第6回 「結果発表」


レポーター(以下R)「今年も強いパリーグ健在、日本ハムがリーグの大激戦を制し、見事44
  年ぶりの日本一に輝きました。本日のゲストは、リーグを制するも52年ぶりの日本一を逃
  した中日のファンであるGohさんです。」
Goh(以下G)「思い出すと悲しくなる長い前フリ紹介ありがとう、どうもGohです。」
R「そして時間代わりゲスト、最初は夏にも登場していただいたこの方、阪神ファンと同時に隠
  れ日本ハムファンのMr.X(ペケ)さんです。」
Mr.X(ペケ)(以下X)「フフフフフフッ・・・圧倒的じゃないか!わが軍は・・・」
R「またガンダムのセリフしか喋らないつもりですか!」
G「まぁ今回は出番少ないんで言いたい事喋ってもらいましょう。」
R「それにしても今年の日本ハムは強かった。特に若手の成長が目立ったと思うんですが?」
G「確かに若手、ルーキーの頑張りが凄かったですね。」
X「あと十年は戦える!」
G「ただ今年の日ハムは去年のロッテみたいな雰囲気があるんですよね。ベテランはともかく、
  明らかに若手が実力以上の物が出てたんで、来年が本当の勝負でしょうね。」

R「今年のロッテみたく一気にBクラスまで沈む可能性があると?」
G「日本シリーズでの選手起用法とか、強い日ハムを見てて逆に不安を感じました。まぁ来年の
  事は置いとくとして、今年の日ハムは誰が見ても強かったのは間違いないんで、アジアシリ
  ーズでは日本の代表として頑張ってくれるでしょう。」


セ・リーグ
  結果
首位 中日 中日 巨人 巨人 巨人
2位 阪神 巨人 中日 阪神 中日
3位 ヤクルト ヤクルト 阪神 中日 阪神
4位 巨人 阪神 ヤクルト 横浜 ヤクルト
5位 広島 横浜 横浜 ヤクルト 広島
6位 横浜 広島 広島 広島 横浜
パ・リーグ
  結果
首位 日本ハム ソフトバンク ソフトバンク ソフトバンク ソフトバンク
2位 西武 ロッテ 西武 西武 西武
3位 ソフトバンク 日本ハム ロッテ ロッテ ロッテ
4位 ロッテ 西武 日本ハム 日本ハム 日本ハム
5位 オリックス オリックス オリックス オリックス オリックス
6位 楽天 楽天 楽天 楽天 楽天


R「昨年Bクラスの日本ハムが優勝という事で、毎年高いパの正解率が今年は低いんですよ。」
G「全員ソフトバンクの優勝予想ですからねぇ。」
R「そして問題は西武の2位、Gさん一人負けです。」
G「言わないでください。」
R「その分Gさんは中日優勝を当てたし、セリーグで一人勝ちの所が2箇所あるからいいじゃ
  ないですか。」
G「それはそうなんですが、むしろ今年のセリーグは巨人ですよ。僕もそうなんですが、完全に
  読み違えました。」
R「まさか交流戦を皮切りに、Bクラスまで落ちるとは思いませんでしたね。」
X「沈んだよ。先行しすぎてな。」
G「そのセリフは前も聞いたぞ!」
R「それにしてもセリーグの正解率が悪い。平均とると2個正解すれば平均を上回るんですよ。」
G「当てやすい部門の割にはセで差が付かなくて、パの正解が多かった人が総合優勝っての
  が続いてたからなぁ。今までのそれを崩したくて今回はいろいろと勝負に出たんですが、
  結果的にはそれがいろいろと裏目に・・・」

X「世界が自分を中心に動くと思うな、シャア!」
G「誰がシャアだ!お前は帰れ!」
X「だからお前はアホなのだあ〜!!」
R「なんか叫びながら行ってしまいましたね・・・」

セ・リーグ
  結果
打率 福留(中) 井端(中) シーツ(神) 二岡(巨) 赤星(神)
本塁打 ウッズ(中) ラミレス(ヤ) 村田(横) 浜中(神) 福留(中)
打点 ウッズ(中) 福留(中) 村田(横) 小久保(巨) 小久保(巨)
盗塁 青木(ヤ) 赤星(神) 赤星(神) 赤星(神) 赤星(神)
   
防御率 黒田(広) マルティネス(中) 川上(中) 黒田(広) パウエル(巨)
勝利 川上(中) 川上(中) パウエル(巨) パウエル(巨) パウエル(巨)
セーブ 岩瀬(中) 岩瀬(中) 岩瀬(中) 岩瀬(中) 岩瀬(中)
中継ぎ 藤川(神)
加藤(横)
横山(広) 久保(巨) 林(巨) 久保(神)


R「さて、セリーグの個人部門ですが、ここから本日二人目のゲストです。野球対談には初登
  場、広島ファンのゴリポンさんです。」
ゴリポン(以下P)「再び広島の理想を掲げる為に、Aクラス成就の為に、すてぃんぐれいよ!私
  は還ってきた!!」

G「マテマテ!どっから突っ込んでいいのか解んねーよ!第一ここでは初登場だろうが!」
R「あなたもガンダムですか!しかも微妙にAクラスというのが物悲しく・・・」
P「広島について、いやむしろ黒田について語りに来たんで、ガンダムはこれくらいで。」
G「むしろそうしてくれ。」

R「え〜、ではその黒田がタイトルを獲った投手部門からです。シーズン途中まで、川上・佐藤と
  中日二人によるハイレベルな防御率争いを繰り広げてたんですが、終わってみれば広島の
  黒田が1.85という素晴らしい成績でのタイトル獲得でした。」
P「今年は広島最後の年という事が予想されてたんで、気持ち良く受賞してくれと願ってました。」
G「先にその話しちゃうけど、良く残ったよね。」

P「毎年主力が他の球団に流れてたからねぇ。その流れが断ち切れただけでも満足です。」
G「で、話は戻って最多勝を獲った川上と連続完投記録を作った佐藤ですが、シーズン終盤、疲
  れが出た頃に、チーム事情で打たれても降板させてもらえませんでしたからねぇ。タイトルに
  拘ってれば違う結果になってたかも知れませんが、それにしても黒田の1点台というのは立
  派です。」
R「抑えは全員正解なので良いとして、中継ぎが二人同時に受賞。」
G「面白いのが、優勝争いしたチームと最下位のチームから同時にって所ですね。まぁ藤川が最
  後まで中継ぎだったら圧勝だったんでしょうが。」
P「途中から抑えに回ったもんね。」
R「2003年でしたか。4人の中継ぎ予想が、首位・最下位予想の2チームから二人ずつ選ばれ
  るという事があったじゃないですか。あんな感じですね?」

G「そう、首位予想チームは当然良い中継ぎが揃っている、そして最下位チームは、勝ち試合に
  投げる投手は決まっているからどうしてもホールドが偏る。ここが予想の楽しい所です。」

R「そして打撃部門、盗塁は4人の予想を裏切って見事青木が受賞。その他3冠は中日勢が占め
  ました。」

G「終わってみれば不思議の無い結果ですが、それでも驚いたのは打率の4位、広島の前田で
  すよ。一体何歳まで一線で頑張るのか・・・」

P「実は頑張ったのは前田だけじゃないんです。今年の打率20傑を見てください。前田をはじめ、
  シーツ・金本・新井・梵・東出、なんと広島勢が6人も入っている!」

R「いや、シーツと金本は・・・」
G「そっとしといてあげてください・・・」
R「それにしても全員の予想ですが、打撃部門は全滅、投手は全員正解があるも、あまり差が
  付きませんでした。」
G「まぁ個人部門ですからね、しょうがない所でしょう。にしても皆パウエルに騙された。あの春先
  の成績じゃみんな書くよなぁ・・・」

R「やはり1年間働いた事無い選手は難しいという事ですね。」
G「それ考えるとK氏が2冠予想した村田は頑張ったね。最終的に良い位置までいったからなぁ。
  今年は勝負だったけど、来年はむしろ有力候補の一人ですね。」

R「さて、そろそろセリーグ部門が終わるんですが、ゴリポンさん、最後に言い残した事があればど
  うぞ。」

P「黒田良く残ってくれた!これで毎年期待の大竹が頑張れば夢のAクラスも・・・」
R「あくまでも目標はAクラスなんですね。」
P「間違って優勝でもしてみんな年棒上がったらどうするんですか!考えたくも無い!」
G「それが広島の辛い所だよな・・・」

パ・リーグ
  結果
打率 松中(ソ) 小笠原(日) 大村(ソ) 赤田(西) 小笠原(日)
本塁打 小笠原(日) フェルナンデス
(楽)
ズレータ(ソ) カブレラ(西) 松中(ソ)
打点 カブレラ(西)
小笠原(日)
和田(西) ズレータ(ソ) ズレータ(ソ) 和田(西)
盗塁 西岡(ロ) 大村(ソ) 西岡(ロ) 西岡(ロ) 西岡(ロ)
   
防御率 斉藤(ソ) 清水直(ロ) 新垣(ソ) 斉藤(ソ) 斉藤(ソ)
勝利 斉藤(ソ) 寺原(ソ) 杉内(ソ) 新垣(ソ) 新垣(ソ)
セーブ MICHEAL(日) 馬原(ソ) 馬原(ソ) 馬原(ソ) 小林雅(ロ)
中継ぎ 武田久(日) 建山(日) 吉武(ソ) 三瀬(ソ) 建山(日)


R「次はパリーグですが、今度のゲストは久々登場のこの方、今年は?今年も?寂しいシーズ
  ンになってしまったオリックスファンのモコモコさんです。」
モコモコ(以下M)「今年は言うべき事は何もありません。監督が決まった瞬間に捨ててました。
  むしろ最下位じゃなくて良かった・・・」

G「前も言ったけどあの監督じゃなぁ。いかにも幸薄そうな顔してるもんね。阪神ファンの間じゃ
  あの戦力で優勝出来なかった監督として悪名高いらしいし。」

R「まず投手部門ですが、こちらもハイレベルの争いを制したのは、ソフトバンクの斉藤でした。」
G「防御率1点台は凄い。そして松坂の17勝を抑えての最多勝18勝。何より負け数が少ない
  のがいいですね。」
R「そして日本シリーズでも凄さを見せた日本ハムの中継ぎ二人が2部門受賞です。」
G「これももう言う事ありませんね。日ハム投手陣は先発中継ぎと全員が頑張りました。」
M「一人ぐらい分けてくれ・・・」
R「切なそうな声でボソっと言うのやめて下さい。でもオリックスだって平野の10完投というのは
  松坂の13に次いでリーグ2位ですよ。」
M「松坂と大きな違いを教えましょう。うちは中継ぎがいないだけです!」

G「ハッキリ言い切った!」
R「えっと・・・山口とか大久保とか萩原とか・・・」
M「山口は2年連続初登板で危険球退場しましたが何か?」
R「いえ、何でも無いです・・・。さて、一方の打撃部門ですが、毎年外国人にタイトルを持ってい
  かれそうになるのを松中が阻止するという展開だったのを、今年は小笠原が頑張りました。」

G「全盛期に比べればスウィングスピードが若干遅くなった気もしますが、これは飛距離を伸ばそ
  うとした影響なんですかね?ちょっと解りませんが、打率もしっかり3割を越えて来たし、それ
  で2冠は大した物です。」

R「せっかくモコモコさんがいるので一応オリックスの話も聞いてみましょう。」
M「ほう、今年の成績を聞きたいとおっしゃる。チーム本塁打トップが規定打席に達っしなかった
  ガルシアの13本。二桁を打ったのが4人しかいません。むしろスタメンクラスを見た時に、
  本塁打よりエラー数のが多い選手がイチ・ニ・・・ああ数えたくない・・・」

R「触れた私が馬鹿でした。そういえば、Gさんが春先に挙げた注目選手、楽天のリックと鉄平が
  何と二人とも3割を打ちました。」

G「リックは元々率を残す選手ですが、正直、鉄平はかなり嬉しい誤算でした。好きな選手だった
  んで過度な期待したなとは思ってたんですが、最後日米野球にも選ばれたし、本当に飛躍の
  年、まだ若いし来年以降が楽しみですよ。」

R「楽天は個人成績だけ見ると結構いいんですよね。」
G「むしろ来年、最下位脱出されないようにオリックス頑張ってください。」
M「外人監督が早く日本に慣れてくれる事を期待します・・・」

  結果
日本シリーズMVP 森本(日) カブレラ(ソ) 松中(ソ) 李(巨) 松中(ソ)
オールスターMVP 青木・藤本 金城(横) 新庄(日) 川崎(ソ) 新庄(日)
交流戦優勝チーム ロッテ ヤクルト ロッテ 巨人 巨人


R「さて、本日最後のゲストです。ここから最後までお付き合いいただくのは、やはり久々の登
  場、ロッテファンの山Qさんです。」
山Q(以下Q)「今年は良くも悪くもWBCの影響が大きかった・・・」
G「ロッテの投手陣、ボールの感覚が違って戻らないってみんな嘆いてましたもんねぇ。」
R「そのロッテですが、短期決戦の強さを発揮し、見事交流戦優勝。ただシーズンは昨年のアジ
  ア制覇から一転Bクラスと揮いませんでした。」
G「ロッテの話は○×の時にまたするとして、今年から新設のオールスターMVP。やっぱり当た
  りませんでしたね。」

R「新庄が引退を発表していた事もあって期待した人もいたんですが、残念ながら怪我で出番少
  なかったですからね。」
G「そして、日本シリーズに出場するチームすら当たってないから当然該当者無しと。」
R「○×に行きましょうか。」

○×クイズ 結果
[R]  パリーグでシーズン優勝したチームがプレーオフを制す。
[G]  (中日)朝倉の登板数が年間で20試合以上。 × ×
[K氏] (横浜)多村の連続試合出場が6/30まで続く。 × × × × ×
[山Q] (ロッテ)チームが6連敗以上する。 × × ×
[モコ] (オリックス)清原と中村紀のHR合計数が35本以上。 × ×


R「〆切前で確定していた多村は追いとくとしまして、夏の途中経過の時に確定していた
  問題がロッテの6連敗でした。山Qさんが作った問題、見事一人勝ちです。」
Q「今年のロッテはねぇ。ここを×付けるようなら素直にロッテを優勝にしてますよ。」
G「僕も中日優勝を一人で当てたし、やっぱりファンチームの事は良く解ってるという事
  ですか。」
R「それから私の作った問題は全員正解、初の首位通過チームがリーグ制覇です。」
G「ルール改正はやっぱり大きかったね。まぁ全員偏ったけど問題は悪く無いと思うよ。」
R「中日はGさんが作ったにも関わらず自分で不正解、オリックスも然り、恒例として多
  数派が正解する○×ですが、今年は一人勝ちが2箇所もあるんです。」
G「やっぱり当てやすい所で取らないと厳しいなぁ。」
R「山Qさんはそんな中4問正解でトップ。昨年も全問正解だし、これで始まってから3
  年連続で○×最多正解です。」
Q「むしろロッテの問題は、はずれてくれる事を願ってましたがね。」
R「そして最終結果なんですが、実はこの○×の正解率が大きく響きました。」
G「そうなんだよねぇ。」
R「では最終結果をまとめて見たいと思います。」

 
個人部門
○×
トータル 12 11


R「2006年度の優勝は、モコモコさんとの争いを制し、山Qさんが2度目の優勝です!」
Q「ありがとうございます。」
R「そして最下位は!」
G「わざわざ発表しなくても解っとるわい!」
R「Gさんが昨年の晴天の霹靂から定位置の最下位へ逆戻り。」
G「なんだその表現は!」
R「だってそうじゃないですか。Gさんは始まってから5年間、最下位が4回あるんですよ。」
Q「ごちそうさま♪」
G「嬉しそうに言わない!それにしても、トップ争い、そして最下位争い、どっちも○×の
  差がそのまま出てるんだよなぁ・・・まぁ年末までに何食べたいか決めといてください。」

Q「了解。」
R「で最後にですね。2006年鎌田年度代表選手を発表してもらいたいんですが。」

G「それなんですが、引退を発表し劇的な優勝までした新庄とか、WBCで日本を優勝に
  導きながらも病気で苦しんだ王監督とか、○×問題の対象になったにも関わらず早々
  にリタイヤしたスペランカー多村とか、候補はいた物の何かワンパンチ足りなかったん
  ですよね。という訳で今年はこの人です。」

R「発表をお願いします。」
G「史上4人目の40歳以上で二桁勝利、そして首位攻防最中のノーヒットノーラン。開幕
  前には数年ぶり日本球界復帰の広島ブラウン監督が各球団投手のビデオを取り寄せ
  た時に、『昌はまだ投げているのか!?』と驚いたという、中日・山本昌投手です!」

R「これはまた意外な所で来ましたね。てっきり王監督か小笠原かと思ってたんですが。」
G「それはまともなMVPでしょ?これは鎌田年度代表選手ですよ?一番印象に残ったエ
  ピソードを提供してくれた選手に贈られるんです。本当は200勝達成と日本シリーズ
  初勝利も同時だったら良かったんですが、それでも話題性充分でした。」

R「なんか納得するようなそうでないような気もしますがまぁいいでしょう。山本昌投手、
  おめでとうございました。では、今年はこの変でお別れしたいと思います。本日最後の
  ゲスト、山Qさんありがとうございました。」
Q「失礼します。」
R「Gさん、来年は最下位脱出頑張ってくださいね。」
G「余計なお世話だ!・・・・・・毎年そんなに悪い予想してないんだけどなぁ・・・何故こうも
  最下位が続くのか・・・・・・」
X「坊やだからさ」
G「お前はもう出てくんな!帰れ!」