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城の構造 主塔と土牢
主塔=ベルクフリート
今まで様々な防備を説明してきましたが、まだ一番強力な防備施設が残っています
それがタイトルの通り主塔=「ベルクフリート」
城の外観構造にも載せてある、城壁の内側にある塔のことです
ベルクフリート(主塔/ベルクフリト/ベルフリト)

「中世への旅 騎士と城」より
この塔は非常に頑丈に作られているため、現在でも城が廃墟であっても塔だけは確認出来るなんてことがあります
塔の天辺には番人が配置されており、周囲を常に監視しています
敵・味方関係無しに周囲に人が見えると城内に知らせるのが彼の仕事です
これにより寄せ手の奇襲を防いだりなど行えます
そのため、彼が仕事をさぼると城の危機に繋がるため、番人には妻帯を許されていません
さて、いざ戦闘が始まるとこの塔は非常に強い守りとなり敵を脅かします
この場所は視界の良い天辺から狙撃を可能にするだけではなく、
いざ攻撃を受けた際に城兵の最後の逃げ場にもなります
形は横断面が円形、または多角形をしており他の建物から離れています
高さは27メートル、直系は9〜10メートルが平均だったようです
また、上の画像を見て頂ければわかりますが入り口が特殊な場所にあります
梯子がないと届かない地上5メートルにあり、梯子を落とせば敵兵に攻められることはありません
更に入り口の大きさが男が一人かがんでもぐりこめるような狭さであり、
場合によっては閂などで塞ぐことも行われました
まさにベルクフリートは鉄壁であったと言えます
ベルクフリートの断面図

「中世への旅 騎士と城」より
上の図を見ながら階にわけて説明すると
まず「入り口」の2階。
上に書いたとおり、ベルクフリートの入り口は少し高いところにあります
そのため、2階が入り口となっています
次は3階。
ここには炊事場が置かれていました。
理由は簡単、攻囲してくる敵兵に浴びせるピッチを沸かすにも使えるからです
また、炊事場ということで料理も行えます。召使が寝るのもこの階だったようです
次は4階。
城主の家族の私室など。一番安全なところにあると言えますね。
また、ベルクフリートの上層の階は捕虜の牢屋になっていることもありました
しかし、最後の拠点ということもあり、居室に使われることも多かったようです
最上階は上に述べた番人の部屋です。
土牢
では1階はどうなっているのでしょうか
上の図の場合、何もありません。1階と地下一階が繋がっており「土牢」となっています
まず、2Fの床は揚げ戸になっており、それを開けることにより地下への扉が開きます
捕虜はここから綱で土牢に降ろされ、身代金が支払われるまでそこにいなければなりません
この土牢がまた悲惨な場所です
まず、窓も扉もないこの土牢は光と空気は上層からしか入ってきません
基本的に暗闇の中、長い時間を過ごさなければなりません
地面には排泄物などが積みあがり、蛇・蛙、毒虫もうようよとしており、地下水も染み込んで来ます
そして、食事はというと一日、一片のパンと水差し一杯の水のみ
この中で何年も過ごすというのは並大抵の精神じゃ発狂確実です
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