初母子旅行 淡路島洲本温泉 淡路島観光ホテル
2010.03.30-31 今回は、記念すべき我が家初の母子旅行。そして、これまた初の友人母子同行の旅でもある。 この初づくしの旅に同行する母子、その母親は、私にとっての「食の師匠」。彼女との出会がなければ、「花飯(ハナメシ)」は存在しなかっただろうし、それどころか子どもの離乳食は我が配偶者に丸投げしていたと思われる。まさに運命の女性(ヒト)。 そんなL譲と、その愛息である長男ボン君、次男きょん君。 ちなみに長男君は我が家の長女と同じ年で、次男君は乳児である。 さぁ、どうなる事やら---- モーリヤ 関東から遠路遥々乗り込んでくるL嬢唯一のリクエストは、モーリヤ。そう、あのモーリヤである。 ファンクラブの特典プロモだか何だかで、神戸にやってきたGACKTがお肉を食べたのもこのモーリヤである。 我々夫婦も子どもが産まれる前にたった一度だけ足を運んでその美味なる肉を食した事があるモーリヤだが、如何せん子連れには敷居が高い気がして今まで避けてきたモーリヤである。 だが、しかし、遠路遥々やってくるL嬢の願いなら聞き入れないわけにはいかない。少々ドキドキしつつ、サイト経由でランチの予約。 さて、母子旅行の筈の今回の旅だが、このモーリヤでのランチには我が配偶者も同行。 超ウルトラスーパーが付くほどの方向音痴な私が子どもらを連れて三宮に行く…さらにその後、公共の交通機関を使って宿を目指す…というのが彼にしてみると、不安で不安でしょうがないらしい。 それにモーリヤでのランチも、大人の手がもう一つあった方が何かと助かるんじゃないか。 それが彼の言う同行の理由。 ま、そんな尤もな理由を述べてはいるが、何のこっちゃない。彼もまた、モーリヤの肉が食べたかっただけである。間違いない。 しかし、これは、結果的に大正解だった様子。 神戸は初めてのL嬢と、超ウルトラスーパー方向音痴の私だけだったならば、合流するまでに一体何時間かかったか分かりやしない。 結局、初神戸の街を二人の子どもを連れてさ迷ったL嬢は、我が配偶者の携帯電話による案内でどうにかこうにか我々と落ち合う事が出来たのでした。 (遠路遥々やって来てくれる…とか言いながら、L嬢に集合場所として指定したのはランチを採るモーリヤ本店前という接待心の無さ) やっと合流できたという安堵感と、迫る予約時間に急かされ、挨拶もそこそこにモーリヤ店内へとなだれ込む。 所でモーリヤ、狭いです。 細長い建物で、店内は階段しかなくバリヤフリーならぬ、バリヤフル。ベビーカーで眠る次男君を連れて2階席へ行かねばならなかった。 (もしかすると予約時にベビーカー持ち込みを伝えていれば、1階席を確保しておいてくれたかもしれない) ようやくの合流にほっとする暇もなく、L嬢にはさらなる肉体労働を課してしまって大変申し訳ない事をした。 そして狭いお店なので、大人3名を筆頭とする計7名の我々全員が一緒に座れるようなテーブルは存在せず。 なのでL嬢母子は4人掛けのテーブル席へ、我々家族は目の前の鉄板でシェフが肉を焼いてくれるカウンター席へと離れて着席。 さぁ、モーリヤだ。 園児二人にはハンバーグランチ、大人三人はお得な国産牛フィレステーキランチを、予約時に既にオーダー済み。さぁ、あとは、出来上がったお肉を食べるのみ。
住所:兵庫県神戸市中央区下山手通2丁目1-17 電話:078-391-4603 公式サイト:http://www.mouriya.co.jp/indexp.html はーちゃんの、「シャッキーンしてくらはい」 モーリヤでの美味しいランチを終えたなら、高速バスに乗り込み我が配偶者に見送られつつ宿泊地を目指す。 うーん、大丈夫だろうか…… 今回の旅の行く先、その地へは度々訪れていはいるが、如何せん今回は公共の交通機関を使っての旅。正直言って、かなり不安である。 モーリヤを出た途端に手を繋いだりして、すっかり打ち解けている園児二人と、いつも通りにほんやり・おっとりとご機嫌な次女を横目にやや緊張気味の私。 そんな私に、次女はーちゃんが言う--- 「シャッキーンしてくらはい。」 シャッキーン…借金ではない。次女の言うシャッキーンは、シートベルトを指す。彼女は、自家用車のチャイルドシートは勿論、スーパーの子どもホルダー付きカートでも、きちんとベルトを締めたがる。 真顔でベルト装着をお願いする次女に、思わずプっと噴き出す。 ハイハイ、ちゃんとベルトしとうこうねぇ。 ベルトをカチっと締めてもらい、安心したかのように一人前に車窓からの眺めを楽しんでいる。しかし、そのうちウトウトと眠ってしまった。 面白いのぉ、はーちゃんは…… 彼女のそんな言葉と調子に癒され、若干緊張が緩んだものの、やっぱりなんだか気が休まらない私。いつもならこういう乗り物に乗ってしまうと、ものの数分もしないうちに眠ってしまうのだが。 延々お喋りをしている園児二人の声をBGMに、只管ボケーっと流れる車窓の景色を眺めていた。 送迎車 まさか…これ?! 終点のバス停で高速バスを降りたなら宿へ送迎の依頼連絡を入れる。子どもらのオムツ交換等をしている間にそれは来た。 来てくれた送迎スタッフの後をついて行くと、そこに真っ白い軽トラック。 え、これ…?!?!まさか、荷台に乗れとか?!?!?! あまりの驚きに声も出せずにいると、その軽トラックの横をスタスタと通り過ぎる送迎スタッフ。 良かった、どうやら私の勘違いだったらしい。 そして、その軽トラックの前に停まっていたのは……… リムジンだった。 某セレブ姉妹が移動で使っているような、後部座席が対面式になっているような大きなものではなかったが、それでもリムジン。 まさか軽トラックに乗せられるのでは?!と一瞬疑ってしまった時とは別の種類の驚きで、思わず落ち着きをなくす根っからの貧乏人。 落ち着きをなくしたついでにベビーカーを畳もうとしているL嬢から次男きょん君を受け取り、そのまま座席に乗り込んでしまう。 でも、まぁ、リムジンだし、子ども3人と大人2人くらい、後部座席に座れるだろう……… と、思っていたら座れなかった。甘かった、甘納豆くらい甘かった。 先に乗り込んだ園児二人と我が家の次女が詰めて座ってくれないから、L嬢が乗車する隙間がない。 仕方なく彼女は、助手席へと移動したのだが……… 「うわぁぁぁぁぁーーーんっ!!!」 知らないオバちゃんに抱かれた乳児の次男君、お母さんが離れて座ってしまったものだから「うわわん」と大号泣。 そりゃそうだ。 あわわわわ…と慌てて座席移動。次女君をL嬢の腕の中へと戻し、私が助手席へと座る。 お母さんに抱かれた次男君は、ピタリと泣き止む。やれやれ………と………… 「あらら、ごめんねー。大丈夫よー。」 L嬢の声に振り返る。と、我が家の次女、目にイッパイの涙を溜めていた。しかし、口をへの字にして「泣くもんか」とばかりに耐えていた。 どうやら今度は、彼女が母親から離れてしまった事に涙しているらしい。 だがしかし、何故に泣かない。何故に耐えている。 思うに、母親と離れて座らねばならぬ事への涙なのだろうが、この状況、乳児のきょん君が母親を求めて泣いてしまった…という状況を理解しているのではなかろうか、と。 ママと離れて座らなきゃいけないのは寂しいけれど、私の方が大きいんだし、我慢しなきゃ…そう考えて耐えているのではなかろうか、と。 2歳にしてそこまで状況が理解出来るものだろうかと思うが、そう考えるのが一番納得いくんだよな。 それにしても、あんな表情の次女、初めて見た。 そして久しぶりに抱っこした乳児……軽くて、柔らかくて、懐かしい匂いがした。我が家の次女も、ほんの1年ちょっと前まではあんなんだったはずなのにな。 もうそんな頃の事なんて、忘れちゃったよ。 淡路島観光ホテル 露天風呂付客室「海〜umi」 そんなこんなで無事お宿到着。 今回の宿泊ホテルは、皇后美智子さまが妃殿下時代にお泊りになられた淡路島観光ホテル。 それも海が望める露天風呂付きのお部屋である。イヤァ!!! 「お部屋は1階になります。」 サクっとチェックインを済ませ、子どもらは淡路島の名産品である「吹き戻し」を各自一つずつプレゼントしてもらいお部屋に案内してもらう。 が、しかし、露天風呂付き客室「海〜umi」特別な部屋だと聞いていたので、てっきり上層階に位置する部屋だと勝手に思い込んでいた。なので1階と言われてしまい、「へ?」と。 なんだか、ちょっとガッカリなんだが…… 案の定、部屋からの眺望はもう一つ。
子ども達の事 さて、子ども達。次女はともかく、我が家の妙に性格が女の子女の子した長女と、いかにも男の子な性格のL嬢家長男ぼん君。 そんな組み合わせの二人が巧くやってくれるだろうかとやや心配していたが、全くの杞憂に終わった。 モーリヤでのランチ終了後、二人で手を繋いで歩きだしたかと思えば、移動のバスの車中も隣り合わせに座ってキャッキャ・ウフフと実に楽しそう。 宿到着後は、我が家の長女が持ち込んだ「こどもちゃれんじ」のカルタに興じる。うん、仲良き事は美しきかな。 と、ここで……… 「ハイ!!!」 「ハイ!!!!僕のっっ!!!」 L家長男ぼん君、かなり主張できる子。同じ札に手がかかると、それは自分のである、自分が早かったとはっきり主張する。そしてそのまま、グイっと自分の方に札を引き寄せる。 子どもらが遊んでいる姿を傍から見ていたが、「いやいや、今のは親の贔屓目抜きにしても我が家の長女の手が早かったでしょう」というタイミングであったとしても、「僕の」と主張し、ズルズルと札を自分の方へ手繰り寄せる。とにかく一度自分の手が触れた札は、とりあえず己の方へと己の方へと引っ張っていく。 この強引さ、我が家の長女にはないものだ。我が家の長女は、こういう時、「え、私の方が早かったよ・・」と思っていてもそれを口に出来ず、「えええ…」と納得のいかない表情するだけ。 そして、母親である私の方に視線をやり、「私の方が早かったよね?」と同意して欲しいような顔をする。 うーん、親としては、ここで、はっきり主張出来る子になって欲しいのだが………実は私がそういうタイプで、「えええ…」と思いつつも、「それは違うだろ」と思いつつも、何も言えずにすごすごと引き下がってしまう。だからこそ、我が子にはハッキリ言えるようになって欲しいのだったりするのだが。 ………ま、無理か。親が出来ないものを子に求めるのも無茶な話というものだ。それに、我が家の長女がああいう性格だからこそ、お友達と衝突せずに済んでいるのだろうし。 と、こういうエピソードを書くと、L嬢家長男ぼん君が、ただの我の強い子に思われてしまいそうなのだが、実は違う。 「ハイ!!!」 「はぁい〜。」 ぼん君が手を掛けたのと同じ札にもう一つ小さな手が乗る。我が家の次女の手だ。 するとぼん君、今のはどう見ても彼の方が早いタイミングで札に手を置いたにも関わらず、先ほどととは打って変わって何も主張しない。それどころか「はい、どうぞ。凄いねー」と次女の手にカルタの札を手渡してしまうのである。 つまり彼は…… 自分と同じ幼稚園年中児である我が家の長女に対しては、自分と同等という認識があるので己の我を通す。 しかし、自分より小さい子であると認識している我が家の次女に対しては、実に寛容に、優しく接してくれているのだ。 なるほど。5歳にして出来る男だな、お主。恐るべし、侮れぬ。将来が楽しみだ。 ペコちゃんVSミヤオススム 「お母さん〜。」 カルタの後に子どもらがハマったのが、携帯電話での撮影。 我が家の子ども達は、それぞれ両親のお古携帯を玩具カメラ代わりに使っているのだが、今回の旅にもそれをしっかり持ちこんでいた。 それで普段ははーちゃんが使っている携帯をぼん君に貸して遊んでいたわけだが、彼の被写体はもっぱら母親。 セッセセッセと母親の姿を写しまくる。 「おかあさん〜。」 息子に携帯を向けられる度、なんとも可愛らしいポーズでその要求に応えるL嬢。可愛い、可愛い過ぎる。やばいくらいに可愛い過ぎる。 なんというか、舌を口角上にペロリと出したペコちゃんのような表情。顔の横に添える指先も、また可愛らしい。 可愛い、可愛い。可愛い過ぎる……ええのぉ、若くて可愛いお母さん………… 「ママー、こっち向いてぇ。」 いつもは妹を被写体とする我が家の長女も、ぼん君に触発されて母親に対して携帯カメラを向ける。 面倒くせーなーと思いつつ、仕方がないので「変顔」で応じる。 「もー、なんでそんな変な顔するのよぉ。可愛いポーズで、可愛い顔してよー。」 可愛いポーズに可愛い顔…ねぇ…………ハイハイ………………「ハイッ!ハイッ!ハイッ!」。 「えー、何それぇ。それが可愛いポーズなのぉ?」 「ハイッ!ハイッ!ハイッ!」と、ミヤオススムの往年ギャグでは、不服か、娘よ。 咄嗟にミヤオススムのギャグが出てくる所が高齢母の高齢母たる所以。 まぁ、高齢なのは致し方ないとしても、可愛い…というリクエストでこの仕草が出てくる所は、若い・高齢とは関係なく、単なるセンスの問題かと思われる。 繊細な夕食 海フロア専用月替わり懐石料理 散々遊んでお楽しみの夕食。 この露天風呂付き客室「海umi」では、このフロア専用の特別な月替わり懐石が用意される。 繊細と謳われるこの懐石料理、さて、お味のほどは・・・
サクっと料理総評。 一般的な女性が好みそうな、実に繊細な料理であった。ともかく繊細。そして勿論、美味しい。 繊細で有り過ぎる故に、私には、足りなかった。量的に。 次女に食いつくされたのも足りなかった理由だとは思うが、ご飯お替り三杯したというのに足りなかった。 うん、繊細なんだよなぁ…特にお刺身とか。 例えば、間人温泉海雲館のお刺身。魚のお刺身盛り合わせドーンドーンドーン!!!貝類の樽盛りドーンドーンドーンドーン!!!というのを経験してしまったから、小さなガラスの器にちんまりと入った白魚のお刺身だとか、小さな身を丁寧にさばいた細魚の刺身という繊細な内容じゃ、むむ…食べ足りない……となってしまうんだよな。 とはいっても、これは並の食欲の持ち主でなく、大食漢の私、マイノリティーな私だからこその感想。 「料理が多すぎる!!!」とクレームがつくような食事量でないと、私の腹は満たされないのだから。 その証拠に同じ物を食したはずのL嬢は、「もう要らない、食べられない」とデザートの類を残していた。うん、これが普通の女性だと思う。 ちなみにこちらのお宿にも、私の分に関しては事前に「葱・玉葱・ワサビ・カラシ」抜きを依頼しておりましたが、きちんと対応していただけました。 玉葱って、淡路島の名産品なんだけどね。 ゲルマニュウムシャワー 夕食の後、皆でもう一度温泉を堪能してから寝かし付けタイム。 普段から寝付きの良いL嬢家のご子息二は勿論、超が付くほど寝付きの悪い我が家の娘達も早々に眠ってくれた。やれやれ。 そして子ども二人抱えて遠路遥々関東からやって来たL嬢も、子どもらと共に眠りの底へ撃沈。あのイビキの主は、子どもか大人か。 まぁ、疲れて当然だよな。移動ばっかりの一日だったし。 さて、かく言う私も慣れぬ公共の交通機関を使っての移動で疲れてはいるのだが、やらねばならぬ。やらねばならぬ事がある。 というわけで、抜き足差し足で布団から抜け出し、向かった先は踏込入ってすぐにある洗面所。いざ、行かん。 ←これが洗面所のすぐ脇にドーンとあるのだから、なんだか少々異様である。 この異様な物体、こちら、この露天風呂付き客室のもう一つのウリであるゲルマニュウムシャワーという物。 折角ここにあるのだかrら、試してみるしかない。 早速、使用方法がと睨めっこ………してみたが、よう分からん。 ならば実行あるのみと、そのガラスケース内に侵入を試みる。 ん、でも、これ、シャワーって命名されているくらいなんだからお湯が出てくるんだよな。 という事は、ここへは裸で入室せねばならぬという事か???? 暫し悩んだが、やはりどう考えても裸で入って利用すべきなのだろう。 でも、これ、丸見えだよ? 何だか腰掛けるために存在すると思われる棚のような出っ張りがあるが、つまりここに座れという事なんだよな。 ここに真っ裸で座るって、あまりにもちょっと格好悪過ぎないか。 L嬢は眠っているようだが、もし目が覚めて、「ちょっとトイレ…」てな事にでもなったら、真っ裸でここに座っている私とご対面〜♪は免れないぞ。 む、むむむ……どうした事か。 散々悩み、、結局タオルを巻いて入室する事にした。 タオルを巻いた格好で入室し、説明書通りにあれこれボタンやらをいじってみる。 が、しかし、何も起きない…… え?あれれれれぇ…??? 超が付くほどの方向音痴であるが、これまた超が付くほどの機械音痴である私。 結局、このゲルマニュウムシャワーを使いこなせず。足元からチョロチョロと冷たい水が出てきただけで一体何が何やら。 何処かのサイトでこのドームが青紫色に光り輝いている画像も見掛けていたのだが、勿論、そんな風に光り輝かさせるさせることは出来ず。 まぁ、万が一L嬢が起きてきて、青紫に光り輝く中に裸の私が居る…なんてのを見られてしまった日にゃぁ、何とお詫びしたらよいのか分からない。 とうか、真夜中にこのドームに全裸で座る私に遭遇……ホラーだよな。 朝食 あっさり点数をつけてしまうと、10点満点の4.8-4.9点といった所。 種類もそこそこあって、和洋様々なメニュー。 格段に美味しくないわけでなく、とりたて不味いというわけでもなく。至って普通過ぎて感動もガッカリもないといったレベルの何の印象も残らないというが正直な感想。 でも、ここ最近宿泊したホテルの朝食が良かったので、余計にそう感じるのかもしれないが。 あまりに普通な朝食であったため、画像は無しで。 淡路島観光ホテルに宿泊した感想・雑感 美智子妃殿下が皇太子妃時代に宿泊したというこちらのホテル。現在は、海釣りホテルとして人気のお宿。といっても本格的な釣りではなく、子どもが楽しめるレベルの釣りも案内しているのだとか。 確かに我々団体が宿泊中、エレベーターや廊下で釣竿抱えた子どもの姿を頻繁に見掛けた。 また、釣った魚をホテルで調理してくれるサービスも行っているらしい。 さて、そんな淡路島観光ホテルだが、先ずは我々団体が宿泊した露天風呂付き客室について…… 先にも記した通り、お部屋が1階だったため眺望はあまり期待しない方がいい。 ただ、これまた先にも記した通り、充分な広さで実に快適。今回、エステ等を利用せず、とにかくひたすらずっと宿泊部屋で過ごしたが退屈する事も無くとにかくゆったり過ごせた。 最近宿泊したホテルが軒並みブラウン管テレビだったのに対し、こちらは薄型液晶テレビだったのも好印象。 それから、これ、大事。温泉の泉質。 お正月に宿泊した、同じく洲本温泉の「夢海游」のお湯がやたらと塩素臭かったので、もしかしたらここも…と少々不安に思っていたのだが、なんのなんの。露天付き客室がある1階フロアに足を踏み入れた途端、プーンと漂う温泉のお湯の香。温泉らしい匂い。 思わず、嗚呼、温泉に来たんだ〜♪と嬉しくなってしまったのであった。 一つだけ残念だったのは、空調のファンの音のうるささ。風量を調節してもグオングオンと凄い音がして、これには参った。 また私の寝た位置が悪く風の流れに思いっきりぶち当たっていたのだろうとは思うが、空気が少々埃っぽく感じられて不快であり、それが気になってちっとも眠れなかった。 我々が宿泊した部屋の眺望はイマイチであったが、おそらく上層階のそれはなかなかの絶景かと思われる。 画像は、3階ロビーのもの。 壁のほぼ一面がガラス張りで、その向こうにはひたすら海。とにかく海。 3階でこれだけの眺望なのだから、上層階の眺望はさぞかし…と想像してしまって当たり前かと。 樺W路島観光ホテル 〒656-0023 兵庫県洲本市小路谷1053-17 TEL:0799-26-0111 公式サイト:http://www.awakan.com/ 猛反 「モーリヤでランチしたい」 というのが、今回関東から遠路遥々やって来るL嬢唯一のリクエスト。なので、淡路宿泊に拘ったのは私である。 折角この季節にやって来るのだから、是非とも国営明石海峡公園のチューリップを見て欲しいと思ったのがその理由。 が、しかし、終わってみやればこれは失敗だったと反省しきり。何せ3月末の寒さは異常で、チューリップの開花は5割以下。これには、本当にガッカリ。 そしてまた、当初公園に隣接するウエスティン淡路を宿泊ホテルに考えたいたのを変更したのも失敗だった。 乳児の次男君を抱えて夕食のために移動するのも面倒だろう、だったら折角だし温泉宿に泊まった方がノンビリ出来るのでは?と思い付き、洲本温泉を選んだのだが、如何せん方向音痴の私。公園と洲本温泉の位置関係をちっとも把握出来ていなかった。 そしてさらにトドメ。 普段いつも自家用車を用いて島内を移動していたので、公共の交通機関を使っての移動の実態というのを全く把握出来ていなかった。 私の感覚・旅のスケジュールを組んだ時の予定では--- 10時ホテルチェックアウト→移動→11時前公園到着→滞在・昼食→14時過ぎ公園発→15時新幹線乗り場 しかしこれが甘かった。甘納豆くらい甘かった。 島内を走るバスの数の少なさは勿論、バスでの移動がどれほど時間を要するものかと、全く全く分かっていなかった。 おかげで現実では--- 10時ホテルチェックアウト→バスの時刻が11時20分→12時半過ぎ公園到着→昼食→公園滞在1時間弱→14時過ぎ公園発→16時前新幹線乗り場 遊んでいる時間より、圧倒的に移動の時間が長いという。 ここの公園なら授乳室もあるしと考えていたが、その暇すらないドタバタ加減。 乳児連れの旅、時間にはゆとりを持って。一番大事な事を全く実行出来ず、移動ばかりの旅になってしまったのを猛烈に反省。 L嬢、ごめんよ。 それから慣れぬ公共の交通機関を使っての移動に気をとられ、子どもへの気配り・目配りが疎かになってしまったのも、これまた反省。 いつもなら「忘れ物ない?」と声を掛けるようしているのに、今回はそれをせず、結果、長女はお気に入りのヌイグルミを何処かで置き忘れてしまった。我が家の長女は、ウッカリ者だと分かっているのにそこまで気を回せなかった。反省しきり。 トドメにもう一つ。旅とは違う所でこれまた猛反省。 可愛い女性かつ可愛く優しいお母さんであるL嬢と共に過ごし、最近の自分が如何にオッサン化していたかと気づかされた。 本当にもう、強烈に反省。 はーちゃんの、お母さん さて、1時間を要する路線バスの旅を終え、お目当ての国営明石海峡公園に到着。 残された僅かな時間を楽しむ子ども達。 すっかり意気投合したボン君と花。ここでも片時も離れず共に過ごすのだろう。 と、思っていたのだが---- 「はーちゃんは、そこ登れないから、花は、コッチから行くよ。はーちゃん、はーちゃん、おいれぇ〜。」 なんとっ。 男の子らしい活発さで様々な遊具を制覇していくボン君の後は追わず、自分の妹が遊べる遊具のみを選び、妹を誘って共に遊ぶ我が家の長女。 これにはビックリ。てっきり、妹そっちのけでボン君と遊ぶもんだと思っていたのだが……なんだか、色々成長してるんだなぁ。 妹想いの姉で、母は、嬉しいよ。誇らしい。 そして、そんな姉に導かれ遊ぶ次女はーちゃんだが… 「見ぃてぇ。お母さん、見ぃてぇ。」 最近の次女はーちゃん、「私を見て」願望と、「ほら、あれを見て」という共感願望がとても強い。 この時も、お姉ちゃんと一緒に上手に滑り台を滑る自分の姿を、「見ぃてぇ」と一生懸命アピール。 ん?でも、お母さん……?我が家の子ども達は、母である私の事は、「ママ」と呼ぶ筈だが……。 「見ぃてぇ。お母さん、見ぃてぇ。」 「見てるよー。はーちゃん、見てるよー。」 優しく可愛く「見てるよ」と言ってもらえ、ニッコリ大満足の次女はーちゃん。 そう、次女はーちゃん、L嬢を「お母さん」と呼んでいるのである。 どうやら彼女、ボン君が己の母親を「お母さん」と呼んでいるのを見て、「ああ、この人のお名前は、「お母さん」なんだ」と間違った理解をした模様。 相変わらず我々大人が思いもよらない事をやってくれる我が家の次女である。 1時間にも満たない公園滞在の後、お次は高速バスに乗り込み新神戸を目指す。 到着した新神戸の駅では、公共の交通機関を使っての移動に心配していた我が配偶者が迎えに来てくれていた。 L嬢母子とは、ここで少々忙しなくお別れ。 遠い所を来てくれたのに、疲れさせるばかりで申し訳なかった。リベンジの為にも、来年は是非シベリアに来てください。 というわけで、初の母子旅行。初の合同旅行はこれにて終了。お疲れ様でした。 さて、我々家族の次の旅先は一体何処になるのやら。 |