機動戦士ガンダムF91 ミニ辞典

青字は小説版のみの設定です)

◆アゾリー隊◆

クロスボーン・バンガード所属のモビルスーツ隊の一つ。

◆アダバダーン区◆

スペース・コロニー「フロンティア4」内にある地区の一つ。クロスボーン・バンガードの侵攻時に被害を受けた。

◆アナハイム・エレクトロ二クス◆

月にある軍需複合企業。一年戦争以後、連邦軍のモビルスーツ生産の殆どを受け持っている。

◆アバシーヤ区◆

フロンティア4のアルアサマール市の地区の一つ。典型的な中流家庭の街。

◆アラン・ドレトアース◆

フロンティア4政庁の迎賓館の執事各の職員。クロスボーン・バンガードの内通者であり、迎賓館の職務全般を取り仕切る。

◆アルアサマール市◆

フロンティア4内にある市の一つ。

◆アレキサンダー◆

フロンティア総合学園の学園祭のイベント用に用意された馬の名前。

◆アンナマリー・ブルージュ◆

クロスボーン・バンガード所属の偵察隊「アンナマリー偵察戦隊」の隊長。ザビーネ・シャルに気があるが、ベラ・ロナへの嫉妬心から連邦軍に寝返る。

◆アーサー・ユング◆

シーブック・アノーのクラスメートであり親友。クロスボーン・バンガードのフロンティア4侵攻時に命を落とす。

◆隕石◆

スペース・コロニー「フロンティア1」にドッキングしている鉱物採集用の小惑星。火星と木星の間にあるアステロイド・ベルトから運んできた物で、ボーキサイトとレアメタルの含有量が異常に高い。

◆インバーバ区◆

アルアサマール市にある、中世の街並みをモデルにした地区。インバーバ区と隣接している。

◆エイージャ◆

フェアチャイルド家のホームヘルパー。

◆エビル・S[XM−03]◆

クロスボーン・バンガード所属の偵察用モビルスーツ。

◆F91◆

連邦軍所属の試作型汎用モビルスーツ。サナリィが開発したテスト用の小型モビルスーツ。後に「ガンダムF91」と名付けられる。

◆エメティ・ヘイズ◆

クロスボーン・バンガード所属の女性武官。ベラ・ロナのフロンティア4視察時のボディガード。ザビーネ・シャルには絶対服従している。

◆エルム夫人◆

フロンティア1のレジスタンス「抵抗派」の女闘士。

◆エンゲイスト・ロナ◆

マイッツアー・ロナの兄。地球連邦政府の中央議員を務め、一度は中央議会の閣僚もやった手堅い政治家として知られる人物。ハウゼリー・ロナに選挙基盤を譲りコロニー公社に天下りし、フロンティア・サイドの開発初期にはコロニー公社の副総裁を務めた。一期だけ総裁を務めたことがある。ちなみに、中央議会の選挙本部はサイド2にあるが、選挙区は全スペース・コロニーを対象にしているので、独自の選挙基盤を持っていなければ政界に出馬することは不可能である。

◆過当医療禁止法案◆

ハウゼリー・ロナの上程した法案の一つ。過度の延命治療とみられる医療に厳罰を課すもの。「老人への過剰医療の禁止」や「安楽死の奨励」等がある。否決された。

◆ガル・プラウ◆

ザムス・ガルから分離した船首部分。

◆カロッゾ・ロナ◆

ロナ家の入り婿。ベラ・ロナとドレル・ロナの父。ナディア・ロナの夫。ヨーロッパ貴族の末裔の血筋を持つ。バイオ・コンピューターの研究者。自身が推し進めるラフレシア・プロジェクトの一環として、自ら強化人間となる。強化後は常に鉄仮面で顔を隠していた。

◆ガンダム◆

一年戦争の時に破格の戦果を残した伝説のモビルスーツ。以後は、連邦軍でも最強のモビルスーツに与えられる呼称と言われている。歴代ガンダムは、いつも正規軍からはずれた部隊が運用していたとも言われている。

◆ガンダムF91(FORMULA NINETEE ONE)[F91]◆

F91の外観がかつてのガンダム・タイプに似ていたことから、スペース・アークの艦長代理のレアリー・エドベリによって付けられたコードネーム。重金属粒子の剥離現象を利用した質量を持った残像によるセンサー攪乱が可能。サナリィの開発チームでも、コードネームの候補に「ガンダム」が出ていたが、過去のガンダム・タイプの多くが正規軍系列からはずれた所で運用されてきたことから「正規の開発チームによって開発された機体にはふさわしくない」として却下されていた。

◆ガンダムもどき◆

F91の外観がかつてのガンダム・タイプに似ていたことから、スペース・アークのクルーが勝手に呼んでいた呼称。

◆ガンタンクR44[RXR−44]◆

ロイ戦争博物館に展示されていた10年以上前の可変モビルスーツ。一年戦争時代のガンタンク(RX−75)を模して作られたレプリカ。クロスボーン・バンガードの侵攻時に、戦争博物館の職員達がフロンティア4防衛のために使用する。ロイ達の戦死後、シーブック達が第二十四桟橋に向かうために使用する。

◆クリス◆

ロイ戦争博物館の事務員。ガンタンクR44に乗り込み出撃するが、戦死する。

◆グルス・エラス◆

連邦軍所属のメカニック要員。スペース・アークのモビルスーツ担当。スペース・コロニー「フロンティア2」に家族がいる。

◆クレッグ・トーゴー◆

フロンティア総合学園の応援団長。トトカルチョを行うには、応援団に認可してもらい、マージンを支払わなければならない。

◆クロスボーン・バンガード◆

コスモ・ハビロニア建国のための尖兵。「交差した骨」のイメージは古代の海賊の旗印であるが、尖兵という表現をつけることで、世直しを標榜する政治結社を表明した。ブッホ・コンツェルンにおいて、僻地開発事業や長期遠征事業に耐えられる強健なスタッフを鍛える組織が必要だったために職業訓練校を創立し、その生徒の中から優秀な人材を集めた特殊学校をさらに設立して、企業内で開発したマシンのテスト等をおこなわせながらも、古来の軍隊並みの訓練を施す教育機関である。

◆クロスボーン・バンガードの基本法◆

「クロスボーン・バンガードは、コスモ・バビロニア建国が完成した時点で消滅する。前衛が、百年を前衛としてあり得ることは、現在の人類の叡智を持ってしては為し得ない。コスモ・バビロニア建国が完成した暁には、クロスボーン・バンガードは、コスモ・バビロニア軍として、人々の平和を守るべき組織に改組される。その組織が、通念としてある軍事組織を意味するものではないことも考慮される」

◆ゲッチンゲン・アベニュー・ホテル◆

サイド1のコロニー「ロンデニオン」にあるホテル。ハウゼリー・ロナとテス・ストウクラッツの結婚披露宴と晩餐会が貸し切りでおこなわれた。

◆ケーニー・ハーハー◆

連邦軍所属のメカニック要員。スペース・アーク所属。

◆ケーン・ソン◆

連邦軍所属の航法士。スペース・アークのブリッジ要員。中国系の人種。

◆コウンドリアン隊◆

クロスボーン・バンガード所属のモビルスーツ隊の一つ。

◆コズモ・エーゲス◆

連邦軍の退役軍人。フロンティア1の抵抗派のリーダー。コズミックとも呼ばれる。

◆コスモ・カースト体制◆

宇宙世紀のカースト制度と言われる体制。権利主義だけを増長させた特権階級による血族主義が横溢する社会。

◆コスモ貴族主義◆

宇宙時代に対応した貴族主義構想。かつての放浪する騎士の時代と同じように、十全たる能力主義を採用したもの。

◆コスモ・クルス◆

シェリー・ロナが教祖を務める新興宗教。ロンデニオンに神殿を建てる予定がある。「人の生命は、魂の修練の場である」という主張が骨幹の教えである。クロスボーン・バンガードの政治的宣伝のための組織でもある。

◆コスモ・ノーブル◆

宇宙時代に対応した気高き精神を持つ者。革新した人(ニュータイプ)。

◆コスモ・バビロニア◆

コスモ貴族主義を掲げるコロニー国家。

◆コスモ・バビロニア建国宣言◆

クロスボーン・バンガードによるフロンティア4、フロンティア2、フロンティア3の制圧を完了し、制圧部隊の凱旋を迎えた日におこなわれる記念式典。フロンティア1の制圧のみ、建国宣言の後におこなわれた。

◆コスモ・バビロン◆

コスモ・バビロニアの首都。クロスボーン・バンガードが制圧後のフロンティア4。

◆コチュン・ハイン◆

クロスボーン・バンガードのフロンティア4侵攻時に母を亡くし、セシリーに助けられた赤子。セシリー達と共にスペース・アークに連れて行かれる。

◆サウザンズ・ジュピター◆

民間用木星宇宙輸送船。

◆サナリィ◆

フロンティア1に設置された地球連邦軍の海軍戦略研究所。モビルスーツの開発部門も備えている。

◆サバイバル・バッグ◆

スペース・コロニーの緊急事態に備えて、各家庭が準備している持ち出し用のバッグ。緊急用な食料や医療品や衣料が入っている。

◆ザビーネ・シャル◆

クロスボーン・バンガード所属のパイロット。ブラック・バンガード隊(黒の部隊)を率いる。ブッホ・エアロマシンのテスト部門出身。16歳の時にブッホ・エアロマシンに就職し、働きながらハイスクールを卒業し、ブッホ・コンツェルンの要請で地球連邦軍の士官学校に入学する。士官学校卒業後、三年の連邦軍勤務を経てクロスボーン・バンガードに入隊し戦闘大隊を任せられた。

◆サム・エルグ◆

シーブック・アノーのクラスメートであり親友。シーブック達と共にスペース・アークのクルー達に協力する。

◆ザムス・ガル◆

クロスボーン・バンガードの旗艦。本体から、船首部分とカタパルトが分離して独立起動が可能。

◆ザムス・ギリ◆

クロスボーン・バンガード所属の戦艦。

◆ザムス・ジェス◆

クロスボーン・バンガード所属の巡洋艦。

◆ザムス・ナーダ◆

クロスボーン・バンガード所属の駆逐艦。緊急時には艦橋部が脱出用小型宇宙艇になる。

◆ジェガン[RGM−89J]◆

連邦軍所属の量産型汎用モビルスーツ。U.C.0090年代に設計された機体を改修した物。既に旧式化している。一般機(Jタイプ)の他に、武装を強化したMタイプ(RGM−89M)、指揮官用にジェネレーターを強化して機動性を向上させたRタイプ(RGM−89R)がある。

◆ジェシカ・ングロ◆

連邦軍所属の士官。スペース・アークのブリッジ要員。

◆シェリー・ロナ◆

コスモ・クルスの教祖。ハウゼリー・ロナの長女(エンゲイスト・ロナの長女として扱っている設定資料もある)。霊感に優れている。政治的アイドルとして十分な器量と知性を兼ね備えていたが、強靭さが欠けていた。

◆シェルター◆

スペース・コロニーに万一のことがあった場合の気密と緊急食料を提供する避難カプセル。

◆シオ・フェアチャイルド◆

セシリー・フェアチャイルドの養父。ロンデニオンに住むファンタジー小説家を目指す文学青年だったが、ナディア・ロナとサイド3に駆け落ちし、後にフロンティア・サイドに移住してパン屋を開いた。フロンティア4のアルアサマール市の商工会議所の正式会員。

◆ジッグラト◆

古代シュメル文明の時代に、神を招来させる場所として建立されたもので、コスモ・バビロニアの象徴の建物として迎賓館の中央に建設している塔。高い峰を意味する。

◆ジャギ◆

フロンティア総合学園の生徒。足首を見ただけで「処女」の判定ができると言われている。セシリー・フェアチャイルドの足首のデータも1ヶ月単位でデータ表を作成していた。

◆シャルベ・ボーロン◆

クロスボーン・バンガード所属の近衛隊の長。

◆シャルンホルスト・ブッホ◆

マイッツアー・ロナの父。ブッホ・コンツェルンの創業者。「ロナ家」の姓を買う。

◆ジョージ・アズマ◆

フロンティア総合学園の普通科の生徒。シーブック達と共にスペース・アークのクルー達に協力する。

◆ジレ・クリューガー◆

クロスボーン・バンガード所属の戦闘指揮官。鉄仮面の副官的存在。経理に長けている。

◆Gキャノン[F71]◆

連邦軍所属の量産型攻撃用モビルスーツ。中距離支援用だが、ビーム・サーベルも装備しており接近戦も可能。サナリィで開発され、アナハイム・エレクトロ二クスによりOEM生産されている。

◆CCXビューティ・トトカルチョ◆

シーブック達が主催するトトカルチョのコードネーム。CCXは、他の生徒の主催するトトカルチョと区別するためのもので、名前に特に意味はない。

◆シーブック・アノー◆

主人公。フロンティア総合学園の工学学科の生徒。エア・グライダーのジュニア・クラスで優勝の経験がある。クロスボーン・バンガードのフロンティア4侵攻時にフロンティア1に逃げ込み、偶然に出会ったスペース・アークのクルー達に協力するようになる。スペース・アークでテスト中のモビルスーツ「F91」の開発に母が関係していたことで、パイロットに任命される。

◆ストアスト◆

連邦軍地球総督府の長官。

◆ストウクラッツ◆

テス・ロナの旧姓。

◆スペース・アーク◆

フロンティア1の連邦軍の駐留部隊に所属する練習艦。F91の運用テストをおこなっていた。

◆スペース・デッキ◆

宇宙での廃品回収作業を監督する機動性能を持ったボード。作業員を有害な放射能から守る救命シールドを展開したり、漂流に備えて十数日分の緊急食料も保管している。十八号はマイッツアー専用機。

◆スペース・ボート◆

宇宙用小型作業艇。シーブック達がフロンティア4を脱出する時に使用し、スペース・アークに係留された。

◆スペース・ボート104◆

フロンティア4の反クロスボーン・バンガードのレジスタンスが、コロニー脱出に使用したボート。

◆スペース・ボード◆

3〜4人乗りのゆっくり浮遊するように動く板状の乗り物。マイッツアーが、ザムス・ガルから港に降下する時に使用した。

◆セシリー・フェアチャイルド◆

本名ベラ・ロナ。ナディア・ロナとカロッゾの長女。フロンティア総合学園の普通科の生徒。ナディア・ロナが、ベラを連れてシオと駆け落ちした際にロナ家の追跡を避けるために名乗らせた名前。クロスボーン・バンガードのフロンティア4侵攻時にロナ家に連れ戻される。容姿端麗、スポーツ万能、バレーやダンスの才能も秀逸、成績は全学二位でナンバーワンにはなれなかった。絵画だけが駄目(中学の七不思議の一つでもあった)だった。ハイスクールでは、第一学年でクイーンの代名詞で呼ばれている。弁論部と演劇部に所属。次期チア・ガールのチーフとも目されていた。

◆ゼニス・グロウン◆

クロスボーン・バンガード所属の偵察部隊の指揮官。

◆ゼニス・コウネル◆

クロスボーン・バンガード所属のパイロット。里帰り直後のベラの面倒を見る。

◆洗濯板◆

クロスボーン・バンガードの訓練所。ドックと港、モビルスーツの整備ブロック等を兼備した建造物。遠くから見ると洗濯板に見えるために付いた愛称である。新型モビルスーツや船の艤装がおこなわれている。

◆セント・アンドリュース教会◆

ロンデニオンにある教会。ハウゼリー・ロナとテス・ストウクラッツの結婚式が行われた場所。

◆第三軍◆

フロンティア・サイドの駐留部隊の一つ。

◆第三十五軍◆

フロンティア・サイドの駐留部隊の一つ。

◆第二十四桟橋◆

フロンティア4の側面にある港ブロックのエリアの一つ。クロスボーン・バンガードの侵攻時に、連邦軍の船がフロンティア4から脱出しようとする民間人を待っていた。

◆タウン◆

アバシーヤ区にあるアパートメント型式のビルの立ち並ぶ高層住宅街。アノー家もここに住んでいる。

◆ダギ・イルス[XM−06]◆

クロスボーン・バンガード所属の偵察用モビルスーツ。指揮官用に使用される。

◆ダクルール市◆

フロンティア4にある市の一つ。コロニーの一番端の区画にある。

◆ダリル◆

フロンティア総合学園の普通科のDクラスに在籍する女生徒。

◆地球保全法案◆

ハウゼリーが上程した法案の一つ。特殊鉱物資源の採掘業者以外の人類の地球降下を禁止するもので、「現在、環境保全の監視の名目で降下している連邦関係者の即刻退去」や「不法居住者が1年以内にコロニーに移住しない場合は、人工衛星軌道上からビーム攻撃による掃討をする」という一項もある。一度否決されたが、二回目の選挙に当選後に再度上程された。

◆抵抗派◆

クロスボーン・バンガードの武力支配に反対する民間の抵抗組織。主に連邦軍の退役軍人が中心になって指揮を執っている。

◆ディナハン・ロナ◆

ハウゼリー・ロナの長男(エンゲイスト・ロナの長男として扱っている設定資料もある)。シェリーの弟。官僚向きな人格のため、クロスボーン・バンガードを政治的に後方支援している。

◆ディーナ・ジョク◆

連邦軍所属のメカニック要員。スペース・アーク所属。

◆テスのパン屋◆

シオの経営するパン屋兼自宅。フロンティア4のアルアサマール市のインバーバ区のウェーズ通りにある3階建ての住宅。目の前に地下鉄の駅がある。シオが修行したパン屋の商品ブランド「テス」から取った店名。ナディアは、「テス」という名前が、兄のハウゼリー・ロナの妻の名前と偶然にも同じだったことが嫌だったが、シオには言えなかった。

◆テス・ロナ◆

ハウゼリー・ロナの妻。ハウゼリー暗殺のショックで狂乱状態に陥り、その後、痴呆状態が死ぬまで続いた。父は、スーパーマーケットの巨大チェーン「ナイス・グロズリー」を経営する実業家。

◆鉄仮面◆

クロスボーン・バンガードの指揮官。中世のヨーロッパの騎士が付けるプラチナの鉄仮面で頭部を覆っている。カロッゾがラフレシア・プロジェクトの一環として自身を強化した姿。

◆デッサ・タイプ◆

ブッホ・コンツェルン傘下の会社が開発した作業用モビルスーツ。

◆デナン・ゲー[XM−02]◆

クロスボーン・バンガード所属の量産型攻撃用モビルスーツ。

◆デナン・ゾン[XM−01]◆

クロスボーン・バンガード所属の量産型戦闘用モビルスーツ。

◆ドレル・ロナ◆

ナディア・ロナとカロッゾの長男(「カロッゾの連れ子」として扱っている設定資料もある)。セシリーの兄。クロスボーン・バンガード所属のパイロット。ドレル大隊を率いる。ニュータイプの素養がある。

◆ドロシー・ムーア◆

シーブックと同じハイスクールの普通科の生徒。父は、連邦政府の情報局の役人。

◆ドワイト・カムリ◆

フロンティア総合学園の普通科の生徒。生徒会長を務める。父は、連邦軍のフロンティア4駐留軍の副司令官。シーブック達と共にスペース・アークのクルー達に協力する。

◆ナディア・ブッホ◆

ナディア・ロナがシオの前で名乗っていた名前。シオには、両親は「シャアの反乱」で死んだと嘘をついていた。

◆ナディア・ロナ◆

マイッツアー・ロナの長女。セシリーの母親。ロナ家を嫌い、幼いセシリーを連れて出奔した。大学時代はヨーロッパ文学を専攻していた。

◆ナント・ルース◆

連邦軍所属のメンテナンス士官候補生。スペース・アーク所属。

◆ナーイ・フレッチェン◆

マイッツアーがベラに付けた侍女。数年前まで、マイッツアーの秘書を務めていた。

◆ニックス・オクスフォード◆

ロンデニオンで有数の大学。特に政治学科は、将来のための人脈作りに有効である。

◆ネオ・サイコミュ◆

ラフレシアに搭載されている新型サイコミュ。カロッゾ独自のバイオ・コンピューターによる補完がおこなわれているらしい。

◆バイオ・コンピューター◆

サイコミュの機能を補完する高度な演算能力を持つコンピューター。機体管制補助システムとして用いられている。

◆ハウゼリー・ロナ◆

マイッツアー・ロナの長男。エンゲイスト・ロナの秘書になり、後に選挙基盤を受け継ぎ政界に進出する。テロリストにより暗殺される。

◆バグ◆

鉄仮面が開発した対人感応殺傷兵器。直系3.3メートル程の親バグと、親バグから無数に放出される直系60センチメートル程の小バグがある。人間だけを探知して殺傷する。

◆パトリシア◆

アナハイム・エレクトロ二クスの副社長令嬢。一時、ハウゼリーと交際していた。

◆バルド◆

フロンティア4の連邦軍の駐留部隊に所属する中尉。目的のためには手段を選ばない。

◆ビギナ・ギナ[XM−07]◆

クロスボーン・バンガード所属の試作型指揮官用モビルスーツ。ベラ・ロナ専用機。ベルガ・ギロスの後継機として開発された。

◆ビゲンゾン◆

カロッゾ・ロナの旧姓。

◆ビック・ブッホ◆

シャルンホルストを讃える呼び名。「ビック・ロナ」とも呼ばれる。

◆ビルギット・ピリヨ◆

連邦軍所属のパイロット。ヘビーガン24番機を駆る。

連邦軍所属のパイロット候補生。

◆B124の倉庫区画◆

第二十四桟橋付近の倉庫区画。月よりの場所に、一般には知られていない連邦軍の緊急用のスペース・ボートの発着場がある。

◆ビーム・シールド◆

ビーム・サーベルの技術を発展させた防御兵器。手裏剣のように飛ばして攻撃用に転用することもできる。

◆ビーム・フラッグ◆

ビーム・シールドの技術を応用したもので、ビームを使って紋章等を形作る。戦国時代の旗差し物と同じ役割りをする。

◆ブッホ・エアロダイナミックス◆

ブッホ・コンツェルン傘下の作業機械開発会社。モビルスーツ開発部門も有する。

◆ブッホ・エアロマシン◆

ブッホ・コンツェルン傘下の作業機械開発会社。

◆ブッホ・コロニー◆

ブッホ・コンツェルンが所有する2基のコロニー。

◆ブッホ・コンツェルン◆

シャルンホルストがジャンク屋をして築き上げた財閥。ロナ家が管理している。アナハイム・エレクトロ二クスも取り引き先の一つであり、デッサ・タイプに使用されている核融合炉はアナハイム製である。

◆ブッホ・ジャンク・インク◆

ブッホ・コンツェルンが経営するメインの会社。数隻の船を保有する大手の廃品回収業者。

◆フランソワ・ランクウェル◆

フロンティア総合学園のミス・キャンパス・コンテストの出場者の一人。

◆フリー・ライダー◆

自作のグライダーに小型ジェットを組み合わせた物。

◆フロンティア・サイド◆

一年戦争で壊滅したサイド4を再開発した新興サイド。U.C.0123時には、「フロンティア1〜4」の4つのコロニーが存在する。

◆フロンティア総合学園◆

フロンティア4にあるハイスクール。工学学科と普通科がある。

◆フロンティア4◆

シーブック達の住んでいたコロニー。クロスボーン・バンガードに制圧され、コスモ・バビロニアの首都として「コスモ・ハビロン」と改名された。

◆フロンティア1◆

クロスボーン・バンガードのフロンティア4侵攻時に、シーブック達が逃げ込んだコロニー。クロスボーン・バンガードに抵抗するレジスタンスの拠点がある。サナリィが開設された場所でもある。

◆ヘビガン◆

連邦軍所属のモビルスーツ「ヘビーガン」の略称。

◆ヘビーガン[RGM−109]◆

連邦軍所属の量産型戦闘用モビルスーツ。ジェガンに替わる主力機として開発された小型モビルスーツ。

◆ベラ・ロナ◆

セシリーの本名。シェリーに欠けている「強靭さ」も兼ね備えていたため、クロスボーン・バンガードの政治的アイドルとして期待される。

◆ベルガ・ギロス[XM−05]◆

クロスボーン・バンガード所属の攻撃用モビルスーツ。指揮官用として使用される。

◆ベルガ・ダラス[XM−04]◆

クロスボーン・バンガード所属の戦闘用モビルスーツ。指揮官用として使用される。

◆ベルトー・ロドリゲス◆

リィズ・アノーの友達。クロスボーン・バンガードのフロンティア4侵攻時に難民となり、シーブック達と共にフロンティア1に逃げ込んだ。スペース・アーク内では、弾薬運搬等の手伝いをしている。

◆ボブルス◆

クロスボーン・バンガード所属のパイロット。黒の部隊所属。

◆本社衛星◆

ブッホ・ジャンク・インクと、その傘下の会社が保有する初期型の小型球形コロニー。「本社コロニー」とも呼ばれる。

◆ボンド地区◆

フロンティア4内の地区の一つ。シーブックが良く利用するジャンク屋がある。

◆マイッツアー・ブッホ◆

マイッツアー・ロナの旧名。

◆マイッツアー・ロナ◆

クロスボーン・バンガードの指導者。「NOBLE OBLIGATION(気高き義務)」を掲げ、コスモ貴族主義による新しい秩序(サイド1,2,3,フロンティア・サイドを制圧することにより、全地球連邦政府空域の制圧を容易にし、その上で、連邦政府内の総人口を削減して、人類が恒久的に存続しうる穏やかな精神生活を営める社会体制を確立することが目的)作りを目指す。

◆マヌエラ・パノパ◆

連邦軍所属の士官候補生。スペース・アークの操舵手。

◆マヌー・ソーフ◆

連邦軍所属のメカニック要員。スペース・アーク所属。

◆マハラジャ◆

学園祭でシーブックのクラスが出したシシカバブーの出店の名前。

◆マハーバーラタ◆

学園祭で、セシリーの所属する演劇部が催した芝居のタイトル。インドの伝承の物語。

◆ミゲン・マウジン◆

クロスボーン・バンガードのフロンティア4侵攻時に、親とはぐれた子供。シーブック達と共にスペース・アークに逃げ込む。スペース・アークでは、皿洗いの手伝いをしている。

◆ミス・キャンパス・コンテスト◆

フロンティア総合学園の学園祭のメイン・イベント。裏でトトカルチョが主催されていた。

◆ミンミ・エディット◆

抵抗派の救急隊員。看護学生でもある。

◆ムーア情報局情報二課◆

ドロシーの父の勤める情報局の部所の一つ。ドロシーに第二十四桟橋の情報を教えた。

◆メットーマサ区◆

フロンティア4内にある高級住宅街がある地区。ドワイト、ドロシーの家がある。

◆モニカ・アノー◆

シーブックの母。バイオ・コンピューターの開発の権威であり、サナリィでF91の開発に協力する。

◆「山」◆

スペース・コロニーのシリンダーの前後に、周囲の内壁からシリンダーの中央部まで土による斜面が形成されている場所(フロンティア4の場合、コロニーそのものが太陽側は未完成なので、まだ月側にしかない)。シーブックは、「山」の頂上(シリンダーの中央)から、無重力帯を利用するエア・グライダー(エア・ライダーとも言われる)をやっている。

◆ラフレシア[XMA−01]◆

クロスボーン・バンガード所属のモビルアーマー。鉄仮面専用機。脳波コントロールによる操縦が可能。ネオ・サイコミュを搭載している。

◆ラフレシア・プロジェクト◆

カロッゾの研究課題の一つ。人の意思の強化策についてのプラン(サイコミュは、ニュートリノに似た粒子「スウェッセム」が感知能力を高めているが、体液の中にも「スウェッセム・セル」という酵素があり、それらを総合的に一つのバイオ・コンピューターと接続してフィールド・ワークさせるというもの)ここで言う「ラフレシア」とは、地球上の南の地方に生息していた巨大な花の名前のスペルを変えたもの。

◆リア・マリーバ◆

クロスボーン・バンガードのフロンティア4侵攻時に、親とはぐれた子供。シーブック達とともにスペース・アークに逃げ込む。

◆リィズ・アノー◆

シーブックの妹。スペース・アークの技術者が暗号だと思っていたバイオ・コンピューターの配線の秘密(実は、母から教わった「あやとり」の符調)を解く。

◆レアリー・エドベリ◆

連邦軍所属の士官。スペース・アークの艦長代理。

◆レイチェル◆

マイッツアーの元妻。再婚したが、再婚相手が死んだため元のさやに戻った。ロンデニオンに住んでいる。

◆レズリー・アノー◆

シーブックの父。フロンティア4で、コロニー公社直属の下請け会社「ブラッドリー宇宙建設工業(公社に準じた給与が支給される)」に勤務していた。自宅はアルアサマール市のアバシーヤ区のタウン。フロンティア4移住前は、ヘルンガット政庁のロックウェイという会社で材料工学の専門家として研究室にいた。モニカ・アノーとは法的には離婚しているが、実質的には別居状態で、新しいアパートにもモニカの荷物を置いていた。

◆ロイ戦争博物館◆

過去の戦争で使用したモビルスーツ等の兵器を展示している博物館。

◆ロイ・ユング◆

連邦軍の退役軍人で、ロイ戦争博物館の館長を務める。「武器マニアのロイ将軍」というあだ名で有名。シェルターを囲むように博物館の建物を建て、シェルターの退避口を潰してしまった。ガンタンクR44で防戦に出て、戦死する(部下の死に恐怖し、その場を逃げ出した)

◆ロナ家◆

コスモ・バビロニアの指導者の家系。ロナ姓は、かつてのヨーロッパ地区で、それなりの家柄であったといわれる。シャルンホルストが、将来達成させるべき理想のためには、この程度の名前は持つべきであると考えて買った「姓」。

◆ローバー◆

ロイ戦争博物館の職員。連邦軍の退役軍人で、現役時代はロイの副官だった。ガンタンクR44に乗り込み出撃するが、戦死する。

 

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