DIARY 58
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♪2008年6月27日(金) 晴れ

 

午前7:40。

予定より早く目が覚めてしまった。

昨日までは同じホテルに泊まっていられたから、荷物はぜ〜んぶ出しっぱなし。

ドライヤーや今日着るT−シャツなどの他の物はスーツケースに詰め込みシャワーに入った。

荷物を見ながら、「よくこんなにも1人で東京から持って来たな〜。」、なんて我ながら感心。

 

午前11時。

素晴らしいお天気の中、Tさんの車で帯広に向かって出発。

最初の休憩は桂沢湖。

...とその時???

この風景に似つかわしくない、高さ5メートルくらいありそうな恐竜のオブジェを発見。

この湖の周辺は化石の宝庫として有名で、アンモナイトやその頃の生物の化石が多数発見されているそうだ。

それにしてもこの風景にこの恐竜のオブジェ.....(笑)。


ここでの休憩は短くすませて、Tさんと私はひたすら東へ〜〜〜。

車は北海道らしい広々とした大地の中を走り抜けて行く。

そこで私は撮影隊に変貌!

...と云っても携帯電話に付いてるカメラ(笑)。

東京では絶対に見る事が出来ない「鹿・注意」の標識や白樺並木の写真を撮る事に夢中になっていたけど、走行中の車の中から撮るのは結構ムズカシイ〜。
午後1:30。

富良野で休憩を取る事になった。

初めて訪れた富良野。

Tさんは、富良野プリンスホテルのすぐ近くにある「ニングルテラス」に連れて行ってくれた。

そこはまるで別世界。

白樺の森の中に小さな山小屋風の建物が10棟以上も建っていて、それぞれがいろんな工芸品を販売している。

白樺の木陰からひょっこりと小人や妖精が姿を現して来るような、とってもメルヘンな世界。

気分はすっかり観光客になっちゃったけど、帯広に向かわなくちゃ!

「北時計」という、これもまた可愛いレストランで食事をして、私達は富良野をあとにした。
午後4時。

狩勝峠で休憩。

お天気がとても良かったので、展望台ではかなり遠くまで見渡せた。

でも、風がかなり強かったので、短い休憩を取り出発!

帯広「B♭M7」では、6時からリハーサルの予定だ。

 

午後5:30。

帯広のホテルにチェックイン。

フロントで、部屋の鍵と一緒におにぎりを渡された。

「夜食にどうぞ。」などの言葉もなく、それが当たり前のように渡された。

部屋に入ると机の上に袋入りのポテトチップスが置いてある。

「お夜食にどうぞ。」って書いてあった。

 

午後6:00。

「B♭M7」の前に着くと、人の良さそうな男性が看板を出しながら、「やぁ〜、どうも〜!」と声をかけて来た。

この人が今夜共演するベーシストの佐々木源市さんだっていう事は、もう少しあとになってから判った。

だって、インターネットで見た写真とかなり違っていたから。(いい意味で、笑!)

初めての共演、っていうより、お目にかかるのも初めてなのに、リハーサルの時点で意気投合!

音楽的な共通点がたくさん合って、本番も楽しく終了。

佐々木源市さん、通称ゲンさんは汗をびっしょりかきながら「楽しかったナ〜!」を連発していたのでとっても嬉しかった。

ライヴ終了後は、そのままお店で座談会となった。

...とそこであるお客様が、

「じゃあ、収録いきますか?」、と言い出し、

ゲンさんも、

「じゃあ、いっちゃいましょうか。」、と言って、どこからかMDプレーヤーを持って来た。

え?収録って???

なんでもゲンさんは地元でご自身のラジオ番組を持っているらしい。

でも、こんな状況で唐突に収録?

...って思っている暇もなく、ゲンさんの横に座っていたT美さんという女性がいきなりアナウンサーに変身した。

しかも、うまい!

「由香利さんにとって音楽とは何ですか?」

え?いきなりそんな質問されても、今、おくちの中にはクラッカーが入っているし、

でも、MDプレーヤーはすでに録音が「ON」になっていて、しかも収録用のマイクはMDプレーヤー内臓のマイク!

大丈夫なんだろうか、この番組.....。

 

とにかく収録(?)も無事に終わり、ゲンさんとお客様に「また来るネ♪」って約束して、Tさんと私は明日も長距離の移動なのでホテルに帰って早く休む事にした。

夜食に例のおにぎりを食べた。

明日は12時出発。

喉も快調だし頑張るぞ!



...それにしてもゲンさんの奥様、綺麗な人だったナ〜。



(続く)