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〜福岡近郊の登山者数NO1の宝満山へようこそ!〜

宝満山々系 『'06年度』


宝満山々系の概略図


柚須原⇔三郡山⇔砥石山⇔若杉山・・往復行動時間15時間(休憩含む)

2006/8/6〜7 (晴れ) 〔ミニ写真クリックで大きくなります〕

午前1時過ぎ三郡山頂 足許には街の夜景が 十二夜のお月様も一緒に 砥石山の下りでご来光
若杉の鼻より三郡展望 若杉山頂・午前7時05分 薄紫のソバナの花




 猛暑を敬遠し、今回の北ア訓練第二段は夜間行軍・・・。メンバーは前回の背振⇔金山と同じ、Nさん・Gさん・妻・私の四人。

 山は、柚須原より三郡⇔若杉の往復コースで、前回よりもアップダウンが多いのが特長。夜間登山で涼しいのはいいが、反面、ヘッドランプだけでの灯りで柚須原から三郡山頂までの荒れた沢伝いのルート探索が心配だった。

 県立射撃場を通り過ぎ杉林の中の林道脇のスペースに車を留め、各人ヘッドランプの灯りを点けて出発、22時45分だった。

 沢伝いの林道を、ランプの光りを頼りに私・妻・Nさん・Gさんの順序で歩いて行く。
振り仰ぐと、左手の黒々とした尾根の上に十二夜のお月さんが「頑張れよ!見ているからね」とエールを送ってくれる。

 林道が切れると愈々山道に差掛かる。暫く歩くと、ランプの光芒の中に白い案内表示板が浮かび、左は渓流コース右は尾根道コースと表示してある。明るいときなら夏は渓流コースが面白いが、夜間登山ということで安全な尾根道コースを選んだ。

 黙々と植林の中の道を尾根を巻くように登って行くと沢音が遠くなるが、やがて沢からの渓流コースと合流する。
 宝満山々系の山は2003年の大水害で被害が出たが、稜線北側は復旧工事も進み登山道も復活して以前の賑いを見せているが、反面、南側は手付かずの状態でどのルートも荒れたままの状態で、辛うじて愛好者がルート標識類を取り付けたり、倒木類などを切断したりして昼間の登山ならどうにか登れるが、夜間はその標識が中々見つからず予想はしていたがに苦労した。

 全員で沢を渡渉する付近では、ランプの光芒の先の標識類を見つけようと眼を皿のようにしたが、何度も見逃して沢の中を行きつ戻りつした。
 時々、道を探すライトの光りの中に金色に反射する森の住人の眼が「何をしているのダイこの夜更けに?」と言っているようだった。

 お互いに足許や頭上の樹木を教えあって、沢に落ち込んだり、木の枝に頭をぶっつけたりしないようにしながら何とか難所を通り抜け、宝満川源流の水場に到達する事が出来ひと安心、美味しい源流の水で喉を潤した。

 やがて山頂のレーダーサイトに至る車道に飛び出す。西南の方向には登山口で見たお月さんがニッコリ笑って「よく来たね」と我々の到着を待っててくれた?

 筑豊方面や甘木方面の街の灯りがキラキラと瞬き、山々は黒いシルエットになり眠りについているかのようだ・・・此処までの悪戦苦闘が開放され足取りも軽く、鼻歌交じりで真夜中の三郡山頂に立った。時計は1時20分で、昼間のタイムより一時間ほど余計にかかった。

 ザックを置いて大休止。各人それぞれに暫し夜空の星たちや、街の灯りを眺めたりして開放感に浸った。
30分ほど休んでザックを担ぎイザ進路を北へ、縦走路はしっかりしているので是までのように道探しの心配は無いので気が楽だった。

 夜露に濡れた葉っぱなどが身体を濡らすが冷たく気持ちよかった。左側には我が百万都市、福博の街の灯りがスモッグの下に幻のように展開し、尾根を越える夜風が心地よかった。

 ピークを何度か登り下りしながら3時過ぎに見晴らしの良い前砥石山々頂に着く。まだ体力気力は充分だったが早めに仮眠タイムとして、今後の長距離歩行に備えた。

 シートの上に寝転んで満天の夜空を見ていると、スーッと流れ星が尾を引いて消える。子供のように皆夢中になって消えるまでに願い事をと、星の流れに願いを託した・・・。Nさんキット宝くじ当たりますよ!

 そのNさんあっという間に夢路に這入ったらしくグーグーといびきが聞こえる・・大物バイ!

 4時半起床、同50分頃山頂ホテルを後に一旦下り上り返すと砥石山826m、5時10分頃だった。星の瞬きが一つ二つと消え、次第に明るくなり東の空が真っ赤に染まるとやがて夏の太陽が姿を現した。

 この縦走路最低鞍部のショウケ越に架かる人道橋を亘ると直ぐに古びた山小屋があって、小屋の前には大きく見事なウバユリの花が咲いていた。勝手にこの小屋の名を「ウバユリヒュッテ」と命名・・・?

 小休止し、名前通り杉だらけの山道を小一時間で今回の折り返しポイント「若杉山」山頂に着いた。時計は7時05分だった、鉄塔や施設の建物ばかりで眺望も利かないのでトンボ返しに「若杉の鼻」と呼ばれる展望台に引き返し朝食タイムにした。

 いつも思うが、人間の足って凄いな・・と。夜行登山で歩いてきた山々が朝の光りの中に黒々と遠く霞み、三郡や宝満山は遥か小さくなっていた。千里の道も一歩から、何事も取り組んでみて初めて結果が得られる。座していては何も始まらない。

 8時前に今来た道を引き返し、一時間歩行15分休みのペースですっかり明け放された緑の縦走路を南へリターンする。誰か冷蔵庫の扉を開けて呉れたように涼しい風が尾根道を吹きぬけ、疲れた山の旅人を元気ずけて呉れた。

 11時半ごろ三郡を素通りし、天の泉の水場で摂氏14度の冷たい山水で気合を入れなおし、登山口に13時17分全員無事元気バリバリに帰着した。

 久し振りの夜間登山はこの暑い夏には最適ではと見直した・・・星・月・風・etc。夜の山は魅力一杯だ。

* 行動時間は休憩時間も含め約15時間でした。ちなみに飲料水は一人平均3リットル消費しました。     





昭和の森〜河原谷〜ウサギ道〜佛頂山〜河原谷

2006/7/12 (晴れ)



写真は、群青色の夏空広がる佛頂山と河原谷難所滝付近の山あじさいの花。

 やっと梅雨明けを感じさせる気配がしてきた・・・。  今朝、子供達の通学路でミドリのおじさんをしていると、何処からか元気のいいクマゼミの鳴き声が聞こえてきた。

 気象台の予報よりも、自然界の動植物のほうが四季の変わり目や異常を察知する能力は間違いなく優れていると思うので、先ず梅雨明けは時間の問題だろう。

 仕舞いの習い事をしている妻を迎えに行き、お昼を食べてから汗を流しに宝満山へ行こうか・・・という事で、13時ごろから宇美町の昭和の森へ車を発進させた。

 先月、雨天登山の野道山以来の山歩きで何となく心が弾む。照りつける午後の陽光は厳しいが、木陰に入ると谷川から吹き抜ける風が心地よい。

 夏季は、公園の下のゲートが閉まるので手前の駐車場からの歩きになる。貯水池の上を林道伝いに登って行くと工事中の看板があり、立ち入り禁止と書いてあるが歩行するのには何の問題も無かった。

 河原谷の山道を汗ブルブルかきながら30分ほどで、河原谷難所滝方面とウサギ道経由佛頂山への分岐に着く。

 気温と湿度が高いので熱中症予防の為にスポーツドリンクなどを多めに取りながら、汗まみれになってウサギ道の急坂を登っていくと、ジグザグ道の進行方向が変わったとき、値千金の涼風がサラサラと吹きつけ、火照った身体を冷やしてくれる・・・一休み。

 標高が700mを越すと道は緩やかになり、間もなく、宝満山〜三郡山〜若杉山の縦走路に出る。

 縦走路を左に数分で石の祠の祀ってある佛頂山々頂に着く、昭和の森から1時間半だった。

 山の安全を祈願して5分ほど行った岩場の展望台でザックを下ろし暫し休息。英彦山の上に真っ白な入道雲がモクモクと頭をもたげ、群青色の空が「夏山の季節」だよ!と呼びかけていた。

 河原谷を下っていくと、淡紫の山あじさいの群落に出会う。下界の大ぶりなあじさいと違い、線香花火みたいな可憐な薄紫の花びらが谷間を彩っていた。

 途中の水場で冷たく美味しい天然水をボトルに7L汲んで、17時ごろ登山口の昭和の森に帰着した。





昭和の森〜河原谷〜難所滝〜三郡山〜欅谷〜昭和の森

2006/6/10(晴れ)



写真は緋色の山ツツジと可愛いい鳴子ゆり

 久し振りの地元の宝満山々系入山。

 ダムの横から河原谷コースへの入り口には「立ち入り禁止」の看板が立ててあったので、まだ水害復旧工事が終わっていないのかなと思いつつ這入って行くと、もう工事は終了していて通行には何の差しさわりもなかった。

 山道の横の草むらには真っ赤な草イチゴの実が点々と熟れ、真っ白なガクウツギの花はそこら中に群れ咲き、頬を撫でて通り過ぎる爽やかな朝の風や、谷間のせせらぎの音が初夏の山を演出している。

 30分ほどで佛頂山へのウサギ道分岐、沢を渡って暫く登ると人の声が聞こえる。
近ずくと三人の女性登山者が何かに熱中して声を掛け合っていた。
 よく見ると、一人は木の上。何をしているの?と問うと「コレコレ」と得意そうに収穫物の木くらげを見せてくれる。

 彼女達はきっと山の幸の狩人だろう・・・あちこちの収穫物のポイントを知っていて、何月頃は何処に何が、何月頃は此処に何がと、山登りプラスアルファーを楽しんでいらっしゃるのだ。弟子入りしなくては・・・・!

 冬は氷の芸術を見せてくれる難所滝も、今は流れ落ちる水に岩肌を光らせているだけでその面影は知る由もない。

 滝の前を横切り、急傾斜の道を攀じ登って三郡縦走路への道を登って行くと、新緑の中に色鮮やかなヤマツツジの花が目に付く。
 ミヤマキリシマやミツバツツジなどの華麗さはないが、如何にもツツジの本家は私だぞ!と言わんばかりの素朴な温かみと色合い野太さを感じさせる・・・・君も素敵だよ!

 一時間足らずで宝満山から若杉山への縦走路に出る。尾根筋に出ると谷間では無かった風が南側から吹き抜け、汗びっしょりの身体に心地よい。カッコーの声が一層の涼味を増してくれる。

 三郡山手前の水場「天の泉」に立ち寄り、とても冷たい湧き水を持参の水タンクに戴く。
ザックに収納していると直ぐ横に可愛い鳴子ゆりがゆらゆら揺れている。上から見ると葉の陰になって分からないが、目線を下に下げると葉っぱの裏側にずらりぶら下がっているのを発見できる。

 三郡山頂から欅谷(ツキタニ)を下り、約3時間で昼飯前に出発点の昭和の森に戻ってきた。





本導寺〜堤谷〜吊船岩〜佛頂山〜金の水〜本導寺

2006/4/27(曇)



写真は左より、佛頂山頂(869m)・珠のしずくをつけたアオキの実・三つ葉つつじの花

 本導寺集落の家々の付近は、萌え出ずる新緑の中に色とりどりのツツジ・石楠花・藤・ボタン桜・花・々・々・・が咲き乱れ桃源郷の趣き。

 田植え前の田んぼには蓮華草が風に揺れ、蛙の声がケロケロと初夏の訪れを告げていた。

 10時過ぎに堤谷登山口から佛頂山へ足を踏み入れる。

 道の両側には白い野いちごの花が点々と咲き、藪つばきの落花がびっしりと道を埋め、山靴で踏み敷いていくのが忍びなかった・・・。

 堤谷沿いにつけられた山道は何度か沢を横切り、梯子などを登ったりしながら高度を稼ぐが、小さな滝には夫々に名前がつけられ一の滝、二の滝、初音の滝・・金剛の滝・・水垢離の滝・・etc、最後は百日断食の滝となり、尾根道に変わる。

 少し登った分岐から道を左にとり、吊船岩からキャンプセンター水場方面へ進んだ。

 吊船岩付近の新緑の中に淡いピンク色の三つ葉ツツジが現れ始めるが、高度が760m付近のキャンプセンター水場から佛頂山(869m)あたりのツツジはまだ濃いピンク色の蕾のままだった。

 あと4〜5日もすれば一気に開花するだろう。縦走路を三郡山方面へ200メートルほど行った展望岩に
11時20分ごろ着いた。

 少し早いがザックを下ろして昼飯にする。天気予報では晴れの予報だったのだが曇り空で、いつもは直ぐそこに見える英彦山の姿も隠れて見えなかった。

 下りは、晋地の窟から金の水へ立ち寄り水タンクに美味しい金の水を戴く。

 百日断食の滝からシラハゲ尾根をくだり登山口に13時15分ごろ帰着するころには、皐月の青空が広がり、振り仰ぐ宝満山が萌えいずる新緑に覆われ笑っているようだった・・・。





昭和の森〜難所滝〜三郡山〜昭和の森

2006/1/10(曇)



写真は左より、難所滝完全凍結・尾根の雪道・三郡山付近約40センチ

 仕事や、正月休の孫たちのお相手の為に今年最初の三郡山系入山。
例年なら今月下旬あたりが一番寒の締まる頃だが、今年は大寒波のせいで難所滝も凍りっぱなし。

 今日から三学期の始まり、山行き前に通学路に立って緑のおじさんを約一時間。子供達の元気な笑顔に寒さも苦にならない・・・。
 そんな訳で10時過ぎの出発となり、昭和の森駐車場から登り始めたのは10時45分だった。
歩き始めてすぐに雪の道となったので、この分だと山はかなり積雪だろうと予想しながらザックザックと小気味良い山靴の音を立てながら河原谷の雪道を登って行った。

 30分も雪道を登ると汗が出てくる、上着を脱いでアンダーシャツ1枚でもザックが当たる背中の部分は汗をかき、途中から手袋も外した。

 気温は二度だが無風状態なので寒さは感じない。三連休に登った登山者が踏みしめた雪道は結構硬くなっていて、殆んどの登山者はアイゼンを使用して登ったらしく、爪の跡が残っていた。

 登山口から55分で標高720mの難所滝に登りつく。 見上げる滝は見事な氷のオブジェとなり、白銀の雪景色の中にキラキラと豪快に岩壁を覆いつくし、その美観はとても言葉には表現できない・・・。

 氷の芸術作品をカメラに収め、雪の急斜面を登り三郡山へ向かう。木立の中のルートは40センチ以上の積雪で、時々樹木の上に積もった雪が風に落とされて、雪のシャワーを浴びたりしながら楽しいスノートレッキングだった。
 無人の三郡山頂に12時30分頃に登りつき1〜2分の滞在で山頂を後に欅谷(つきたに)Aコースを降り、昭和の森登山口に14時ごろ帰着した。

 今日は雪の上ばかり歩いたので登山靴が靴底まで新品のようになった・・・!





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