DIARY 60
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♪2008年6月29日(日) 晴れ



ついにツアー最終日を迎えた。

今夜のB♭のライヴは一般公開ではなかったそうだ。

そうとは知らず、昨夜BBSに「みなさまのお越しをお待ちしています」って書いてしまった(汗)。

1stセットは私達トリオの演奏、2ndセットは松本マスターのテナー・サックスも加わってのライヴになった。

B♭はこの夏、札幌に移転するそうだけど、苫小牧のこのお店もとてもいい感じなのにもったいないなぁ。

日曜日の苫小牧の町はほとんどのお店が夜は閉まっているので、打ち上げ会はマスターの手作りのお料理でB♭で行われた。

ライヴも打ち上げ会も楽しかったけど、明日はもう東京へ帰るし、赤坂実さんと後藤新一さん、ほかの関係者のみなさんにもにしばらく会えない事を思うと淋しい....。

札幌に帰って行く3人を見送ったあと、Tさんと私はタクシーでホテルに帰った。

フロントで明日のチェックアウトを12時まで延長して欲しいと話したら、12時までなら延長料金はかからないそうだ。ラッキー!

部屋に入り、5日前の朝には全く声が出なかった事が嘘のようにちゃんと歌えた事を先生と神様に感謝しながらベッドに入った。

あと1日でいいから北海道に居たいな〜...。



(続く)





♪2008年6月30日(月) 晴れ



12時にロビー集合。

Tさんは急用が出来て、午後2時までに札幌に帰らなければならなくなったそうで、どこにも寄らずに千歳空港に向かった。

 

北海道はず〜っといいお天気だった。

もう少し涼しいのかと思っていたのに、昼間は東京と同じくらい暑い。

でも梅雨がないから空気はサラサラしていて気持ちがいい。

 

千歳空港に近づいた頃、大渋滞にハマッてしまった。

洞爺湖サミットの警備による渋滞だ。

20分くらいの間、車はほとんど動かない。

太陽はサンサンと照り付けているし、日陰が無いので日焼けしちゃいそう!

飛行機は16:40発の便だから私はぜんぜん大丈夫だけど、札幌に2時までに帰らなくちゃならないTさんはもうギリギリ!

やっと動き出したと思ったら、検問に引っかかった。

「どちらへ行かれるんですか?」

Tさん:「東京から仕事で来ていた彼女を空港まで送りに行きます。」

その後、免許証を見せたりしたけど、「ご協力ありがとうございました。」という事で無事に通過。

なんで止められたのかなぁ。

茶パツとメッシュにサングラスのせいかなぁ〜.....。

 

Tさんはもう時間が無いのに荷物を空港のチェックインカウンターまで運んでくれた。

「じゃあ、ユカピー、ごめんネ。」っていう言葉を聞いたら急に淋しくなっちゃったので、Tさんの後姿は見送らない事にした。

出発までの約3時間を1人で空港で過ごさなければならない事を考えたらますます淋しくなっちゃったけど、北海道に来ると恒例にしているロビーのソフトクリームを食べに行った。

週明けの月曜日のせいなのか、観光客らしい人達で空港は込んでいた。

お土産品売り場はどこも混雑していて疲れるので、飛行機が見えるレストランに入り、コーヒーを飲みながら出発までの時間をそこで過ごした。

 

機内。

私の席は非常口がある窓側の席。

この席は緊急事態が発生した場合は協力する事になっているけど、前の座席との間隔が広くなっているので私はけっこう気に入っている。

オレンジ色に染まり始めた雲河をながめながら、この1週間の事が頭の中をよぎった。



飛行機は定刻通り18:10に羽田に到着した。

お天気は晴れ。

雨女の私なのに、北海道もず〜っと晴れていた。

京急に乗り品川駅へ。そこからはタクシーで家まで帰った。

久し振りに見る高層ビルや東京タワー。

淋しい気持ちと、それでもなんとなくホッとしている私が居た。

 

今度はいつ北海道に行けるのかなぁ。

ちゃんと声が出るようになって良かった。



また明日から東京の生活が始まる.....。