間人温泉 海雲館〜天橋立 他
2009.10.03(sat)-04(sun) 今回の旅は、我が家の次女2歳のお誕生日記念旅行。 とはいっても、我が家の次女の誕生日は9月19日で、今年のその日はシルバーウィーク幕開けの日。遊びに行ってくださいと言わんばかりの、絶好のお出掛け日程。 が、しかし、またも我が配偶者の代休無しのきゅうz(以下、最後までタイプするのも忌々しい言葉なので省略) というわけで、若干日程がズレてこの日に決行。 そして決行日決定に難航した以上になかなか決まらなかったのが、行く先(宿)。 どこに行こうか、どこの宿がいいだろうかと散々悩み決められず、結局二冊の全く異なる地域のガイドブックを購入し比較検討。 そんなこんなでようやく最終候補を全く異なる地域の二つのお宿に絞り、そこからまた散々悩みに悩んでなかなか決められずにいたのだが…結局最後は予算の都合で今回の地(宿)を選ぶ事と相成った。 というわけで悩みに悩んで決めた今回の子連れプチ旅行の行く先は、丹後半島です。 福知山の欧風家庭料理 ぱれしゃとう 昼食は、この日の目的地に向かう途中にある福知山駅周辺で採る事に。
日本最大の鳴き砂浜 琴引浜 「はい、これ領収書。駐車場に入ったら、わたしと同じ服装をしたガイドがいるから、この領収書を見せれば色々教えてくれますから。」 高いなと思いつつ言われるがままにお金を払い、領収書を受け取る。 「駐車場代が必要なの、海水浴シーズンだけかと思ったよ。」 支払った駐車場代、1000円。高いなぁ。 泳ぎに来て一日中ここに居るならともかく、ちょっと浜遊びするだけなのでこの値段が高く感じてしまう。 こうして高い高いとブツクサ言いながら駐車場の奥に侵入。 そして車を停車させてみれば、眼下一面に広がる白い砂浜と真っ青な海。海水の透明度もかなり高い。 うわー、綺麗。 なるほど先ほどの高いと感じた駐車場代、この浜の環境保護のために使われるのならば、それはちっとも高くないな。 駐車場には切符切りのおじさんが言っていた通り、ガイドをしてくれるおじさんがいた。我々よりも先に来ていた観光客相手に何やら説明している。 早速我々もそれを聞くべく、ちゃっかり先人観光客の輪の外に紛れ込む。 「じゃぁ、砂の鳴かせ方を教えましょうね。」 先人観光客が帰り、広い砂浜には我々家族のみ。ここは、日本最大級と言われている鳴き砂浜である琴引浜。やって来たからには、鳴かせてみなくては。 なんたってここで遊ぶために私は、わざわざヒールのないドライビングシューズを持参し、この地に到着するなりそれに履き換えていたんだから。 さぁ、早速試してみるぞ。 ガイドさんがやった通りに見よう見真似で足を磨るようにして砂の上を歩くと、キュッキュと不思議な音がする。手で軽く砂浜をなぞってみても、やっぱりキュッキュと不思議な音。 へぇ、面白い。 この音の正体は、石英という砂粒なのだそうな。そして砂浜がやけにキラキラと輝いているのも、この石英の仕業なのだとか。 へぇ、二重に面白い。
http://www.meitenkan.com/spots/aminochou/kotobikihama/←こちらのサイトには、浜辺の様子を窺う事が出来るライブカメラが有ります。 間人(たいざ)温泉郷 海雲館 開放感溢れるどこまでも続く水平線を車窓に眺めつつ車を走らせる事約15分。本日の最終目的地、今回のお宿である「海雲館」に到着。 が、しかし、それまでの開放感たっぷりの水平線は何処へやら. こちらのお宿、オンザビーチならぬオンザハーバー。オーシャンビューならぬ、ハーバービュー。 思いっきり入り組んだ漁港の目の前に建っていた。
「辛いっ!!!」蟹シーズンオフの海雲館 夕食編 間人(たいざ)という地名を、今回の宿探しの最中に初めて耳にした私。初めてその名を聞いた時、マイナーな温泉なんだな…と思った。 が、この間人は、知る人ぞ知る高級蟹の産地なのだと言う。 間人近郊で水揚げされた松葉ガニを間人蟹といい、その品質は、山陰はもちろん日本国内でも屈指なんだとか。 しかし、我々家族がこの間人を訪れたのは蟹のシーズン開幕直前の、いわばこの地のオフシーズン。 そう、我々家族は、この蟹を目当てで間人を訪れたわけでもなく、当然これを食してもいない。 この地の蟹の味を知っている人に言わせれば、「間人に行ったのに蟹を食べていない?一体、何しに行ったの?」といった所だろう。 ちなみにもしこの間人蟹を堪能するコースで宿泊したのなら、今回我々が宿に支払った金額の最低3倍の額を出さなければならない。 げに恐るべし高級蟹間人蟹。 つまり、今回我々がお世話になった海雲館、ここを訪れる人々は、温泉よりも眺望よりも何より蟹を目当てにしているのである。 かなり乱暴な言い方をすれば、蟹さえ食すのにこじゃれた客室など不要!!!という方々が足を運ぶんじゃないかと推測する。 というわけで、今回我々家族は、秋の創作和風懐石12品コースにて宿泊。 蟹シーズンオフのお料理は如何なものか。
旅先検討中に、この宿の料理に対する口コミを見た。「料理が多すぎる!!!」という苦情の口コミを。 確かに、大食漢の我々夫婦が「もう要らない」と言ってしまうほどのボリューム、しかも子どもらに取り分けた上で満足しているんだもの、並の食欲・小食の人にはかなりのボリュームだと思う。(それでも料理が多いからって文句を言うのは如何なものか…と思うが) あ、ちなみに、お櫃のご飯もしっかりお替りいただきました。 お酒は飲まない我々夫婦、ご飯は最後に出てくる予定を変更して先に出してもらったのだが、食事の最中で早々とお櫃の中身が空っぽになってしまったのだった。 仲居さん、我々の食べっぷりにきっと驚いただろうと思われる。 総評: 味良し、素材良し、ボリューム満足の夕食で文句なし。 春先に旅した「はいふう」の夕食も美味しかったが、あちらはちょっと凝った風な調理法だったのに対し、こちらは素材の味を前面に出した素朴な調理法。 シンプルな味付けでここまで満足させられるとは、天晴で御座います。 ただ欲を言うならば、食後にフルーツのデザートやコーヒーor紅茶があると嬉しかった。 プラス、子ども料理の設定があるとこれまた嬉しかった。美味しい料理が運ばれてきても、先ずは子どもらに取り分けしてやらねばならず、落ち着いて食べていられない。 しかもご飯が美味しいものだから、取り分けても取り分けても「もっともっと、もっと食べたい」、「あれ食べたい」とうるさい事この上なし。 いや、ホント、子ども料理の設定を切に願う。 まぁ、蟹がウリのこの地、この宿、子ども歓迎!!!の雰囲気ではなかったから仕方ないんだけどね。 最後に、蟹のないシーズンオフでも問題なく、充分過ぎる程に美味しいとも記しておく。 蟹シーズンオフの海雲館 朝食編
宿泊部屋にも、この朝ご飯を食した宴会場でも、畳に煙草で出来たと思われる焦げた跡を発見した。 思うに、蟹を食しに来た宴会客達が酔っ払ってうっかり焼け焦がしてしまったのだろう。 元喫煙者の私だから、お酒を飲むと煙草が吸いたくなる気持ちも充分分かっている。が、現子持ちの非喫煙者としては、こういう焦げ跡を見るのは正直気分良くないし、怖いなと思ってしまう。 吸う自由がある以上、火事には本当に気をつけて頂きたい。 伊根の舟屋
雪舟庵のランチ 昼食は、完全予約制というお店、雪舟庵。
天橋立
「花ねー、こないだの旅行でねー、お風呂に入ったのとぉ、旅館のご飯とぉ、海で貝殻拾いしたのが楽しかったよ。お風呂とご飯と貝殻拾い、またしようね。」 おおお、長女よ、母とほぼ同じ感想だね。しかし、旅館のお風呂とご飯はともかく、海が楽しかったとはね。 親子リゾーターへの道計画が着実に成功しているのだと、よもや温泉旅で再確認させられるとは思いもよらなかったよ。 さて、我々家族の次の旅先、一体どこになるのやら。 |