DIARY 27
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♪2002年11月11日(神戸=雨)

この10日間、ほ〜んと中身が濃かったなあ。
ハプニングがいろいろと有ったけど、ライヴはとっても楽しかった!
アレーナホールでは、久し振りに立って歌っちゃったし!
みんなは「ユカピーが立って歌う!」とか「立ち姿」なんて云ってるし、まるで私、初めて立った赤ちゃんみたい(笑)。
今日の富士通テン「サウンドモニターライヴ」って、富士通テンのカーステレオ「イクリプス」を買った人達が
車の中でいかに良い音でCDを聴けるようにするか、っていうコンテストみたいな物だったんだそうだ。
「イクリプス」を買うと私の2ndアルバム「Rainy Afternoon」が付いて来るので、なんとその中から課題曲が
「When The World Turns Blue」と「Black Coffee」の2曲が出されていたそうで、その聴き比べだったんだって。
同じカーステレオでも、スピーカーやアンプで音が変わるので、全国からオーディオマニアの人の車がたくさん集まっていたそうだ。
時間が有ったら車を見たかったのに、サウンドチェックに時間がかかって見られなかったのは残念・・。
参加した人達は、嫌っていうほど「When The World Turns Blue」と「Black Coffee」を聴いたはずだから
この2曲はライヴで演奏するのはやめようかなあって思ったけど、結局「When The World Turns Blue」はやっちゃった。
普段はJazzは聴いていないような若いオニイチャンが、「やっぱ、生はいいっすね〜!」って云ってくれて嬉しかった。
参加したみなさんは「イクリプス」を買った時に付いてきた「Rainy Afternoon」を持っているはずなのに
CDはたくさん売れちゃってとっても嬉しい!!
それから、私にとってもう1つ嬉しい事が有った。
それは、宿泊が「神戸メリケンパークオリエンタルプラザホテル」だった事。
私はこのホテルがだ〜い好き!
前にも2度泊った事があるけど、夜景が綺麗だし、全室に海に面したバルコニーが付いている。
お部屋も綺麗でとても広い。
このホテルはシングルが無いそうで、前の2回はダブルだったけど、今回はツインだった。
ライヴが早く終わったのでホテルに帰ったのも早かったから、私はフルピーとヒデピーに、
「きっとね、お部屋に1人で居たら、たそがれちゃうよ。」って云ったら
「じゃあ、ちょっとだけコーヒーでも飲もっかー。」って事になって
私の部屋でヒデピーとフルピーと3人で夜景を見ながら、音楽の話や世間話しをした。
でも、結局たそがれちゃったんだけど(笑)。
明日の朝は3階のカフェテラスで海を見ながらバイキングの朝食。
起きられるのかな・・・。




♪2003年11月12日(水)晴れ

9時に起きた。
いつもはこんな時間は眠くてしかたが無いのに、3階のカフェテラスで海を見ながら朝食を食べたかったからだ。
部屋のカーテンを開けると昨日とはうって変わってい〜いお天気。
海の上を走る白い船も見える。
私の長い足(?)もちゃんと伸ばして入る事の出来るバスタブに入ってスッキリ&サッパリ。
ロビー集合時間まで40分しか無くなっちゃったけど、仕度をして3階のカフェテラスへ行くと既にヒデピーが来ていた。
私はサラダ、スクランブルエッグ、ソーセージ、オレンジジュース、コーヒー、e.t.c.
おいしそうな物が他にもたくさん並んでいたのに、時間があまり無かったからちょっとしか食べられなかった。
結局フルピーは来なかったので、ヒデピーと2人の「海を見ながら二人だけの朝食」になった。ヒデピーに、
 「ねえ、私達って、周りの人から、どーいう関係の二人に見えてるんだろう。」って云ったらヒデピーは、
 「きっとさぁ、それなりなんじゃないの?」
それなりって・・・?
集合時間になったのでロビーに行くと、迎えに来てくれた関係者の人の車にフルピーが楽器を積もうとしているところだった。
新神戸の駅に着くと、高校生の団体が2つも居た。修学旅行なのかなあ。
私達が乗るのは喫煙車の16号車。
フルピーはいつも、ベースを11号車あたりのデッキに立てて固定して置く事にしている。
なぜって、16号車は1番端っこなので、ベースをかついで移動するのは大変だから。
名古屋までは新大阪と京都に停まるから、フルピーは楽器を見てなくてはならない。
フルピーは、「名古屋を過ぎたら16号車に行くね。」って云うので、私とヒデピーだけが16号車の所まで
ホームの上を高校生をかきわけながら歩いた。
新幹線到着。
16号車12番A〜Cを取ってあったのに、既に他の人が座っている。
 「あの〜、私達の席、ここなんですけどォ〜・・・。」
って云ったらその人達もチケットを確認して、
 「あら?私達のチケットもこの席になってますよ」
???どーいう事?
車掌さんが来たので聞いてみるとJRのミスだった事が判り、でも今日は満席で3人並んでの席は無いそうだ。
2人分は16号車に空きがあるのでそこを使って良い事になったけど、もう1人分は11号車の禁煙車。
ヒデピーが、「オレ、11号車に行くよ」って云ってくれて、フルピーもまだ11号車に居るらしいから、私1人が16号車に残った。
名古屋を過ぎて5分くらい経っても、すぐ後ろの席が空席のままだったので、「もう誰も座らないな」って思って
「こういう時ヒデピーも携帯を持っていればいいのになあ」って思いながら禁煙車に居るヒデピーを呼びに行った。
途中の車両は高校生でいっぱい。
ヒデピーを見つけたので、「16号車、さっきの席のすぐ後ろが空いてるから戻って大丈夫だよ」って云った。
フルピーが見当たらないので「フルピーは?」って聞いたら、
 「知らない。会わなかったよ」って云う。おかしいな〜、フルピーも11号車あたりに居るはずなんだけどなあ、って思いながら
 「フルピーを探して来るから、さっきの席まで戻っててね。」って行って次の10号車の方に向かった。
9号車、8号車、7号車、、、私は車両を移動する度に、デッキの左右を見て、ベースが有るのかどうかを確認した。
6号車、5号車、、、ついに1号車まで来てしまった!
フルピーが居ない!
フルピだけじゃなくてベースも無い!
ベースが有ればフルピーが見つからなくても、どこかの席に座っているのに気が付かないで通り過ぎちゃったのかなって思ったけど
ベースが無い!!
どうしたんだろう!
乗って無いのかな!
ホームで高校生が飛んだり跳ねたりしていたから、ベースに何か有ったのかも!!
すぐにフルピーの携帯に電話したけど、マナーモード。
でも、すぐにフルピーからかかって来た。
私:「どこに居るの!?」
フルピー:「あ、いや、今、16号車に来たところなんだけど、、、。」
私:「え???私は1号車までフルピーを探しに来たんだけど、ベースが無い!」
事の流れはこうだった。
フルピーは、いつもは11号車あたりのデッキにベースを立てて置いているのに、京都を過ぎたあたりで今回初めて
「ここに置かれては困ります。」って言われたそうで、「なんとかルーム」っていうすっごく狭い所にベースを
入れなくてはならなくなったそうだ。
東京方面に向かう新幹線は16号車が先頭。
フルピーは11号車の10号車寄りに居たらしく、ヒデピーは11号車の12号車寄りの席に座っていた。
ベースを「なんとかルーム」にやっと収納したフルピーは、ヒデピーの後方から16号車に向かった事になるので
11号車にヒデピーが居た事には気が付かないで通り過ぎてしまったらしい。
私がフルピーとベースを探しながら11号車方面に向かっていた時、フルピーはトイレに居たそうで
だから私はフルピーに会わなかったのだ。
一方、フルピーは、ヒデピーが16号車に戻る前に16号車12番A〜Cに着いちゃったので
「え!ユカピーとヒデピーが居ない!どーしたんだろう!!」っていう事になっちゃったわけ。
なにはともあれ、3人がやっと会えた。
やれやれ、少し寝ようかな〜って思っていた時フルピーが、「ユカピー、ユカピー。」って呼ぶ。
フルピーが指をさしていた方向の買い物かごの中から、なんと可愛いワンチャンがピョコっと顔を出していた。
飼い主のお姉さんに「触っていいですか?」って聞いたら「いいですよ(ニッコリ)」って云ってくれたので頭をなでたら手をペロペロ。
それからフルピーとヒデピーと私の3人はワンチャンについて話をしながら、あっという間に品川駅に到着。
あ〜あ、なんだか珍道中だったけど、楽しかった!
フルピー、ヒデピー、お疲れ〜!