょうが等の生えている杉の樹林の中の道をウグイスやオオルリなどの小鳥の囀りを聞きながら11時40分ごろ山頂手前の展望台の若杉鼻に着いた。

   朝早くから歩き始めて約6時間半、折り返し点までやって来て振り返ると、宝満山から続く山脈が弓の字型に弧を描いて帰りを待っていた!

 今日二回目の食事タイム。Uさんは8個のおにぎり、4リットルの水・・・などなど、皆さん夫々食料と水の確保はバッチリ。いつも面白いジェスチャーや頓知のきくKさんが二丈岳登山の際に持ってきた「チューチュー」を皆にプレゼント・・Gさんはザックの下に銀マットでくるんだ氷持参と暑さ対策に腐心工夫されたようだ・・・。

 12時15分過ぎ同所を出発。往路を引き返し、しょうけ越を越して砥石山への登り返しに取りついた。
 先頭を引っ張る巨体のHさんのペースもやや鈍ってきたが、焦ることはないマイペースで行きましょうと途中一度の休憩をとり、砥石山に14時35分ごろ帰着、ザックなどを下ろして休憩していると、樫の木に緑の色も鮮やかな昆虫を発見シャッターを押した。

 一年で一番暑いこの時期の長距離山岳縦走、後半のスローペースは止むを得ないと思っていたが、思いのほかに疲れずに歩けたのは朝から一日中吹き続けてくれた涼風様々のおかげで、(下界ではこの日37度を超す猛暑日だった)山の神様も我々の努力に御褒美を下さったのだろうと感謝した。

 三郡山に16時10分過ぎに帰着。風の吹き抜けるレーダー基地建物の横のアスファルトに座り込んで大休止!最後の御馳走の梨にかぶりつき元気を取り戻した・・。    長い夏の太陽もようやく西に傾き、凌ぎやすくなった最後の行程へ向けて腰をあげ、筑豊平野の向こうからオツカレサマと呼びかける英彦山に見送られ、ザックを肩に三郡を後に帰路を佛頂山へ向かった。

 「金の水」の名水を各自今回のW縦走記念の土産にいただき、夕暮れのしらはげ道を下り登山口に18時52分に帰着した。

 こうして無事に全員が往復約26km、13時間半の全行程をクリアー出来たことは貴重な体験となり自信となったと思う。練習で苦しみ本番で笑いましょう!皆さんオツカレサマデシタ。  





昭和の森⇒前砥石山(805m)⇒三郡山(936m)⇒河原谷⇒昭和の森

2007/7/5

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 7月5日・・ガス

 梅雨前線が九州地方を北上したり南下したりして各地に水害のニュースも聞かれるこの頃で、山行きも暫く御無沙汰状態だったが、今日は前線が南下し梅雨の中休みとなったので、宝満山の難所滝へ山紫陽花を探勝に出かけた。

 昭和の森駐車場を9時半ごろ出発、内ガ畑コースの林道を経て前砥石山へ向かった。雨上がりの林道を歩いて行くと萩の花に黄色の蝶がとまり蜜を吸っていたが、ピンクの花に黄色の蝶の羽根の色がナイスコントラストだった。シャッターを押すまで待ってくれ、飛び立つとヒラヒラと前になり後ろになりしばらく先導してくれた!

 4月30日にこのコースを登った時、下山して来る人から「またたび」の花が咲いていると教えてもらったが、二ヶ月経ってどうなったかな?と注意しながら登って行くと、ありました!たった一個だったが丸い実が蔓にちょこんとついていました・・・そこから少し登ると、線香花火が弾けたような感じの可愛らしい花が咲いていた。

 10時頃、尾根道への登山道入り口に着いた。登り始めはいきなり急坂で、昨日の雨が枯れ葉の道を滑りやすくしていたが、樹林の中から聞こえてくる小鳥たちの歌声に(特にオオルリの声)耳を傾けながら登って行くといつの間にかに傾斜が緩み、10時41分に昭和の森から小一時間で宝満山〜若杉山の縦走路に飛び出した。

 ガスが去来する縦走路を北へ前砥石へ足を向けると、縦走路の際にはトラノオやウツボクサの花たちが目を楽しませてくれ、しろもじの木には丸い実がついていた。分岐から20分ほどの11時ごろ前砥石山(805m)に到着、ザックを下ろし一休み・・・砥石山はガスの中で三郡山や宝満山も隠れたり現れたりと梅雨の山である。

 小休止後、三郡山方面へ縦走路をリターン。周囲の山々や下界の景色は見ることが出来ないが、気持のいい風が尾根を吹き抜け足取りは軽い。小さな登り下りをしながら三郡山への途中にはサラシナショウマの花がひっそり咲き、奇麗な蝶々が羽を休めていた。

 ガスと冷たい風の吹き抜ける無人の三郡山頂(気温17度)に12時15分到着、すぐ目の前にあるレーダードームも濃いガスに遮られ見えなかった。昼飯の時間だったが汗で濡れた身体が冷えるので通過した。

 三郡山を過ぎ、縦走路を宝満山方面へ向かうと、ガスの中から話し声は聞こえてくるがホントにすぐそこに接近しなければ姿が見えなかった・・・頭巾山分岐を過ぎて河原谷分岐手前の展望のいい岩の上に登り遅い昼食をとった。

 昼食を済ませ河原谷分岐の鞍部から下って行くとお目当ての「山紫陽花」の群生場所に出るが、その手前にびっしり密集したキノコが生えていた。難所滝分岐付近の谷間には梅雨を彩る薄紫紫陽花が今年も期待どおりに私を待ってて呉れた?

 今日のお目当ての「山紫陽花」の花に見送られ、途中おいしい山水をお土産に汲んで谷間の道を下り、昭和の森手前の貯水池堰堤から山を見ると、ガスが切れて姿を見せた宝満山〜頭巾山の稜線が湖面に影を落としていた。

 14時30分昭和の森駐車場帰着、丁度5時間の周遊登山だった。ガスの中の山歩きだったが久し振りに汗をかいてリフレッシュ出来た。梅雨ももう少し、入道雲の沸き立つ夏山が待っている・・・・!





昭和の森⇒(河原谷)⇒宝満山(829m)⇒佛頂山(869m)⇒昭和の森

2007/6/18

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 6月18日・・ガス

 北部九州地方もやっと梅雨入りし、二三日前から降ったり止んだりの梅雨独特のはっきりしない空模様で山歩きには困るが、田植えには欠かせない雨だから文句は言えない!

 今日も予報では時々雨、所によっては雷雨もあるらしいが、このところ10日ほど山から遠ざかっていたし、河原谷上部、難所滝付近の山紫陽花の花の咲き具合も気になっていたので雨を覚悟で出発した。

 登山口の昭和の森駐車場付近からうっすらガスがかかり、山は灰色の雲のカーテンの中に隠れて見えなかった。ザックにカバーを付け、傘を杖代わりに突きながら貯水池の横を通っていると、トラノオの花が出迎えてくれた。そこから10分ほど行った沢の横に、こんな花が咲いていた・・・葉っぱはたばこの葉に似ていた。愈々、野山の花たちは、この慈雨を受け春から夏の花へバトンタッチだ!

 空気を絞れば水がジュッと出そうな湿度で、ザックを担ぐ背中を勿論、手の甲まで汗が吹き出し、ボクシング選手の減量には持って来いだ。山の朝を演出する小鳥たちのコーラスもこの深いガスの中では演奏中止らしく聞こえなかった。

 昭和の森から登るときは何時もそうだが、登山コースはその日、その時の気分しだいで登っているが、ウサギ道を登るときは何時も佛頂山から三郡方面へ向かっているのだが( 宝満山頂は何時も登山者が多いので敬遠 )今日は久しぶりに宝満山頂に登ってみようと縦走路を右折し、ガスの去来する稚児落とし岩壁横の鎖場を登って11時半ごろ宝満山頂(829m)に着いた。年間約30万人の登山者の山だけあって、このガスの中にも拘らず20人以上の登山者が思い思いに休憩したり食事をとっていた。

 山頂上宮の後ろの岩場の上でザックを下ろし小休止。山の稜線北側は雲の海で、南側は晴れていて足元にはキャンプセンターの赤い屋根も見え、佛頂山がガスに見え隠れしていた・・・。30分ほど休憩し、下山しかかると岩場の片隅に黄色の珍しい花が咲いていた。

 岩場を慎重に下り、霧の中からカッコーの鳴き声が聞こえる縦走路を10分ほどで佛頂山々頂。祠の石仏さんに挨拶して素通りし、縦走路を下って行くと道の際にナルコユリが葉っぱの陰に隠れてぶら下がっていた。

 長崎鼻の先の鞍部から急傾斜の河原谷へと下って行き、水場付近からお目当ての山紫陽花の群生地に入るが、まだ残念ながら赤ちゃんで、後10日程しなければならないようだった。稜線では遠雷の音も聞こえていたが何とか雨に合わずに昭和の森の駐車場に帰り着いた。

    





昭和の森⇒(河原谷)⇒佛頂山(869m)⇒昭和の森

2007/5/17

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 5月17日・・晴れ

 児童の通学路で交通整理をしていると、西の風が強く何度も帽子を飛ばされそうになり子供たちから笑われた・・・低気圧が去り大陸からの高気圧の張り出しで気圧の傾きが強くなった為で、一緒に黄砂も連れて来たらしく山も霞んでいた。

 帰宅して妻に宝満山へ行こうか?と声をかけると、OK!了解と二つ返事でお昼のおにぎりを作り、9時半ごろ自宅を出た。

 昭和の森の駐車場には既に持ち主の居ないマイカーが6台ほど停まっていた。我々も山靴を履きザックを肩に10時5分ごろ駐車場を後に、シャクナゲ公園の横から宇美町の貯水池サイドを抜けて河原谷への道を佛頂山へ向かった。

 初夏の瑞々しい緑の樹林の中の山道に、黄色の木イチゴがたわわに熟れて「どうぞお味をお試しあれ」とばかりにアピールしていたので、刺に注意しながら摘み取って口に入れるとほのかに甘すっぱい味がした。

 朝の山の恵みをおいしく頂き、爽やかな山の空気の中に身を委ね、山道を登っていくと道の両側には紫の色も濃いいアザミの花たちが見送ってくれる。 森林浴のシャワーを浴びながら河原谷の石ころだらけの道を登っていくと岩陰に、ヤマエンゴサクによく似た菫の花がひっそり咲いていた。

 難所滝の上近くではホウチャクソウが風にゆらゆら揺れ、樹林の彼方からは夏鳥のハミングが盛んに飛び交い、梅雨入り前の爽やかな季節を謳歌していた。

 最後の急坂を登り終え、三郡縦走路に出て右に登ると長崎鼻と呼ばれる展望の良い岩場で、そこから、100メートルほど行った左手の灌木の中に我々の「お気に入り」の休憩ポイントがある。

 南東方面しか開けていないが、足元には柚須原方面の集落が見え、視界がいい時は英彦山・古処〜馬見連山・耳納・御前釈迦・久住連山・・・・等々の山も望めるのだが、今日は黄砂飛来で望めないのは残念!

 その「お気に入り」の展望岩に座り、まだ11時20分と早かったがお昼にした。すぐ下の岩場の横に真っ白な「ハイの木」の花とベニドウダンの花がレストランに彩りをつけてくれた。

 この辺りは、樅の木が多いが丁度今が芽吹きの時で、その淡い新緑の色は何とも形容しがたい優しい色あいである。

 12時少し前に「お気に入り」の展望レストランを後に佛頂山からウサギ道を下り、昭和の森手前の宇美町の貯水池堰堤の上で小休止をした・・・堰堤の上には黄色の月見草を小さくしたような花とアザミの花などが咲き乱れ、湖面の向こうには頭巾山から佛頂山のピークが連なりちょっとしたビューポイントであり、私は此処から見る景色が好きだ。

 たった3時間半ほどの行程だったが、しっかり汗もかき、美味しい山の空気をいただき気分爽快!帰路へついた。  





昭和の森⇒前砥石山⇒三郡山⇒頭巾山⇒昭和の森・・

2007/4/30

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 4月30日・・晴れ

 昭和天皇の誕生日が「昭和の日」となった29日、連休で混雑する郊外の山を避け、車で20分の宇美町昭和の森から三郡山系の前砥石山から頭巾山へ入山した。

 駐車場はもう10台ほどのマイカーが駐車していた。此処から登るときは、頭巾山か、つき谷から三郡山、或いは河原谷から佛頂山方面へ登るが、今日は趣向を変え砥石山へのコースを選び、8時30分ごろ駐車場を後にした。

 2003年7月の大水害から約四年の月日がたち、水害復旧工事も殆ど終わり山も随分落ち着いてきたが、まだあちこちに残る山肌が削り取られた爪痕は痛々しい。

 大水害で広くなった沢の中につけられた舗装道路の林道を登っていくと、道の両側には初夏を迎えて沢山の草花たちが咲いていた。まず一番目には青紫色した「ヤマエンゴサク」が続いて「ホウチャクソウ」さん・・・「ヒメオドリコ」さん・・・紫色の蔓草さん・・・黄色の名前のわからない花・・・etc。

 林道を約30分ほど登ったところで、もう上から下山してくる登山者と離合する。離合してすぐにその人が大きな声で何か言われたので何だろうと立ち戻ると、沢のヤブの中を指差し(「ウベ」の花がサイトるばい)と教えてくれる。秋には山の珍味としてなっているのは見かけるが花は初対面だったので早速パチリ!

 「うべ」のおじさんと別れてすぐに前砥石山への入り口。いきなり急勾配の道だったが、やはり、林道歩きより優しい土の感触が伝わる山道が良い。落ち葉の積み重なる道をガサガサ登っていくと銀色をした「ギンリョウソウ」が落ち葉の中から顔を覗かせていた。

 傾斜が緩んでくると尾根道の縦走路も近い、9時45分ごろ三郡縦走路に出ると南寄りの風が尾根を吹き抜け、汗ばんだ肌に気持ちよかった。

 小さなピークを登り下りする縦走路の両脇には、いろんな種類のすみれの花などが次々に現れ目を楽しませてくれた。

 昭和の森を出て約一時間半の10時02分に前砥石のピークに到着した。山頂にはでかいスズメバチが二匹ホバリング中で、一旦飛び去っても又すぐに飛んできてブーンブーンと羽音を鳴らし威嚇する。昨年は金山でKさんとスズメバチに刺され痛い目にあったので刺激しないように隅っこの方で大人しく休憩させて貰った?

 山頂の一角に濃い紫色のスミレと春リンドウの花がひっそり咲き、福博の街はマッチ箱のように展開し、連休で賑うざわめきも聞こえず、此処は風の音とスズメバチの羽音のみの静寂の山頂だった。

 10時15分、山頂の主のスズメバチさんに別れを告げ、縦走路を南へ三郡山方面に出発した。
道中、妻は所々に出ていたワラビを目ざとく見つけ、もっと生えていないかキョロキョロしながら遅れがちに連いてきた。私は奇麗な花や風景などのシャッターチャンスを窺いながらカメラを片手に、妻は、ビニール袋を片手に「花より団子」今晩のおかずの足しにと目を皿にして歩いた・・・?

 南の風が吹き抜ける三郡山頂を11時15分通過、そのまま縦走路を頭巾山に向かった。途中の天の泉で昼食にと思ったが、日照り続きのせいか枯れていたのでこれまた通過して頭巾山への分岐に来ると、何とPC教室仲間のHさんと妹さんに遭遇する。
挨拶を交わし奇遇を喜ぶ。「主人が遅れているので待ってます」との事、今から我々が下る頭巾山を登って来られたそうで、あっちこっちの山歩きをしているHさんは兎も角、時々しか山登りしていないご主人にはこの頭巾山のきつい登りは大変だ。

 途中で会ったら15分も待っていると伝えて下さいと伝言メッセージを受けてお別れし、少し行った頭巾山手前でご主人に出会う。ご主人曰く「私ゃ登らんと言ったのに・・・無理に連れだされました」とにが笑いしながら後を追われた。(中高年登山者は断然女性の方が強いです!)

 山頂の一角に座りおにぎりの昼食タイム。タクワン・ウメボシ・ノリだけのシンプル食事だが、山で食べるおにぎりは本当にうまい!疲れた身体に元気を注入してくれる。

 昼食を終え後は一気に急勾配の頭巾尾根を下る。今年は、シャクナゲもミツバツツジも裏年らしく花芽が少ない。その代わりではないが、すみれの花たちがあっちこっちに咲き誇っていた。

 12時45分ごろ約四時間の山歩きを終え、家族ずれで賑う昭和の森に帰って来た。  





桜の四王寺山へハイキング・・>

2007/3/28

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 3月28日・・晴れ

   昨日、K君とMTBで走った四王寺山の桜を、今日はゆっくり歩いて眺めてみようと妻と長女を誘いハイキングへ出かけた。

 総合体育館前に車を留め、真っ青な空と爽やかな春風がそよぐ四王寺山林道へ出発した。
四王寺山登山なら毘沙門天への遊歩道が車も通らずに近道だが、お目当ての桜は林道沿いにしかないので、アスファルトの道を登ることにした。

 体育館前から少し行くと早速見事な枝ぶりの桜に出迎えられる。桜をバックにハイポーズ!

 平日なので車も少なく、ゆっくり桜の花を眺めながら歩けるので嬉しかった。昨日の雨で一段と瑞々しく淡い桜花のオンパレード・・さくら・・ サクラ・・ さくら・・・ 桜・・・

 30分ほど登るとピンク色の桜並木の中に、黄色いミモザアカシアの花が異彩を放ち、すぐ横には真っ白なこぶしの花が風に揺れていた。

 大野城市街の街並みが足元に見えてくる頃、道路際に珍しい紫色の花の群落に出会う。帰宅後インターネットで調べると「蔓日々草」とあった。がけ崩れ防止の吹きつけ工事の際に紛れ込んでいたのだろうが、コバルトブルーの花の色は竜胆の花の色と同じで美しかった。

 桜並木に別れ、毘沙門天への遊歩道に這入り凡そ15分、出発点から一時間半ほどで四王寺山最高点(大城山・410m)の毘沙門天前に着いた。鳥居の前にはミツマタの花が春の日差しの中にひっそり咲いていた。

 階段をのぼり、拝殿の中から般若心経を読む声が聞こえる毘沙門天様にお賽銭をあげ拝礼をし、山行きの安全をお願いした。

 四王寺山の尾根筋につけられた道を10分ほど辿ったところにある展望台で昼食タイム、丁度12時だった。
テーブルに弁当を広げ、春霞にけむる山々を眺めながら頂いた。

 展望広場の芝生には小さな紫色したすみれの花や、ヤブツバキの花が咲き、陽気に誘われ飛来してきた蝶々がダンスを披露してくれた・・?

 下山は林道を通らずに遊歩道を総合体育館前まで下った。振り仰ぐ四王寺山のあちこちに点々と桜の色模様が春本番を告げていた。

 





桜の四王寺山へMTBで・・

2007/3/27

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 3月27日・・曇り後小雨

 公休日の朝、コタツで新聞を読んでいるとリンコーンと玄関から呼び鈴の音。

 出てみるとK少年が「おじちゃんMTB買ったから何処かに連れてって」とニコニコ顔で立っていた。K君は、私がミドリのおじさんをしている通学路を通う来学期から六年の学童で、小一の時からの顔なじみだ。

 彼は、いつも、私の立っている通学路を通る学童およそ150人ほどの一番どん尻に、始業時間など我関せずと通学する大物で、彼が来るまで私のミドリのおじさんは終われない。

 そんな彼だが憎めないキャラの持ち主で、夜は、筑紫野市の町道場に通い柔道や相撲を習っているそうで、体重は私よりも10キロも多い・・・!

 自転車に興味があるらしく、私がトレーニングを兼ねMTBで四王寺山を行き来しているのを見て、貯金がたまったらMTBを買うから僕も山に連れてってと言っていたが、その待望の自転車を手に入れたそうで、さっそくお呼びがかかった訳だ・・・。

 空模様が今一つで小雨がパラついていたが、K君の熱意と笑顔に負けてジャージーを着込み出発準備を済ませ、初ツーリングへとペダルを漕いだ。

 市街地を抜け、愈々四王寺山麓の林道に這入る。平坦地では連いて来ていたK君も、山道の上り勾配になると体格はいいが、未だ少年の基礎体力では無理のようで「おじちゃん待ってくれー!」とスローダウンして肩で息をしている。

 何度も休憩をしながら総合体育館から来た道との合流点で休憩し、今日は初日だから無理せずに引き返そうかと言うと、「もう少し上まで頑張りたい」と根性のあるところを見せる。

 ここ二三日の陽気で桜並木の桜が一斉に咲きほころび、ロケーションは最高!ふき出す汗も心地よい。

 足もとに我が大野城市の街並みを展望できる場所まで登り、咲き始めた桜をバックに写真を撮り、雨粒が大きくなってきたので今日は此処までにしようとUターン、雨でぬれた路面でスリップしないように注意しながら一気に山を駆け下り、初ツーリングは終了した。 

 





昭和の森⇒難所滝⇒三郡山⇒昭和の森・・

2007/3/16

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 3月16日・・曇り

 弥生三月というのに寒の戻りで毎日寒い日が続く。
交差点で通学する子どもたちを見送りながら、東の方角を見上げると三郡山系の稜線が白く冠雪している・・・。

 昨日の氷雨は高いところではやはり雪だったのだ・・・。帰宅後、朝食を済ませやおら山行き準備・・といっても、常時スタンバイしているザックにおにぎりとテルモスに熱湯を入れるだけでゴー!

 今日はいつも同行する妻がボランティアの会議とかで一人旅・・・。9時半ごろ自宅を出て、登山口の昭和の森公園駐車場に向かった。

 広い駐車場はがらんとしてたった一台だけ乗用車が駐車していた。山靴に履き替え車外に出ると、木々の梢を鳴らして吹き付ける寒風が襲い掛かり、厚手のジャンパーを羽織らされた。

 今日は、河原谷から難所滝を経て縦走路に出て、三郡山から欅谷を下り昭和の森に帰ってくる予定で、9時55分、駐車場を後にした。

 貯水池を過ぎ杉林を抜け、下の駐車場から来た林道に合流して暫く登ったところでウォーミングアップ終了、体が温まったのでジャンバーを脱ぎ、半袖アンダーウェアーシャツだけになる。

 寒のしまった山の冷気の中、吐く息は白いが額からは汗がにじみ出てくる。息を弾ませ谷間の中の道を登っていくと、あちこちから「山の音」が聞こえてくる。

沢を駆け下る水の音・・・ザーザーと梢を鳴らして通り抜ける風の音・・・ギーギーと語りかけてくるのは樹木同士が身体をこすり合わせている音・・・。春・夏・秋・冬、それぞれに「山の音」が移り変わる・・・今は「冬」の音だ。

 約35分で佛頂山へ向かうウサギ道分岐、直進して難所滝方面へ進む。沢を渉り暫く登った600メートル付近で雪が見え始める  やがて、難所滝分岐に出て左折、雪の付いた急坂をロープをつかんでよじ登ると「氷のカーテン」の難所滝だが、今冬はその芸術作品が見られなかった。

 滝の前の岩場の道を横切り、縦走路への急こう配の道は積雪で足場が悪くスリップばかり、雨の後に積もった雪はジュクジュクで、樹木がその湿雪の重みでたわみ、道を塞いでいた。

 標高800メートルを過ぎたあたりから急に積雪量が増え、振り返ると自分の足跡がドボッ、ドボッと雪の上に残されていた。

 雪の無いときでも滑りやすい最後の急斜面を立ち木を手がかりに登り終えると、縦走路へ東に、雪の緩やかな道を辿る。

 縦走路に11時20分ごろ出る。若杉・砥石・三郡・頭巾・佛頂・宝満と続くこの山系は登山者の数も多く、余程の悪天候でない限り登山者に出会わない事はないが、雪の縦走路には誰一人通った足跡がなかった!

 積雪の量も増え、10センチ程になりスパッツをつけていなかったのでズボンの下の方は雪だらけとなった。木々に積もった雪や氷が風が吹きつけるたびにバラバラと降りかかるので、雨も降っていないのに折り畳み傘を差して凌いだ。

 頭巾山分岐付近から三郡山までは雪の量も増え、道の両側の灌木の枝に氷が付着しクリスタルガラスのようにキラキラ光りとても幻想的だった・・・。

 この雪景色もこの冬最後だろうから、白銀の雪を踏みしめその感触を楽しみながら歩いていると、三郡山手前の休憩ベンチ付近で今日初めて登山者と離合した。
 挨拶してお話しすると、昭和の森から欅谷Aコースを登ってきたとのことで、私と反対周りに登ってこられたのだった。それでは又、下でお会いしましょうと別れ、柚須原から来た車道に出て近道のフェンス沿いの道に入ると、フェンスにとても見事な霧氷がびっしりと咲いていた!

 山頂手前の最後の急坂にはダイヤモンドのような氷の破片が(樹木に付着していた氷が風で吹き落された物)雪の上に散らばり、今日はとても珍しい冬の景色を見せてもらったようで、山の神様に感謝々!    無人の寒風吹きぬける三郡山頂に丁度12時ごろ到着、四方は低い雲に覆われ、今、歩いてきた縦走路の山々が寒そうに佇んでいた。昼飯の時間だったが寒かったので敬遠して早々に山頂を退散し、下山の途に就いた。

 欅谷の上部の荒れ沢を横切るところを抜けると、後は雪も少なくなり林道付近に出るあたりは雪のかけらも見当たらず、山上の雪と寒さが嘘のようだった。

 林道を下っていると、小さな花が点々と咲いているのを見つけ、シャッターを切ったが残念ながら名前が判らない。やがて、お彼岸の入り、日一日と春めき、枯色の野山も色とりどりの花たちや小鳥の声に充ち充ちる日も近い。

 登山口の昭和の森に13時20分ごろ帰り着く。何と、三郡山で離合した登山者と同着だった・・・・。

 





昭和の森⇒佛頂山⇒三郡山⇒昭和の森・・

2007/1/22

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 1月22日・・晴

 本年最初のホームグランド、宝満山系へ入山!

 例により、子供達の通学路でミドリのオジサンを済ませてからの出発で、登山口の昭和の森駐車場に着いたのはもう10時過ぎだった。

 月曜日だというのに駐車場には5〜6台のマイカーが駐車していた。難所滝の凍結時期なら不思議ではないが、どういう風の吹き回しだろう・・。

 此処からは、@河原谷経由宝満山&佛頂山 A頭巾尾根から頭巾山 B欅谷A・Bコースから三郡山&砥石〜若杉山と、放射状に登山コースがあるので、@を登ってBを下山、或いはAを登り@から下山・・・と、その日の気分で登山コースを選べるのが有難い。

 という事で、今日は@の登山コースを選び昭和の森を後にした。
貯水池の上部では水害復旧工事の砂防ダムが建設中で、大型のトラックが出入りしているが登山者の通行には差し支えは無い。

 杉林を越えると下の駐車場からきた林道に出会う。その林道を右手に沢の水音を聞きながら登って行くと林道の終点、此処まで凡そ20分ほど。   歩き始めは肌寒かったが、身体が温もったので早めに衣服調整、長袖のシャツを脱いで半袖一枚の軽装になる。

 暖かい季節のときなら汗をかいてもそう苦にならないが、冬場はザックと背中の間がどうしても汗で濡れるので、休憩のときなどにザックを下ろして再度担ぐときは「ヒー冷てー」の思いをしなければならない。

 だから私は冬でも薄着で、離合する登山者がヤッケなど着て歩いているのを見ると違う人種かな!?と思ってしまう・・・。

 河原谷からウサギ道に入る分岐点まで約30分で、ここから枯れ沢を渡り暫く急な登りが続くが、程なく傾斜も和らぎ、雑木林の道を登って行くと高度も高まり樅の大樹などが出てくるとやがて、宝満山頂から来た縦走路に出る。

 縦走路を左折してチョイと登れば佛頂山々頂・869mで、登山口から70分ほどだった。
山頂の祠に手を合わせ新年の挨拶と、今年の安全登山を祈願する。

 山頂から縦走路を三郡方面に行った長崎鼻手前にある、私のお気に入りの見晴らしの良い小さな岩場に立ち寄り少し早かったがお昼にした。

 半袖シャツにも拘らず、ザックにあたる背中は汗びっしょり・・ 
裸になって長袖シャツに着替え、木の枝に濡れたシャツを干し、岩の上に座り昼食。

 此処は南斜面で北風があたらずポカポカと暖かい陽光がさし、筑豊方面から筑後方面の眺めが良く、目の前に英彦山や北九州の山々や、古処〜馬見連山の向こうには久住の峰々も見えるのだが今日は、春霞のように霞んでその姿は見えなかった。

 12時20分頃お気に入りの岩場を後に三郡山へ出発する。
一旦、長崎鼻から河原谷コルに下ると、谷を吹き上げてくる風は身も心も凍てつきそうな冷たい風で、半袖シャツの私を震え上がらせた。

 この時期、山は花の姿や小鳥の声も無く淋しいが、よく見ると木々の梢には小さい新芽が寒さに震えながら来るべき春の訪れを待っていた・・・はーるよ来い♪・・はーやく来い♪♪

 アップダウンを繰り返しながら頭巾山分岐を通過すると、三郡山のレーダードームは近い。
柚須原から登ってきた車道に出てフェンス沿いに近道すると三郡山々頂・936m12時55分だった。

 写真を撮って滞在1分で出発、縦走路を5〜6分下った分岐から(Bコース)の欅谷コースを下山した。

 先年の災害で崩壊が激しかった登山道もやっと落ち着いてきたが、それでも、あちらこちらで尚、落石や崩壊の惧れがあるので、降雨の激しいときはこのコースは遠慮したほうが良いだろう。

 三郡山頂から約一時間チョイ、14時過ぎに登山口の昭和の森駐車場に戻ってきた。





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