マウスの修理
その1
マウス修理 クリックの不安定な動作
1年半ほど快適に使っていたマウスの動作が突然狂いだした。
症状:左ボタンのクリック時、反応がなかったりWクリックになったりして不安定な動作をする。
原因として考えられるのは、スイッチ(SW)接点の不良。接点金属不良か汚れの付着か?
内部構造も知りたく、駄目もとで新品購入の前に分解修理を試みた。
マウス名: E社製ダブルホイールマウス
|
1 |
解体
通常ネジで固定されている。このマウスは隠しネジとなっている。
裏面
(平坦面)の白いプラスチック板を端から剥い隠れていたネジを外すと上蓋が外れる。
プラスチック板は粘着のりで貼られているので半分以上は剥がさない方が戻す
時に都合がよい。 |
2 |
クリック部のSWは外見上問題ない。 |
3 |
基板を取り出し半田付けされているSWを基板から取外す。 |
|
4 |
SWの開封
SWのカバーは基台と同一面で密着しているので開封するのに苦労した。
基台の中央側面(青丸)を彫刻刀でわずかに削り、カバーのツメ部(青丸)を引っ掛けて外す。
または、先端の鋭い小型の−ドライバーを差し込んで外す。 |
5 |
接点金属(赤丸)に異常は見られない。
SW接点にレンズクリーナー紙を挟み、数回引抜いて接点をきれいにする。接点の導通をチェック
しOK。 |
6 |
SWカバーを戻し、SWを基板に半田付けし直す。 |
7 |
マウスの上蓋を付け、ネジ止めし、プラスチック板を戻す。 |
8 |
パソコンにつなぎ動作チェック。OK。 |
原因はSWハウジング内に入っていたゴミが何かの拍子に接点に挟まれたのだろう。
従前の快適さが戻った。
その後、更に右クリックの反応が鈍くなり同様にSW内部を清掃した。6年経過も快適に作動中。
その2 マウス修理 コードの断線の修理
症状:ポインタが時々止まる
マウスコードの引出し部分に触るとLEDが点滅。コードの断線と判断。
マウスの不良原因はほとんどがこの断線のケースである。
断線部分で切断しコネクタ近くで半田付け。熱収縮チューブで絶縁してやる。
|
断線の修理 1 |
@ 断線箇所(赤矢印部) |
A 半田付け結線部 |
B 熱収縮チューブで絶縁する |
C 修理完了(黄丸内が結線部) |
断線の修理 2 |
修理方法は上記1と同じ。
コネクタがプリント板に半田付けされているので外さずに作業した。ちょっとやりにくかった。
|
ホームに戻る
|