ーそうこうしてエキセントリック太郎は、冒険に出ることを誓ったのだが・・・ー
「さてと・・・冒険といったら家出だよな〜。一応未青年だし・・・」
そして太郎は家に帰り、母と妹に宣言しました。
「みんな、聞いてくれ・・・俺は家を出る。」
ズキュー―――ン!!!!!
母「あら、そう。遅くなる前に帰ってらっしゃいよ」
妹「お土産買ってきてよ。あ、それからムースポッキー」
派手な効果音とは裏腹に、家族の反応はきわめて希薄でした。
「・・・あのな・・・家出するんだよ?」
母「あら!家計が助かるわ♪」
妹「死ぬ前にこの前の500円返してよ」
「・・・帰ってこないかもしれないんだぞ?」
母「明日はお祝いね♪」
妹「出てくならこの前の、グレイのコンサートチケットちょうだい」
「・・・・・・・」
太郎は無言で部屋を出、自分の部屋にこもると叫びました。
「ちっくしょ、おまえらそれでも家族か!!いや人間か!?ちっくしょ、お前ら全員人の皮をかぶったバルタン星人だ!!ちっくしょ、今に見てろ!俺がこの地球を支配したとき・・・げふ!!!!」
バコッ!!!
「うっさい!!出てくなら早く出てけ!!」
いずこかから飛んできたでかい金槌の直撃をくらい、このままいると命が危ないことを悟った太郎は荷物(ほとんど食べ物)をまとめるとYシャツに半ズボン、ゆかたをはおって何処からか持ってきた安全ヘルメットをかぶるとゴムぞうりをつっかけて家を飛び出しました。
「ちっくしょ、今に見てろ今に見てろ今に見てろ今に見てろ今に見てろ今に見てろ・・・そういや今日の夕飯ハンバーグだった・・・食べてからでりゃ良かったな、ちっくしょ・・・」
早くも決心がぐらつき始めた太郎。どうなることやら。
・・・まだ続く?