第３回　「結果発表」


レポーター（以下Ｒ）「史上初となる完全試合リレーで盛り上がった日本シリーズ、春には育成
　　選手扱いだった中村紀がＭＶＰを獲って大きな感動を呼びました。中日ファンであるＧｏｈさ
　　んも病院の中で大きな声援をおくったそうです。本来ならＧｏｈさんから直接喜びの声を聞き
　　たかった所なのですが、相変わらず体調が思わしくないとの事で残念ながら不参加。代わっ
　　て本日はこの方をゲストにお迎えしております」
府中競馬場在住Ｋ氏（以下Ｋ）「Ｇｏｈさんの所には銀をお見舞いに行かせたにゃ」
Ｒ「銀はお見舞いというより黄粉をせびりに行って荒らしまわってくるだけのような気も・・・」
Ｋ「そんな事ないにゃ、最近、怖いおねーちゃんが・・・おねーちゃんが・・・とかいいながら、お行
　　儀が良くなったにゃ」
Ｒ「・・・まぁそれはいいんですが、今日は“にゃ”で行くんですか？」
Ｋ「今日のワシはあくまでもＧｏｈさんの代わりの解説役です。ネタ担当を一人連れてきたんで、
　　そっちに任せますよ」
Ｒ「ネタ担当・・・とてつもなく絡み辛い人な予感がしますが・・・ああ・・・やっぱり・・・」
Ｍｒ．Ｘ（ペケ）（以下Ｘ）「誰だ？って聞きたそうな表情してんで自己紹介させてもらうがよ
　　おれぁ、おせっかい焼きのＭｒ．Ｘ（ペケ）！」
Ｒ「すいません・・・勉強不足なもんで元ネタが解りません・・・」
Ｋ「セリフが悪かったらしいよ」
Ｘ「さあごいっしょに……さん……しーーー　ハッピー　うれピー　よろピくねーーーー」
Ｒ「・・・・・・（携帯電話を取り出す）・・・（ピッポッパ）・・・あっ緑の救急車１台お願いします」
Ｋ「素で返しちゃ駄目ですよ。『君がッ、泣くまで、殴るのをやめないッ！』ぐらい言ってあげないと」
Ｒ「・・・本日はこの３人でお送りしたいと思います」

Ｒ「何と言いますか、今年の正解率は見事ですね」
Ｋ「特にパリーグがワシの最下位１個だけというのは例年からは考えられませんな」
Ｒ「それも下馬評を大きく覆して、予想締め切りの段階で最下位だった日本ハムが交流戦の大連
　　勝をきっかけに優勝、そして万年最下位の楽天がＢクラスながらも４位へ浮上、今年のパリー
　　グは難しかったですね」
Ｋ「みんな見事に西武に騙されたというか、まさか楽天より下に来るとは・・・」
Ｒ「今年の混戦を表しているのが同一リーグ内の成績で、そこだけ見ると上位３チーム殆ど変わら
　　ないんですよね。優勝した日本ハムが交流戦付近の１４連勝でその分差がついただけという」
Ｋ「何にせよ日ハムの連覇は想像出来なかったですよ」
Ｒ「日本ハムといえば、ペケさんがファンでしたよね。今年も優勝すると思ってましたか？」
Ｘ「正義（ジャスティス）は勝つ！」
Ｒ「という事は、日本シリーズでは負けたから正義じゃなかったんですね・・・」
Ｘ「一番よりＮｏ，２！　これがＭｒ．Ｘ（ペケ）の人生哲学モンクあっか！」
Ｒ「・・・セリーグですが、リーグでは２位と優勝を巨人に譲った中日が、初の試みだったＣＳを制した
　　勢いを持ち込みついに５３年ぶりのシリーズ制覇となりました」
Ｋ「Ｇｏｈさんは相手チームの自滅だって言ってましたけど、今年の中日は極端にミスが少ないとい
　　う大人の野球をやってました」
Ｒ「例年の短期決戦に弱いという弱点も出ませんでしたしね」
Ｋ「普段は投手中心のチームが、ＣＳ・日本シリーズと野手が引っ張る野球をやってましたね。流れ
　　を作る積極さがあって面白かったです。後は何と言っても投手力ですよ。ローテの５番手が完全
　　試合やるんですから」
Ｒ「そんなセリーグなんですが、何とモコモコさんが全問正解です」
Ｋ「毎年個人部門の正解数を考えると、他の人がここで稼げなかった時点で優勝決定ですな」
Ｒ「本当に今年はみんな当たりませんでした」
Ｋ「セを中心に見てるワシとＧｏｈさん、パが中心の山Ｑさんとモコモコさん、それぞれ自分の得意分
　　野で全問不正解はやりすぎ」
Ｒ「ペケさんはファンである阪神の今年はどうだったでしょう？」
Ｘ「我が阪神の投手力はァァァァァァァァアアア　世界一ィィィイイイイ」
Ｒ「世界一は言いすぎです！まぁいいのは解りますが」
Ｋ「それもあの岡田さんの使い方じゃなぁ・・・」
Ｒ「来年も進歩は無さそうですね」

Ｒ「セの個人部門です。横浜の村田が引退登板の佐々岡から豪快にホームランを打って初の本塁打
　　タイトルを獲りました」
Ｋ「まぁ賛否両論あるでしょうが、鈴木健の最終打席でファールフライを見送ってるし、何より佐々岡が
　　吹っ切れたと言ってるからいいんじゃないですかね」
Ｒ「面白いのが見事に４人の予想がばらけた盗塁部門で、終わってみれば納得の荒木にも関わらず
　　誰も当たっていない」
Ｋ「確か去年は全員赤星にして外れでしょ。例年当て易い部門だったけど来年が面白くなってきました」
Ｒ「それにしても今年はグライシンガーが凄かったですね」
Ｋ「相当いい投手ですね。ヤクルトは昨年のリグスといい今年本塁打２位のガイエルといい、毎年いい
　　外国人選手を獲ってくるね」
Ｒ「特にガイエルは打率は低かったですがその割に打点は悪くなかったですしリグスの穴を良く埋めて
　　くれました」
Ｘ「図にのるんじゃあないッ！このアメ公がッ！」
Ｒ「いや、ガイエルはカナダですから」
Ｘ「う…うろたえるんじゃあないッ！ドイツ軍人はうろたえないッ！」
Ｒ「いつからあなたはドイツ軍人になったんですか！」
Ｋ「話を戻すけど、ここでもモコモコさんが堅実に当ててほぼ一人勝ちの状況」
Ｒ「今年はＫさんが若干勝負気味でしたが、それでも比較的皆固い予想だった中、余り差がつかないか
　　なと思ってたんですが」
Ｋ「結果はともかくとして、グライシンガーが当たってくれたからワシ的には満足です」
Ｒ「最多勝、首位打者、打点王、足が使えない訳じゃないし他にも個人部門で上位の選手が一杯、こ
　　れで何でヤクルトが最下位なんですかね・・・」
Ｋ「不思議よね・・・」

Ｒ「さて、パリーグですが、こちらは最後に稲葉が固め打ちして首位打者を獲得した物の、リックが獲
　　っていれば打撃三冠が楽天という素晴らしい状況でした」
Ｋ「今まで上半身だけで打っていたのが飛ばなくなったと、今年から下半身を使い出した山�ｱ。凄か
　　ったねぇ」
Ｒ「もっと早くやっていればと私なんか思うんですが・・・」
Ｋ「３９歳にして進化してるんですよ、素晴らしいじゃないですか。きっと５年後ぐらいには腰の使い方
　　を・・・とか言いながらまたホームラン王獲ってくれますよ」
Ｒ「いつまで現役やるつもりですか！」
Ｋ「山崎といいローズといい、全くこのロートル軍団はいつまで頑張るのか。まさかタイトルに絡んで
　　来るとは思いもしませんでしたよ」
Ｒ「毎年怪我で苦しんでいる、清原とか多村に見習って欲しいですね」
Ｘ「貧弱！貧弱ゥ！」
Ｒ「一方の投手陣ですが、こちらは一転、成瀬・涌井・ダルビッシュという若い世代のエースによる、
　　ハイレベルなタイトル争いが繰り広げられました」
Ｋ「そしてここでもモコモコさんの一人勝ち状態か」
Ｒ「今年は順位予想の影響もあってみんなとんでもなく低い正解率なんですが、モコモコさんだけは
　　いつも通りなんですよね」
Ｋ「例年でも優勝争い出来る正解数ですね、大したものです」

Ｒ「なんとモコモコさんが当てるのは不可能と言われた日本シリーズＭＶＰを的中させました！」
Ｋ「しかもリーグ優勝を巨人、日本シリーズに進出するのは中日と読んでの予想だから、これは中
　　日の選手を予想しただけでも価値ある正解ですよ」
Ｒ「冒頭でも少し触れましたが、この春まで育成選手だった中村紀での的中。この正解は痺れます」
Ｘ「ふるえるぞハート！燃えつきるほどヒート！！おおおおおっ　刻むぞ血液のビート！」
Ｒ「ここに来て、そのテンションにまだついていけてないない私がいるんですが・・・」
Ｘ「きさま、それでも軍人かァーッ」
Ｒ「違いますから！」

Ｒ「楽天のまーくんが１年目にしてよもやの二桁１１勝で新人王獲得！見事に全員外れました」
Ｋ「全員予想が固まった時点で数字設定に問題あるかなと思ったけど、結果が全員外れという事は
　　いい問題だったという事だね。それにしても１１勝は予想出来ませんよ」
Ｒ「一方全員正解だった山本昌なんですが・・・」
Ｋ「中日がＣＳ真っ最中で戦ってる中、見事にラジコン大会に出て優勝してたね」
Ｘ「さすが昌！おれたちにできない事を平然とやってのけるッ　そこにシビれる！あこがれるゥ！」
Ｒ「今期は２勝しか出来ませんでしたね」
Ｋ「今期は２軍が長かった事もあり夏からラジコンを始動して２００７年の優勝回数が野球の勝ち星
　　を越えました。本業はばっちりの様です」
Ｒ「野球は副業なんですね・・・」

Ｒ「今年の春でも話題に出たんですが、モコモコさん提案により○×をやめて数字設定にしようという
　　話があったんですがいかがでしょう？」
Ｋ「年末のお食事会の時にみんなに意見聞けばいいんじゃないですか？」
Ｒ「それもそうですね」

Ｒ「さて、これで一通り見てきた事になるんですが、今年は２位が６問正解という低レベルな争いの中、
　　モコモコさんが１５問正解で見事優勝です」
Ｋ「今年のモコモコさんはおめでた続きという事で良かったんじゃないでしょうか」
Ｒ「そして最下位が今年もＧｏｈさんなんですが、本人がいないとネタにもなりませんね。何度目の最
　　下位だったかな・・・」
Ｘ「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか？」
Ｋ「あの人は夢を追ってるからいいんですよ、ほっといてあげましょう」
Ｒ「では年末のお食事会は、恐らく１２月の１・２週目どちらかの週末になると思いますが、Ｇｏｈさん
　　の方から改めて連絡があると思いますという所ですかね」
Ｋ「そのはずです」
Ｒ「では、五輪予選の星野ＪＡＰＡＮの活躍を祈りつつ、最後にＭｒ．Ｘ（ペケ）さんに締めていただきま
　　しょう」
Ｘ「だが断る」
Ｒ「・・・・・・Ｋさん本日はありがとうございました」
Ｋ「失礼します」
Ｘ「やはりおれじゃあ役不足だったようだぜ！ここは明日またあらためて出なおすとすっか！
　　Ｍｒ．Ｘ（ペケ）はクールに去るぜ」
Ｒ「もう来んな！」
Ｘ「生き残こるためには手段を選ばんもんネーーーーボクちゃん……ルンルン」
Ｋ「レポーターの次のセリフは『消してやるぜ、そのニヤついた顔を！』という！」
Ｒ「・・・やれやれだぜ」