DIARY 66
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♪2010年3月23日(火) 曇りのち雨 Dianne Reeves

今夜は、知り合いのFさんの招待で、「ビルボード東京」のダイアン・リーヴスのライヴに行って来た♪

...と言うか....、

ヴォーカルの生徒のSちゃんから2週間くらい前に電話があって、

「Fさんが、東京ビルボードにダイアン・リーヴスのライヴに連れてってくれるって言ってくれてるんですけど、

 23日はレッスンの日だって言ったら、ユカピーもご一緒にって言ってるんですけど、どうですか?」

私:「行く行く!絶対に行く♪」

...という流れで、はっきり言って便乗させて貰っちゃいました!

Sちゃん:「1stと2ndのどっちがいいですか?」

私:「出来れば両方〜♪」

数日後、再びSちゃんから電話が有って、

 「ビルボードのスタッフの人が、どっちも同じ曲目だって言ってるんですけど、どうしますか?」

私:「それでも両方とも聴きた〜い」

.....、という事で、今夜は通し♪

Peter Martin(Piano)
Romero Lubambo(Guitar)
Reuben Rogers(Bass)
Terreon Gully(Drums)

1stセットは、「When You Know」収録曲が中心。

アンコールには素敵なバラードを歌ってくれて

曲の後半はマイク無しで歌いながら、「Good Night」と言って手を振りながらステージを後にして行く。

ダイアンは、相変わらずのすごいパワー、というよりも、以前より更にパワーアップした感じで

私はもう、”やられた〜♪” という状態。


2ndセットまで1時間半もあるので、どこかに食事に行こう、という事になり

同じミッドタウンの中にあるイタリアンレストランに向かう。

途中で遠くから、「由香利ちゃ〜〜〜ん」、と呼ぶ声が。

振り向くと、某ライヴハウスのママさん。

「あんな髪の毛してるのは由香利ちゃんしかいないと思って」、笑!

.....、と話している間に、「赤坂由香利さんですよネ」

世間は狭いな〜、水戸のIさんだった。


さて、イタリアンレストランに到着。

Fさんはウェイターの人に、 「申し訳ないんですが、あまり時間が無いんですよォ。早目に出来る物をお願いします」

.....と言っているわりには、なかなか注文が決まらない私達、笑。

そのうえ、結構な品数を注文してしまった。

ライヴの興奮を話してばかりいたから、おなかがすいているのに、食べる事よりもお喋りに夢中になってしまって、

最後のピザが届いた時にはあと10分しか無い!

そんな状況でも、「ユカピー、私、ピザ3切れ食べました!」、ん〜、さすがSちゃん、笑!

私はまだくちの中にゴルゴンゾーラチーズのパスタが入ったまま、ピザに後ろ髪を引かれながらビルボードへ向かう。

今度はビルボードの受付の所で、「由香利さんじゃないですか!」

振り向くとヴォーカルのTちゃん!

Tちゃん:「久し振り〜!」

私:「ごめんネ、ゴルゴンゾーラチーズ臭くて.....!」、(笑)

とにかく、またあとで、という事になり、それぞれの席に向かった。


2ndセットスタート。

1曲目は1stセットと同じ曲でインスト。

ブラジル風なテイストがあって、いいな〜、この曲。なんていう曲なんだろう。

2曲目、ダイアン登場!

あれ、1stセットと同じ曲じゃないじゃん!

3曲目、これも1stと同じ曲じゃない!

良かったぁ〜、通しで聴けて♪、と思いつつ、

「もしかしたら、Mistaも聴けるのかも♪」って思ったりもしていた。

4曲目、ひたすらDmが続くイントロ。

そこへダイアンの歌が加わった時の最初の歌詞は、「Love is funny〜」

え???

私が知る限り、「Love is funny〜」で始まる曲は「But Beautiful」しか知らない。

しばらく間があった後、「or it’s sad〜」

やっぱり「But Beautiful」だ!

原曲からはかけ離れたアレンジでびっくりしたけど、この曲をこんな風に歌えちゃうのはダイアンだからこそなんだろうなあ。

数曲後、今度はひたすらG7が続く。

歌詞は即興だったらしく、

 >1986年に初めて日本に来たのはMt.Fuji Jazz Festival〜♪
 >Sushi、ってなあに〜♪
 >Anyway,let it go〜♪
 >It was soooooo good♪

そしてこの曲はG7のブルースに展開して行き、さらにメンバー紹介の歌になる。

いいな〜、英語が自由自在で!

拍手は鳴り止むはずもなく、ダイアンはアンコールに応えてくれた♪

それで結局!

1stセットと2ndセットの曲目は、インストとアンコールを除いてぜ〜んぶ別の曲だった〜♪

FさんとSちゃんも、「通しで聴いて良かった!」って大感激!

Sちゃんはダイアンを生で聴いたのは初めてだそうで、目をうるうるさせていた。

帰る途中、入り口の近くでギターのRomeroさんにお会い出来たので、興奮状態のまま話しかけてしまった、汗!

昨年のジョー・サンプルのコンサートに行った時と同様、またしても英語がシドロモドロで、汗もドロドロ〜!

どうにかして大感激な気持ちを伝えて、インストの曲名を教えて欲しいってお願いしたら難しい単語だったので

私の手帳に書いて頂いた。

曲名は、「BACAIAO」

最後のAの上に「〜」の記号が2つ付くんだけど、パソコンではどうやったらこの文字が書けるんだろう??

この単語、Romeroさんが作った新しい単語だそうだ。

Romeroさん、とても紳士的で優しい。

「Mistaも聴きたかったんです」って言ったら、Romeroさんは、

「Oh!昨日、演奏したんだヨ」

ああ!、昨日も来たかった!


FさんとSちゃんもすっかり興奮状態だけど、2人はそろそろ終電が迫りつつ.....。

そんな時にSちゃんが、「タクシーで帰ろうヨ!」

そしたらFさんも、「ヨシ!そうしよう!そのかわり、もう1件行こう!」と言い出し

西麻布にある知り合いのバー「ジャンヌ」へ向かった。

このバーのオーナーのTさんとも7〜8年振りの再会で.....、(この話は長くなるので、別の日記に書くことにしようっと。)

知り合いのバーなのに今まで1度も行った事が無かった。

Tさんは、VIPルームの様な部屋に案内してくれて、まるで、ホテルのスイートルームかリッチな人のお家に来たみたい。

部屋には大きなソファーや大きなモニターテレビ(?)も有って、

Tさん:「良かったらカラオケもどうぞ♪」

え、それ、カラオケなの?

私はカラオケは苦手で...数年前の同窓会で歌わされて以来、行った事がない。

私達3人は、ひたすら今夜のライヴの感動を話してばかり。

.....、で、しばらくして.....、

カラオケになっちゃった〜!

言い出したのは私!

「Sちゃん!今日レッスンが無かった分、何か英語の曲を歌いなさい」、と、いきなり先生?に変身、笑!

Fさんも趣味でジャズヴォーカルを歌っているので、Fさんも歌う運命に♪

そしてこの私も〜〜、汗!

しかも曲は、マイケル・ジャクソンの「Beat It」!

ダイアン・リーヴス→カラオケ、という信じがたい流れになっちゃったけど、とっても楽しかった。

深夜3時。

FさんとSちゃんは私と違って「昼間の人」なので、そろそろ帰ろうか〜、という事になった。

タクシーで自宅まで送って頂いて、玄関の鍵を開けて部屋に入る。

私はまだダイアンの感激がおさまっていないどころか練習したくなってしまった。

でも、いくら何でもこんな時間に大きな音は出せない。

仕方なく、ダイアンのCDをかけて、何度も何度も聴いた。

曲を聴く、というよりも、どこで呼吸しているか、とか、どういう風に声を出しているかとか......。

こんな事をしているとますます眠れなくなっちゃうのは判っているんだけど止められない。

気が付くと外が明るくなりだしていたので、映画を観ながら自分をリラックスさせようとしたのに、

HDDに録画してあるリストの中から「ラウンド・ミッドナイト」を選んでしまった!

ダメダメ、こんな映画を選んじゃったらますます眠れなくなっちゃうヨ!

このままじゃお昼になってしまいそうだから、勇気を出して映画終了。

部屋も真っ暗にしてベッドに横になった。

Fさん、今日は本当にどうもありがとネ。

今まで何度もダイアンのライヴを聴いたけど、今夜が1番素晴らしかったと私は思った。

私も、「今夜が1番良かった!」って言って頂けるようにこれからも頑張るぞ♪♪♪