第５回　「結果発表」


レポーター（以下Ｒ）「史上最大の下克上と呼ばれ、シーズン３位からの日本一を成し遂げたロッテ。
　　その興奮も冷めやらぬうち、横浜の身売り騒動をはじめ、ＦＡ選手の動向などストーブリーグが白
　　熱してまいりました」
Ｇｏｈ（以下Ｇ）「今のプロ野球は球場使用料とＴＶ放映権のバランスが悪いから経営も苦しいね。
　　何度も言ってるけど日本の球団は企業努力が下手だからもうちょっと勉強しないと。かといって
　　楽天みたく現場の知識無しで企業のやり方を押し付けられても混乱するだけだし・・・」
Ｒ「語りだす前に自己紹介からお願いします」
Ｇ「おっと失礼。今年は出番の少なかったＧｏｈです」
Ｒ「まだ２回目の登場なんですね。ところで、中日ファンとしては日本シリーズ残念でしたね」
Ｇ「今年のセリーグはどこが出ても弱いと思っていたけど、頑張った方だと思うよ。それに僕の周りは
　　何故かロッテファンが大勢いるから、今年は素直におめでとうだね」
Ｒ「そして本日は複数のゲストをお招きする予定で、まず最初は、見事日本一になったそのロッテファ
　　ンである山Ｑさんです」
山Ｑ（以下Ｑ）「お久しぶりです」
Ｒ「山Qさんはファンの立場から見て、今年のロッテはいかがだったんでしょうか？」
Ｑ「例年に比べて今年はあまり球場に足を運べなかったんですが、ニュースで見る限りは１年間通し
　　て繋ぎの野球が出来たという事じゃないでしょうか」
Ｇ「確かに。中日がホームで強かったのは、巨人や阪神が大きいのばっかり狙ってたからだしねぇ。
　　負け越したヤクルトに近いタイプのロッテは相性あんまり良く無いかもしれん」
Ｑ「ギリギリまでもつれた３位争いを制した流れをそのままに短期決戦に望めたというのもありますね」
Ｒ「３位からの日本一というのに賛否両論あるみたいですが、負けた中日ファンのＧｏｈさんはどの様
　　にお考えですか？」
Ｇ「個人的には別にいいんじゃない？突然のルール変更でなった話じゃないし、最初から決まってる
　　仕様の中での出来事だから、しっかりそれに対応出来たチームが日本一で全く問題ないと思うよ」
Ｒ「アドバンテージというシステムもある事ですしという訳ですか」
Ｇ「それは話が別。１位の日程が空くのだけは何とかして欲しいね。長期と短期決戦の強さが違うと
　　いうのは誰でも解る事だと思うけど、１位の試合数が少ないという事は、それだけ使える選手の
　　見極めをする時間が無いという事だしね。中日はともかく、ソフトバンクは辛かったねぇ」
Ｒ「なるほど」
Ｇ「だからルールの内容に不満はあるけど、それは今回の３位チームが優勝したのを認めるかという
　　のとは全くの別問題。いいじゃん、実際にロッテは強かったんだし」
Ｒ「それは確かに」
Ｇ「最初から真面目な話をすると疲れちゃうよ。それに仕事抜け出してきてるからあまり時間無いし、
　　喫茶店が混む前にとっとと終わらせようか」
Ｒ「解りました。では各部門振り返っていきたいと思います」

Ｒ「全員が被ったセリーグのＡクラス予想は見事に全滅です」
Ｇ「いや〜笑うしかないねこりゃ」
Ｒ「特にＧｏｈさんは自分のファンチームの優勝を予想しきれませんでした」
Ｇ「無茶言うな！なんで今年の巨人があの戦力で優勝出来ないか知りたいわい！ってか逆に、なんで
　　中日が優勝出来たか知りたい！」
Ｒ「毎年中日はそういうチームじゃないですか」
Ｇ「いやいや、今年は洒落にならないぐらい弱かったぞ。知らない選手一杯出てきたし」
Ｒ「それだけ選手層が厚かったという事なんでしょうが巨人もそれなりですよね」
Ｇ「まぁ真面目に答えると、中日はいろんなタイプが揃ってて、落合さんが少しずつでも今まで経験させ
　　てたというのが、誰が出ても似た働きが出来るというのに繋がったんだろうなぁ」
Ｒ「個人成績には反映されない目に見えない部分ですから難しいですよね。それから今期はチームの
　　３分の１が入れ替わった横浜が、全く結果が出ませんでした」
Ｇ「あと先発と中継ぎで２枚ずつ欲しいな。ついでに出塁率の高い１・２番」
Ｒ「吉村が１番打ってる様じゃ駄目だと以前おっしゃてましたが、今年は内川だったんですよね」
Ｇ「尾花さんのやろうとしてた事は本気で良く解ったんだけどね。まぁ長期的に組み立てる人だから、
　　素直に３年後ぐらいに期待しよう」
Ｒ「パリーグでも全員予想が固まった西武が的中しませんでしたが、見事に山Ｑさんが自分のロッテ３位を
　　的中です」
Ｑ「今のパリーグは難しいんですよ。流れを掴んだチームが上位に来るのは間違い無いとしても、そういう
　　タイプのチームが多すぎて、さっぱり解りません」
Ｇ「逆もありで一度流れを失うとどうにもならなくなる。西武の優勝で決定と思ってたんだがなぁ。よもやの
　　大逆転というか勝手に自滅したというか、片岡の怪我も大きかったけど、仮にも今年のセーブ王を最後
　　まで信じてれば何の問題も無かったのにね」
Ｒ「シコースキーですか」
Ｇ「あんなプライド傷つける使い方されたら誰でも打たれるわ」
Ｒ「デーブ問題もそうですが、相変わらず選手と首脳陣の関係が上手くいってないようですね」
Ｇ「馴れ合いが良いとは言わんけど、悪い部分は目立つからな。実際に２位だから結果は出してるんだけ
　　どね」
Ｑ「そういう意味じゃ、ロッテもいろいろ問題を抱えていたのに、その翌年には日本一。日本シリーズＭＶＰ
　　でロッテを選ばなかったぐらいなんで、まさか頂点までとは思ってませんでしたが、１年間という戦いとは
　　いえ、春先で良いスタートを切れたのは大きかったかも」
Ｒ「ロッテは交流戦のホームに強いという傾向がありますが、今年みたく全体的にパリーグが勝ってしまうと
　　春先出遅れたら巻き返しがきかなくなっちゃいますもんね」
Ｇ「実際、日ハムが最下位から物凄い連勝したけど、他も勝ってるから結局Ｂクラスだったもんな」
Ｒ「さて、早くもここで山Ｑさんとはお別れになりますが、先程、今年はあまり球場に行けなかったという話が
　　ありましたが、ついに球場まで歩くのに疲れましたか？」
Ｑ「いえいえ、ゴルフを始めたんでなかなか時間が取れなかっただけです」
Ｇ「やっぱり歩く競技なんだ。１ラウンドで１０ｋｍ歩く計算になるから、休みながらとはいえ僕はもうきついや」
Ｑ「あれぐらいなら余裕だけど、まぁ来年はもう少し生で野球を観に行きますよ」
Ｒ「頑張ってください。ではＧｏｈさんには引き続きお付き合いいただいて、本日の一人目のゲストは山Ｑさん
　　でした。ありがとうございました」
Ｑ「失礼します」

Ｒ「ここからは本日お二人目のゲストです」
師匠（以下Ｓ）「アンミラスタ〜シリ〜ズ　キミのパンチラは永遠に残るであろう・・・そう、オレの頭の中に！」
Ｇ「最低だあんた！」
Ｒ「昨年は年末最後の対談のお相手をしてもらった師匠さんですが、先程の山Ｑさんとテンションの差が・・・」
Ｇ「ってか、アンミラやめい！」
Ｒ「え〜・・・セリーグの個人部門ですが、今年は典型的な打高投低で、ハイレベルな打撃部門争いでした」
Ｇ「３割越えたのが１４人て凄いなぁ。安打数も青木が２０９本にマートンが２１４本か」
Ｒ「青木は史上初となる２度目の２００安打、マートンはイチローの最多安打記録を更新です」
Ｇ「本人もイチローの事をたてて試合数が違うと言ってたけど、それを踏まえても今までいなかったんだ
　　しな。途中から打席数が少なくなる３番に変わったのに凄い記録だわ」
Ｓ「プロ野球スタ〜シリ〜ズ　球界の安打製造機は守っても安打製造機　張本勲！！！」
Ｇ「確かにそうらしいが失礼な事を言うな！あれは被爆の火傷で指が満足に動かなかっただけだ！」
Ｒ「その張本さんと番組でコンビだった大沢親分がお亡くなりました」
Ｇ「勿論、監督としてしか知らないんだけど、仕方ない事とはいえ寂しい物があるね」
Ｒ「そして、投手部門では広島の前田健が沢村賞となる大活躍。奪三振まで含めた投手三冠です」
Ｇ「これで２年連続活躍した事になるし、安定した大エースになったもんだ」
Ｒ「それからモコさんが途中まで全部門的中という素晴らしい予想でした」
Ｇ「結局ここだけで６個か。昨年がよもやの個人部門０個だったから大躍進だな」
Ｒ「ところで来年は低反発の飛ばないボールに統一されますが、打撃部門の予想が難しくなりませんか？」
Ｇ「ん〜、数字的には狭い範囲での予想になるから確かにそうかもしれないけど、むしろ順位予想と投手部門
　　のが難しくなるんじゃないかな」
Ｒ「といいますと？」
Ｇ「ＨＲ王は流し打ちのＨＲが少なくなる訳で、そうなると球場も限られてくるし、それに穴的な選手の予想が
　　限られちゃう。その点、投手は外角の真っ直ぐでストライク取れる人がコンビネーション必要なく勝負出来る
　　という可能性があるんで、由規とか外でストライク安定すると止まらなくなるかもよ。それに外野守備も難し
　　くなりそうだから。まぁ細かくは来年のオープン戦とか観てからかな」
Ｒ「なるほど。考える事は一杯ありそうですね」

Ｒ「パリーグでは、有力候補に怪我人が相次ぎ、よもやのＴ−岡田、小谷野という初タイトル組が受賞しました」
Ｇ「やっぱり２００安打達成した西岡も初だけど、まぁずっと３割打ってたから納得出来るとして、いくらボーダー
　　が下がっても、この日本人二人は凄いわ。確か去年だかに山Ｑさんが小谷野予想してなかったっけ？」
Ｒ「はい。まさに打点王に挙げていて、残念ながら１年早すぎました」
Ｇ「いい読みだったなぁ」
Ｓ「プロ野球スタ〜シリ〜ズ　ついに多人数プレイが可能！２２年ぶりの復活！　スペランカー！！！」
Ｇ「それ本物のスペランカーじゃねーか！」
Ｒ「そのスペランカー多村ですが、今期は過去最多となる１４０試合出場！怪我さえ無ければ・・・と言われ続け
　　てきたのを、素晴らしい成績でついに実証しました」
Ｇ「本当なら５０ｍ５秒６の俊足なのに、怪我が怖くて全力疾走出来ないってのが本気で残念すぎる選手だ」
Ｒ「大活躍してもまだ言われるんですね」
Ｇ「来年あたり多村の出場試合数とか問題にしたら面白そうじゃない？」
Ｒ「ＦＡで国内に残ったらの話ですが、超難問すぎです」
Ｇ「確かに自分で言っておいてさっぱり想像つかんな」
Ｒ「各チームに大エースがいるという中、独走していた杉内の失速もあり、オリックスの金子千が嬉しい最多勝
　　です」
Ｇ「Ｔ−岡田もそうだけど、これをオリファンのモコに当てろというのは無茶すぎるか。むしろ途中経過の段階で
　　オーティズのＨＲ王を的中させていただけでも凄い事か」
Ｒ「今はもうオリックスじゃありませんけどね・・・」
Ｓ「プロ野球スタ〜シリ〜ズ　試合前のブルペンで必ず『お前が投げろ〜』と歓声が飛ぶ　１試合１９奪三振
　　日本記録保持者　オリックス投手コーチ時代の野田浩二！！！」
Ｒ「オリックスや阪神に在籍した“フォークのお化け”ですか」
Ｇ「阪神から移籍で出る時に、ノムさんがやっといなくなったと喜んだ時のセリフだな」
Ｒ「さて、ここで師匠さんとはお別れになりますが、最後に何かございますか？」
Ｇ「せっかくだから、もう１個ぐらいスタ〜シリ〜ズよろしく」
Ｓ「２回繰り返すごとに半音ずつ上がっていく応援歌でお馴染み！　元日本ハムのイースラー！
　　ヴェッ　ヴェッ　ヴェッヴェッヴェッ」
Ｇ「落ちろ！」
Ｓ「おわああああぁぁぁぁ・・・」
Ｒ「ヴェッ　ヴェッ　に半音も無いでしょうが！」

Ｒ「さて、本来ならここから最後のゲストが登場する予定だったのですが、まだ姿が見えません」
Ｇ「喫茶店の場所が解らなかったかなぁ。とりあえず進めちゃうか」
Ｒ「解りました。この３部門で途中経過から変動があったのは日本シリーズＭＶＰのみ。当然ながら的中は
　　ありませんでした」
Ｇ「みんな素直に１位チームから予想してるし、まぁ当たらんわな」
Ｒ「交流戦のオリックス優勝は驚きましたが、これは前回の対談でも触れましたし良いですかね」
Ｇ「だな、さくっと次行こう」

Ｒ「まず謝罪しておきます。まさか雄星の登板数が０になるとは・・・」
Ｇ「順調だったら解らないけど、元々怪我抱えてる選手だったから、他の箇所まで無理かかるし充分にあり
　　える話だったな。実際みんな予想が低いし。しかし２って数字出したのは、これより下はいないと踏んだ
　　んだが、まさか１がいるとは思わなかった」
Ｒ「Ｋ氏さんの読み勝ちですね」
Ｇ「だな」
Ｒ「他の問題も今年は似たような数字が並んだ中、あまり差がつかずに分け合いました」
Ｇ「自分のチームを的中させたのがモコだけ。しかも初だっけ？」
Ｒ「オリックスの問題としては初めてですね。以前は楽天の時でしたので」
Ｇ「今年は計算するまでも無く、モコの的中率が凄かったなぁ」
Ｒ「途中経過の段階で１６個からは落ちましたが、それでも１４個正解です」
Ｇ「それって最高記録？」
Ｒ「ファン球団問題が５問になってからは、モコさんとＧｏｈさんが１５問というのをやってるんですが、いずれ
　　も順位予想で稼いでるんですよ。だから個人名箇所で８個的中というのは過去最高記録です」
Ｇ「なるほど」
Ｒ「モコさんが１４個で優勝。２位タイの８個で山ＱさんとＧｏｈさん。そして最下位は４個で、９年目にして初、
　　ついにＫ氏さんとなってしまいました」
Ｇ「見直してみると、特にここがって所は無かったんだけど、なんか微妙にずれてたとしか言えないわなぁ」
Ｒ「万年最下位の印象が強いＧｏｈさんですが、これで３年連続最下位回避です」
Ｇ「そろそろ熱い予想して華々しく散ってみたい衝動にかられてるんだが・・・」
Ｒ「止めませんのでご自由に。では恒例の鎌田年度代表選手を決めてもらいたいと思います」
Ｇ「おっ、すっかり忘れてた。ちと考える時間をちょうだい」
Ｒ「解りました。ではその間に、Ｇｏｈさんが裏でやってるパンヤメンバーの結果も発表しておきたいと思いま
　　す。こちらは優勝１１個、最下位７個という僅差の大接戦を制し、姫さんが初代王者となりました。おめで
　　とうございます」

Ｒ「さて、そろそろ決まりましたでしょうか？」
Ｇ「うぃ、決まったよ〜」
Ｒ「では発表していただきましょう」
Ｇ「印象に強く残ってる今年の出来事って、小瀬とかキムタクとか暗いニュースしか無くてさ」
Ｒ「確かに、まだ若い人が亡くなるのはショックも大きいです」
Ｇ「で、次に浮かぶのが木谷がやった１イニング５奪三振なんだが・・・」
Ｒ「今後出ないんじゃないかという物凄い記録には間違い無いんですが・・・」
Ｇ「何か納得いかないだろ？しかも２軍の試合だしさ。という事で、これまで良く頑張ったと敬意を表して、
　　フル試合出場しながら規定打席に届かなかったという珍記録を作った金本のアニキに！」
Ｒ「いやいや、素直に１４９２試合連続フルイニング出場記録と言いましょうよ」
Ｇ「実際凄い数字だよな」
Ｒ「これは１９９９年夏から続いていた偉大な世界記録。金本選手おめでとうございました」
Ｇ「んで、年末の食事会だけど、現在では日程が不明。恐らく１１月最終か１２月頭の土曜夜になると思う
　　けど、とりあえず連絡しますという事で」
Ｒ「了解しました。今回はここらで纏めようと思うんですが、結局最後のゲストはどなただったんですか？」
Ｇ「裏ページの優勝記念という事で姫を呼んだんだけど、どこ行ったんだろうなぁ」
Ｒ「あれ？今店に入ってきたのって、ゆうすずみさんじゃ無いですか？」
Ｇ「ん？本当だ。おい、どした？」
ゆうすずみ（以下ゆ）「いつまでたっても仕事に来ないから迎えにきました。あっ、ビッグパフェのラズベリー
　　お願いします」
Ｇ「迎えに来たんじゃねーのかよ！」
Ｒ「今日は猫は一緒じゃないんですね」
ゆ「どうやら、＜姫 ｖｓ ネコ銀　カッパ捕獲対決＞という企画があるらしく、カッパ捕獲許可証という資格が
　　無いと捕まえても認められないらしんですよ。で、資格を取る為に、まずはカッパの気持ちを理解する所
　　から勉強すると、先程、姫さんと一緒に山篭りへ出かけました」
Ｒ「なんでカッパで山・・・？」
Ｇ「姫・・・」
Ｒ「え〜本日はGohさん、そして最後のゲストは飛び入りでゆうすずみさんでした。ありがとうございました！」
ゆ「良く解りませんがお邪魔しました」
Ｇ「また来年もよろしく〜」