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サイコドクター File.14「ノイズ」の大まかなストーリー
主な登場人物(旧・主な登場人物も参照して頂ければわかりやすいです)
大まかなストーリーなので詳細を知りたい方は是非、本のほうをお読みになってください。

那珂川十希:今回の依頼人。アーティストだが作曲中に耳鳴りがおき作曲を断念。楷を訪ねる。
第1話 メロディーが聞こえない
有名アーティストの那珂川十希は突然、作曲中に耳鳴り・・・ノイズが聞こえるようになり思うように曲が作れない。
マネージャーは心因性と見て、サイコドクターの楷を訪ねる。
楷が症状を尋ねると心の中から「ザッザッザッ」と音が聞こえるという。
内科的な問題かもしれない、と病院を勧めるが十希は頑なに断る。
まず、楷は彼女の生まれ育った施設へと向かう。
そこで大したヒントは得られなかったが海の側、ということで「波の音」なのではないかと推測する。
しかし、十希は波の音よりもっと早い・・・と説明する。
そこでマネージャーは「音楽にしてみたらどうだ?」と提案する。
そして、長時間の作曲の後、ついに心の中のノイズを音楽にすることに成功する。
それを聞いた楷はこの音が「心音」であることに気付く。
第2話 出会い、そして別れ
「これは母親の胎内で聞いた心音だ」ということに気付いたサイコドクター楷。
彼女の作曲した音楽にはもう一種類の音が流れていた。
それは母親の側で音楽の演奏をしていた父親の弾いたギターの音楽だった。
彼女は父親は母を捨てた冷酷非道な男、と思っていたので動揺した。
しかし、マネージャーの勧めもあり、その胎内で聞いた音を自分で歌う歌として作曲しなおすことにした。
これにより、まだ見たこともない父親を見つける手がかりになるかもしれないと思ったからだ。
歌も大ブレイクし、父親の情報も入ってくるようになった。
それによると彼女の父親は末期のガンで死の床にいるとのことだった。
すぐに彼女は父親のいるホスピスに慰問という形で訪れることになる。
道中の車で楷が「何故、今このタイミングでノイズが聞こえるようになったか心当たりは?」と聞くと
「赤ちゃんが出来たから。私と同じ不倫の子なので迷っている」という答えが返ってきた。
この時、やっと全ての姿がサイコドクターには見えたようです。
その治療法は「父親に認められる」と思った楷は父親との再会を促した。

「お前に会いたかった・・・」
そしてついに父親との再会を果たし、「会いたかった」と言われることによって彼女の病状は落ち着いた。
めでたしめでたし。

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