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国道178号線を日本海に向かって進むとこのアーチが見えてきました。「さようなら余部鉄橋 ありがとう余部鉄橋」と書かれたゲートが、そしてその向こうに餘部(以下この漢字を使います)鉄橋の全景が見えてきました。 |
餘部鉄橋はJR山陰本線鎧(よろい)駅と餘部駅の間にかかる高さ41.45m、長さ309.42mの鉄橋です。手前の白い建物は余部小学校です。申し訳ないが、橋の写真撮影にはちょっと邪魔でした。 |
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秋の青い空にポッカリ浮かぶ白い雲と赤い鉄橋のコントラストはとても印象的でした。 |
1986年(昭和61年)午後1時25分頃よりへ中のお座敷列車「みやび」が日本海からの突風にあおられて鉄橋中央部付近よりとのの一部を残して7両が転落した。転落した客車は橋の真下にあった水産加工工場を直撃し、従業員であった主婦5名と乗務中の車掌1名の計6名が死亡、客車内にいた日本食堂の従業員1名と加工場の従業員5名の計6名が重傷を負った。(シュリー百科事典「ウィキペディア「餘部鉄橋」より抜粋)
写真手前の観音様は転落した場所に建っている慰霊碑です。
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餘部鉄橋は11基の橋脚、23連の鉄桁を持つトレッスル橋であり、この鉄橋の下を国道178号線が走っています。
*トレッスル橋とは橋脚部に鉄骨によるトラス構造を持った橋梁のことである。 |
橋梁を真近かに見ると筋交いになっている鉄骨が沢山使われているのが分かります。 |
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下から橋げたを見上げるとまるで空中橋のようでした。 |
鉄橋の真下から撮影してみました。真っ直ぐ伸びた線路が透けて見えました。 |
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橋の片端はトンネルとなり隣の鎧駅(NHK朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」の舞台となったことで有名)に繋がっています。 |
橋脚はしっかりと橋桁と線路を支えています。 |
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橋脚部分には保守点検用の梯子が掛かっていました。 |
餘部駅は無人駅です。橋の建設当初はこの駅はなく、後に餘部集落住民の要請により造られた駅です。地上から30m位坂道を登ったところにあります。 |
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普段は乗客も少ないと思われますが、休日には観光バスから降りてきた人たちや車で訪れた人たちでホームが溢れんばかりにいっぱいでした。臨時の切符売り場もできていました。 |
「餘部鉄橋の撮影ポイント」といわれる場所からの眺めです。ここは餘部駅のすぐ上にあり、鉄橋と山と日本海が3点セットになった所です。 |
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餘部駅を発車した2両編成の普通列車が鎧駅方面に向かってゆっくりと橋を渡り始めました。 |
この写真は普通列車の車内から撮影した橋の直下の写真です。地上41mの橋の高さが感じられます。 |
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香住駅に勢揃いした特急「はまかぜ」と普通列車。餘部駅付近は単線のため、列車が交差できるのは香住駅です。 |
餘部鉄橋と浜坂方面に向かう特急「はまかぜ」。橋の上を通過するときは、安全運転のためか写真撮影者のためかゆっくりと走っていました。 |
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餘部駅ホームから鉄橋とトンネルを望む眺めです。線路脇を歩いていきたくなりそうな感じです。 |
この写真も鉄橋を渡る普通列車の車内から撮影した餘部の家並みです。 |
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鎧駅方面から餘部駅に接近する普通列車(ディーゼルカー)。 |
餘部鉄橋の向こう側は水のきれいな日本海です。波もなく穏やかな日和でした。 |
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気分を変えて縦位置で撮ってみました。雲ひとつない青空がどこまでも続いていました。 |
撮影ポイントを下り、海側に廻って撮りました。餘部駅を発車した特急「はまかぜ」が鉄橋を渡り始めました。陽射しが逆光となりましたが、山より高い(?)鉄橋です。列車の上には鳶が気持ちよさそうに舞っていました。 |
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特急「はまかぜ」が鉄橋を渡り終え、トンネルに入るところです。秋の紅葉がとてもきれいでした。 |
柿の木を前景にあしらっって餘部鉄橋を撮影しました。秋の風情を感じます。 |
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海側には小さな岸壁がありますが、その横に古い小船が積まれていました。のどかな田舎の風景といったところでです。
撮影日:2006年11月4日 天候:快晴
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