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「国際ジャーナル」特別
企画『学びの現場から』
地域に根ざした“学びの場”−その第一線よりお届けする。
より充実した生活を送るために
モノではなく“価値”を提供する
ひとくちに“学び”と言えども幅広い。
子どもたちの健やかな成長を願う幼児教育
趣味の世界を楽しむスクール
伝統を重んじ、文化を伝え続ける活動−。
数多くある“学びの場”は常に熱意に溢れ
物質的な豊かさの中に生きる私たちに
心の豊かさやゆとりの大切さを思い出させてくれる。
「学びの現場から」では、さまざまな“学び”を取り上げ
その魅力をお伝えする。
子どもの人格を尊重し、成長する力を大切にしたい。
ゲスト:村野武則
ゆりかご幼稚園:荒井一郎理事長・荒井晶子園長・上村瑞枝副園長
モンチッソーリ教育を採用している「ゆりかご幼稚園」は、1956年の設立以来、地域で幼児教育の重要性を啓蒙してきた。幼児と接する時には、すぐに何か指示したり注意したりするのではなく、人格を尊重して関わることを大切にしている。本日は、荒井理事長と上村副園長にお話を伺った。
村野 こちらの園の沿革から伺います。
上村 市議会議員を務めていた私の祖父、荒井健蔵が幼児教育の必要性を感じ、
神祭川県の公認のもとで1956年に「ゆりかご幼稚園」を設立しました。現在は、
私が副園長、そして母が園長を務めており、父が理事長を務めています。
村野 では、園の教育理念をお聞かせく ださい。
上村 当園では、イタリアの医学博士マリア・モンテッソーリが提唱した教育理念を採用しています。私は1990年に国際モンテッソーリ教師養成トレーニングコースを修了し、国際的免許(ディプロマ)を取得しているんですよ。そちらで得た理念をいかに実践していくかには試行錯誤がありました。中でも、子どもが
自分で間違いに気づき、それを修正する のを待つ行為が難しいですね。
村野 というと?
荒井(一) モンテッソーリ教育を理解された保護者の方は、教えるのがとても上手です。でも、子どもが間違った時に、
すぐ子どもに指示したり、手を貸してあげたりすると、時にそれが子どもの成長を妨げてしまう恐れがある。じっと見守りながら待つ姿勢の大切さを理解してい
ただき、子どもの成長する力を信じることが大事です。頭で分かっていても、実践するのは難しいですけれどね。
村野 なるほど。大人がどういう姿勢で子どもと接するかで子どもが成長する度合いも変化するのですね。
上村 ええ、ですから当園では、幼児に対しても一人の人間として、その人格を尊重するよう心掛けています。語りかけ
る時には、子どもの目線の下から話しかけ、「今は何をする時ですか?」と丁寧
な言葉を掛けています。
荒井(一) 子どもの成長を促すのに、異なる年齢の子どもたちが一緒に過ごしている、縦割りのクラス編成も大きな意
味を持っています。自分と歳の近いお友達がどんな風に行動しているかを目にす
ることで、「自分もあんな風になりたい」と意欲を持つことができます。
村野 「三つ子の魂百まで」と言うように、幼児期の教育は大切ですね。最後に一言お願いします。
上村 子どもが「先生、大好き」と言って抱きついてくれる。そんな今の生活は幸せでいっぱいです。この日々がずっと
続くよう、スタッフと共に頑張ります。
After the
Intaevier
「『ゆりかご幼稚園』さんは、常により良い教育を提供できるよう、様々な取り組みを続けておられます。『デイジークラス』という試みもそ
の一つ。これは未就園児とその保護者を対象にした集まりで、モンテッソーリ教育の実践の場
として、子どもへの接し方を学べる場となって いるそう。育児に奮闘されている保護者を力強くサポートされているのですね。」
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