ー モンテッソーリ教育の創始者マリア・モンテッソーリがイタリアのサン・ローレンツォに「子どもの家」を創設してから100年を迎えます。−
子どもは自らの力を信じてみまもってほしいのです。
手を出さず、口を出さず、あたたかなまなざしをもって見守ってほしいのです。
モンテッソーリ教育は「環境の教育」といわれていますが。
子どもの成長を促す環境とはどのような環境なのでしょうか。
子どもの発達的段階に合わせた教具、用具が取り揃えられ、子どもの視線に合わせて、手の届く高さの位
置に置かれています。すべてが整えられ、みがかれ、光り輝いて『私にさわってみて』と言っているようにです。
教師はそっとみまもります。今、何に興味関心がそそがれてくるかを、です。
モンテッソーリ教育のスタートです。
モンテッソーリ教育はまず観察から。
モンテッソーリ教育は、『待つ』ことからはじめます。子どもを信じて待つ。手を出さず、口も出さず、あたたかなまなざしをもってみまもるのです。
このみまもることが、観察することなのです。観察することにより、子どもからすべてを学び取ることができます。
子どもの求めに応じ、集中して「お仕事」をやりはじめたときは、そしてくりかえしやることを求めた時は、その自由を与え、静かにその場をはなれるようにします。
満足ゆくまでそのお仕事をやり終えた時、共によろこび、その積み重ねが、子どもの成長となります。
|