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騎士叙任式
騎士の卵である少年は二十歳を迎えました。
晴れて騎士見習いの期間を終えた彼らは騎士になるために「騎士叙任式」を行います。
ドイツの言うところの「刀礼」ですが我々が知っている騎士叙任式はほとんどがフランスのものです。
ドイツの刀礼の流れ
基本的な流れとしてミサが催され、その後で荘厳な儀式が行われます。
主君みずからの手で、今日まで見習いであった者に剣を佩かせ、盾と槍を授けます。
その後は祝宴を行う、という流れです。
フランスでの騎士叙任式
儀式の日の前夜には紋章を教会の祭壇の上におくという風習が行われるようになり
騎士叙任式を受ける若者は入浴ののち、夜通し祭壇に祈りをささげつつ起きています。
夜が明けると司祭がミサを捧げ、その後、青年は家族や友人と朝食を摂ります。
そして、この日のためにしつらえた新しい衣服〜多くは純白の絹のシャツやアーミンの毛皮の外衣〜で身を包みます
この叙任式は野外に高台をしつらえたり、絨毯を敷いたりして行われることが多かったようです
式が始まるとトランペットが鳴り響き、吟遊詩人がにぎやかに音楽を奏でます
そして青年は武具などを身につけ、最後に司祭が祈りを捧げた剣を受け取ります
この際、剣の柄に口付けを行います
彼は厳かに剣を佩かされ、叙任を主催する騎士が若者の首ないしはうなじを素手で打ちます。
これは「コレー」と呼ばれ、強烈な強打で行われ、身構えている者ですらよろめくことがあったようです。
それほど強烈な一撃なのは今日という一日、特に今日の誓いを生涯忘れてはいけないという主君の想いが込められているからです
時代によってはこの後、教会堂に向かい、剣を祭壇の上において、背うなる教会への献身を表す慣わしもありました。
この後、父親や主君から騎士としての装備が授与されます
軍馬であったり槍であったり盾であったりと・・・
騎士になった若者は主君に対して持ち出す最初の願いは不当でない限り聞き届けられました
ちなみに同時に騎士叙任を受けた同期の見習いは「盾仲間」と呼ばれ永遠の友情を誓いました。
>叙任を主催する騎士が若者の首ないしはうなじを素手で打つ
こういうシーンがキングダムオブヘブン で父から息子に剣を渡すときにありましたが
あれは緊急だったので簡易叙任といったところでしょう。
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