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攻城戦の心得 〜いざ突撃〜
突撃の風景

中世への旅 騎士と城より
敵陣に投石機で石を投げ込み、破城槌で城壁を破壊し、櫓を近づけ城壁を乗り越えようとします。
いよいよ、この後、決定的瞬間が訪れようとしています。
防御側も火矢を放ち、兵器を破壊しようと必死ですが、これに失敗すると後は白兵戦に入ります。
櫓から侵入がまず始まりましたが櫓には精鋭部隊が入っていることが常です。
その中に将軍自身がいることも少なくありません。
それほどにこの侵入が攻め手にとって大事であると言えます。
もちろん、防禦側も城壁で迎え撃つ兵士は精鋭部隊です。
運良く櫓を横転させたり、火災で破壊し侵入を防げたとすれば、しばしの静寂が訪れます。
しかし、そうでなければ地獄の幕が上がります。
櫓から侵入した兵士は軍人・民間人に対して一切容赦をしません。
一度繋がった櫓からはどんどん後続の兵士が続きます。
略奪が始まり、あらゆる物は破壊され、収奪がひたすら行われます。
兵士の中には騎士道精神を持っている人間ばかりではなく流れ者や傭兵などが数多くいたせいです。
神経戦
略奪が終わると城には火がつけられ、徹底的な破壊が行われます。
一度で破壊が出来ない場合は何度も遠征して破壊をする、ということもありました。
しかし、そうなる前に「降伏」を行う場合があります。
毎日、敵情を視察し、偵察し、敵襲に備え、こちらからは何も出来ない日々が続きます。
また城内で大勢の人間が極めて狭い空間にずっと緊張状態で住むのは
並大抵の神経的では耐えられません
包囲は食糧の消耗だけではなく、このような神経戦において
多くの場合、 攻め手に有利な状況を提供します。
降伏の慣わし
このように降伏をする場合、市内の聖職者が敵に恩寵を請い、
降伏条件を少しでも良くしようと嘆願する例がよくありました。
降伏が受け入れられると行列となって勝利者の元に行かなければなりません。
守備兵の服装は懺悔服を着、自由民は首に剣を吊るし、不自由民は首に縄を吊るします。
これは自分が死に値する罪を犯したことを認める印です。
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