DIARY 56
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♪2008年6月25日(水) 晴れ



薬のせいもあって良く眠った。

午後1:30に目が覚めた。

直感!

「声は絶対出る!」

シャワーに入りながら歌ってみた。

 

「I play the street life ♪♪〜」

 

キャ〜、歌えちゃう〜♪

いつも通りの声じゃん♪

先生、ありがとう♪


 

それにしても、この約36時間の出来事はなんだったんだろう。

急激に悪化して、しかも声が出ないという症状以外は何も無かった。

熱もないし、咳は少し出たけど、たまにしか出なかった。

 

今日は札幌市内にある「弐拾参屋珈琲店=ふとみやコーヒー店」でのライヴ。

6時からサウンドチェックの予定だったけど、その前にTさんとある場所に寄る事になっていたので、午後4:30に迎えに来てくれた。

その場所は、少し小高い所にあるとても素敵なレストラン。時々ライヴをやっているそうだ。

車は途中、緑の木々が美しい所を通った。

その時!

私のクシャミが始まった!

 

そう。

昨日、病院に行った時に先生が、

 

「もう1つ、嫌な事があるんですよ...」

 

それは.....。

 

「赤坂さんはカモガヤ花粉症なので、今の時期の北海道はカモガヤ花粉の全盛期なんです。」

 

そうそう!

私はカモガヤ花粉症である事が、つい最近判明したのだ。

 

6月の中旬のある日の夜、クシャミと鼻水は止まらないし、目は取ってしまいたいくらいかゆくてかゆくて涙ボロボロ...。

ひのき花粉症とスギ花粉症になってしまったのは判っていたけど、もう6月なのにどうして?

...と思い、翌日病院へ行った。

スクラッチテストをする事になり、ダニ、カビ、ハウスダスト、スギ、カモガヤ、あと2種類は秋の花粉、全部で7種類の液体を左腕にたらし、待つこと20分。

カモガヤの所だけ赤くプックリ腫れて来た。

カモガヤとは、大人の腰くらいの高さのイネ科の植物で、5月下旬から7月上旬にかけて花粉が飛ぶそうだ。

先生に、「最近、どこか自然がたくさんある所に行きましたか?」って聞かれたけど、

「強いて言えば、おとといの夕方、すぐそこの公園で20分くらいボ〜ッとしていました。」

その公園は都会の隙間にある小さな公園で、桜の木が1本あるけど、自然に溢れている公園とはとても言えない。

先生も、「あの公園にカモガヤがあるのかなあ」って言っていたけど、カモガヤは基本的には雑草なので、どこにでもあるらしい。

スギやひのきの花粉は風に乗って遠い所まで飛んで行くけど、カモガヤの花粉は数10メートル、せいぜい100メートルくらいしか飛ばないそうで、カモガヤに近づかなければ大丈夫らしい。

先生から、

「自然がたくさんある場所には近づかないようにして下さい」

...という、ちょっと悲しい注意を受けた。

「タリオン」という薬を処方してもらって、この薬は私にあっているらしく、

朝と夜、ちゃんと薬を飲んでいれば大丈夫になったけど、あの公園には近づかない事にした。

 

だけど、今は北海道に居る。

自然がたくさんある所ばかり。

薬はちゃんと飲んでいるから激しい症状にはならないけど、あと4日間はカモガヤ生活(?)。

 

午後5:30。

Tさんと私はそのレストランをあとにして、「弐拾参屋珈琲店」に向かった。

ベースの赤坂実さん、ドラムスの後藤新一さんと感激の再会!

調律師のIさんと、いつもDVDを作ってくれるHさんも来て下さっていてとっても嬉しい!

間もなくサウンドチェック開始。

絶対に歌えるっていう確信があった。

 

「The falling leaves〜♪」

 

キャ〜♪

いつもとおんなじ声〜♪

 

きのうの朝、まったく声が出なかったなんて事、誰も信じてくれなかった(笑)。

 

「弐拾参屋珈琲店」には今回が3回目の出演だから、毎回来て下さっている方や、昨年の秋の「札幌教育文化会館」でのコンサートに来て下さった方もいらして満席のお客様!

いつもと変わらない声で歌えた嬉しさも手伝って、ライヴはかなりノリノリ♪

歌えるってこんなに幸せな事なんだって再認識した。

母エッピーもかなり心配していたので、お客様の許可を頂いて、母の好きな「テネシー・ワルツ」を携帯電話で生中継する事にしちゃった!

なのに留守電......。

あとでエッピーに聞いたらシャワーに入っていたそうだ、まったくもう〜!

 

ライヴは大盛況のうちに無事に終了。

歌はいつも通りの声に回復したけど、話をする時の声がまだ少しかすれている。

ん〜、やっぱり今夜も早く休もう。

 

(続く)