スケッチ館

第18回 篠山城址・大書院

篠山城址・大書院(兵庫県篠山市)は1609年(慶長14年)の篠山城築城と同時に建てられましたが、1944年1月6日夜焼失してしまいました。篠山市民の熱い願いと尊い寄付によって2000年4月ついに再建されました。
大書院は木造住宅建築としては非常に規模が大きく、現存する同様の建物の中では京都二条城の二の丸御殿に匹敵する建物です。二条城の御殿は将軍が上洛したときの宿所となった第一級の建物ですから、大書院は一大名の書院としては破格の規模と古式の建築様式を備えたものです。

このスケッチは再建が完成する前の1999年7月10日に描いたものです。その日は夏の陽ざしが強く、汗を拭き拭き描いたと記憶しています。)