第１回　雑談企画　「ザ・戦力分析」

Ｒ「さあ、今年もやって参りました。プロ野球開幕直前、雑談企画。年末の食事代
　　をかけた戦いも４年目を向かえ、少しでも皆さんの予想を手助けしていきたいと
　　思います。」
Ｇ「混乱の間違いじゃないのか？」
Ｒ「久しぶりに会ったというのに、妙に突っかかりますね。」
Ｇ「だって、３年連続最下位だし、僕にとっては何の助けにもなってないような気が。」
Ｒ「本当に参考にしてますか？意外とここで言ってる事は当たってるんですよ。どう
　　考えても、Ｇさんの予想を見てる限り、趣味に走ってる様にしか見えないんです
　　が。なるべくして最下位になったとしか・・・」
Ｇ「さ、始めましょうか。」
Ｒ「・・・・・・」

Ｒ「毎年、第１回目の企画は、『あの人は今？』で移籍選手を纏めて行くんですが、
　　今年は合併や新球団の影響で、個人を追って行くのは難しいと判断し、昨年も
　　やった、チーム毎に振り返る、戦力分析をやろうかと思うんですが。」
Ｇ「いいんじゃないですか。全ての要素を話さなければならないんで、ちょっと長くな
　　るかも知れないけど、セパで２回に分ければ問題ないでしょう。話すだけ話して、
　　文章化する時に編集しましょ。」
Ｒ「いつも、だらだら話して、そのまま載せてるくせに・・・」
Ｇ「さ、まずは日本一になった西武に敬意を評して、パリーグから。」

福岡ソフトバンクホークス

Ｒ「今年から親会社が変わって、チーム名が変わりました。昨年度リーグ優勝、福岡
　　ソフトバンクホークスです。」
Ｇ「無難に考えるであれば、今年も間違いなくリーグ優勝です。」
Ｒ「いきなり優勝宣言ですか。昨年度日本一の西武とか、今年のパリーグはどこも
　　面白いと思うんですが。」
Ｇ「いや、だって、投打走、穴ないし。城島、川崎が怪我なんて事になればまだ面白く
　　なるとは思うけど、それでも強い事にゃ変わりありません。」
Ｒ「具体的にお願いします。」
Ｇ「ではまず投手陣から。昨年本格化した新垣を初め、和田、斉藤は普通に２桁を計
　　算出来ます。昨年怪我で離脱しなきゃ間違いなく１０勝行ったグーリンに、倉野、
　　馬原と少々怪我してもまだまだ充実です。後ろは三瀬とフェリシアーノ、どっちが
　　やるか解りませんが、二人とも抑えの実績がありますからね。セットアッパーもい
　　るし、普通は計算出来る名前を挙げるだけでも大変なのに、充実でしょ。」
Ｒ「なるほど。投手は良いとして、打撃陣は、１００打点カルテットの二人、井口とバル
　　デスが抜けたのは大きくないですか？」
Ｇ「正直、井口は痛いです。経営陣が変われば移籍を認めるでしたっけ。小久保問題
　　の不信感による契約だったんでしょうが、ダイエーも最後に余計な事をしてくれた
　　物です。」
Ｒ「いや、そうなんですが、契約面はしょうがないとして、戦力の方は。」
Ｇ「何を言ってるんですか。契約面は大事ですよ。そうい意味だと、お金の心配しなく
　　てよくなったのは選手のモチベーション上がりますね。おっと、戦力面でしたっけ。
　　正直、３割２５本１００打点４０盗塁を計算出来る選手が抜けたんですよ。痛いに決
　　まってるでしょう。ただ、新加入、大村と柴原の併用で３割４０盗塁をカバー。メジ
　　ャー２１４本のバティスタで本塁打をカバーって所でしょうね。」
Ｒ「変なバッティングフォームで有名なバティスタですが、来日前年度、米で３０本塁打
　　以上の選手っていうのが、ミッチェルに継いで２人目だとの事ですが。」
Ｇ「そうなんですか？良く調べてきましたね。いきなり駄目な匂いがしてきだしました
　　ね。ま、普通に考えればですよ、２０本は打つでしょうと。問題は、守備ですね。
　　松中の足の状態次第で、ズレータが一塁に入るかもしれない。２塁にカブレラ、
　　３塁バティスタと、どれだけゲッツーが取れるか。」
Ｒ「解りました。確かに、全体のバランスが良く、穴が少なそうですね。最後に、新人
　　で気になる選手はいますか？」
Ｇ「５巡目の高橋秀投手ですね。」
Ｒ「サイドハンドで１４７キロ出るとうい、珍しい速球派ですね。」
Ｇ「はい。でも一番の注目は、新垣、馬原に続く、九共大のエースって事ですね。指
　　導者が良いのか、不思議と同じ出身の投手は活躍するんですよ。後は、今年は
　　出番無いですが、高卒の捕手を二人取ったって事ぐらいですか。さすがは王監督、
　　一応、将来も考えてるな、という所で。」
Ｒ「間違いなく、王監督も名監督の一人ですね。」

西武ライオンズ

Ｒ「シーズンは２位でしたが、プレーオフ、日本シリーズと制し、見事日本一になった、
　　西武ライオンズです。」
Ｇ「西武を語るのも今年が最後になるかもしれないんで、感慨深い物が・・・」
Ｒ「縁起の悪い事を言わないで下さい！」
Ｇ「いやだって、本気で危ないというか、むしろ身売りでもしないと、選手のやる気が
　　無くなるでしょ。せっかく優勝したのにあの年棒の上がり方じゃ。」
Ｒ「それはそうかも知れませんが、ファンの人もいるんですから。」
Ｇ「という訳で、殆どと言っていい程、補強してません。来年は松坂が出て行くので、
　　人気も落ちるだろうし、そこで球団を手放すか、移籍金で誰が補強するでしょう。」
Ｒ「いや、待ってください。目新しい補強なしとはいえ、去年の優勝チームですよ。
　　現状維持だって、優勝候補でしょう。」
Ｇ「誰も弱いとは言ってませんよ。カブレラ、和田、フェルナンデス、中島の打線は強
　　力だし、細かい野球も出来るから、強いですよ。ただ、この時期はどうしても新戦
　　力に目が行くし、実際、どこも良い補強してますからね。プレーオフならいざしらず、
　　シーズン制覇は難しいかなと。西武の場合は特に選手層が薄いですから。」
Ｒ「しかし、ヤクルトとかこういうチームは、注目度が低い時にしっかりした野球をして、
　　しぶといイメージがあるんですが。」
Ｇ「そうですね。シーズン優勝しても納得はしますよ。５位でも納得ですが。」
Ｒ「新戦力ですが、松坂の後輩、涌井に注目が集まってますね。」
Ｇ「松坂がかわいがってますねぇ。松坂は来年へ向けて勝負の年ですからね。涌井
　　効果と合わせて、今年は活躍するでしょう。涌井当人ですが、キャンプを見た限り
　　じゃ、判断付きませんでした。」
Ｒ「蓋を開けてのお楽しみって所ですね。気になるのが、６巡目の藤原投手がＧさん
　　の注目に入ってるんですが。１９５ｃｍの長身右腕ですよね。」
Ｇ「昨年、高校最後の夏を交通事故で棒に振ったなんでドラマチックじゃないですか。
　　こういう選手は頑張って欲しいっていうのが建前です。」
Ｒ「建前？という事は、本音は？」
Ｇ「中学時代に、松浦亜弥と同級生だったという事で、ネタになるかなと。」
Ｒ「・・・次に行きましょう。」

北海道日本ハムファイターズ

Ｒ「昨年は大接戦を制し、プレーオフへ進出。今年も新庄フィーバー健在。今年はダ
　　ルビッシュが入団し、さらに注目度が高い北海道日本ハムです。」
Ｇ「確かにいろんな意味で注目を集めてくれましたが、ま、それは置いとくとしても、
　　着々と地元密着チームというのが定着してきた感じで、大変良いんじゃないでしょ
　　うか。そういう意味だと、新庄加入と外人監督というのは大正解でしたね。」
Ｒ「ダルビッシュに注目が行きがちですが、ここに来て稲葉の加入というのは大きい
　　んじゃないですか？」
Ｇ「元々、外野の戦力は整っていたんですが、エチェバリアが抜けた後、補強してませ
　　んでしたからね。大きいなんてもんじゃないですよ。問題は札幌ドームでの外野守
　　備ですが、上手く無いですが下手じゃないですからね。新庄もいるし、問題ないで
　　しょう。」
Ｒ「新外人アルモンテは、恐らくショートを金子と争う事になると思うんですが。」
Ｇ「金子はセカンドも出来ますが、阿久根、木元、奈良原、古城とセカンドは揃ってる
　　んですよね。打撃はアルモンテ、守備は金子ですが、基本的には調子の良い方を
　　使うで問題ないかと思いますよ。」
Ｒ「野手は意外と良い選手が揃っている様にも見えますね。」
Ｇ「粒が揃ってますよ。後は投手陣の頑張り次第でしょうね。」
Ｒ「そういう意味だと、昨年セーブ王、横山の成長は大きいですね。」
Ｇ「元々力を持っていたのに発揮できなかった。まあ、プロ野球はそんな選手ばっかり
　　なんですが、何かのきっかけで大化けするという選手が今年も出てこないと、優勝
　　争いは難しいでしょうね。今年もプレーオフ争い止まりかと。でも、観客の注目度が
　　高いという時点で、それが十分きっかけにはなりえますがね。」
Ｒ「最後に、新人選手ですが、即戦力の投手を取ったなという印象があるんですが。」
Ｇ「そんな働くか解らない即戦力なんてどうでもいいんです！いるでしょう、もう一人、
　　注目選手が！」
Ｒ「そういえば、９巡目、工藤選手を挙げてましたね。確かに大舞台経験豊富、俊足の
　　即戦力外野手ですが、稲葉の加入もあったし、レギュラーは厳しいのでは？」
Ｇ「解ってませんね。この選手の名前。隆人っていうんですよ。平仮名にすると、くどう
　　たかひと。ね、思わず応援したくなるじゃないですか。」
Ｒ「いや、誰も解りませんから、それは。」

千葉ロッテマリーンズ

Ｒ「昨年はおしくもプレーオフ進出ならず。山Ｑさんのファンチーム、千葉ロッテです。」
Ｇ「ここ数年言い続けてる事ですが、そこそこの戦力は揃ってるんですよ。全ては軸に
　　なる選手がいない。投手陣はまだしも、四番不在が大きいですね。」
Ｒ「昨年は、メッツ時代、Ｇさんがファンだったという、ベニーが４番定着したように見えま
　　したが。」
Ｇ「そこそこやるだろうとは思いましたが、３割３０本１００打点、想像以上の活躍でした。
　　ただ、期待された四番じゃないんですよ。去年の四番はあくまでも李ですから。だか
　　ら、今年は面白いですよ。四番を期待されてこの数字が残せれば、周りもひっぱられ
　　ますからね。」
Ｒ「という事は、ベニー、李のどちらかが活躍すれば優勝争いに食い込めると。」
G「昨年までだったらそうなんですがね。今年のパはどこも強いんですよ。ただ、四番が
　　活躍する事によって、成長著しい、西岡や今江が生きてくると。チーム得点もあがり
　　ますよ。」
Ｒ「投手陣の方はどうでしょう？」
Ｇ「小林雅を始め後ろはしっかりしてますからね。左キラーでロングも利く山北の加入も
　　大きいし、先発も駒が揃ってる。全くもって問題無いでしょう。そんな投手陣の中でも
　　個人的に注目の選手がいます。」
Ｒ「ほう、今年飛躍しそうな面白い選手がいますか。」
Ｇ「飛躍は流石に無理だとは思いますが、話題性抜群です。今年１８年目、３７歳、もし
　　かしたら貴重な左の先発になるかも知れない、高木投手です。」
Ｒ「昨年久しぶりに２０試合以上登板しましたが、今年は注目ですか。」
Ｇ「今年はという訳ではないですが、数少ないというか、下手すれば唯一かもしれない、
　　阪急ブレーブス入団選手です。ベテランは楽天で注目されがちですが、頑張って欲
　　しい選手の一人です。」
Ｒ「頑張って欲しいといえば、私も一人応援したくなる選手がいるんです。」
Ｇ「自分の意見を言うなんて珍しい。誰ですか？」
Ｒ「０３年の最終戦で左膝の大怪我をして戦力外通告を受けた代田選手。手術、リハビリ
　　を経て、見事復帰なんです。」
Ｇ「なるほど。あんた昔からその手の話は好きだね。盛田の時もそんな事言ってたし。」
Ｒ「夢があると思いません？怪我した選手も頑張れば復帰できるという見本にもなるし。
　　今年は主に代走、守備固めだと思いますが、是非とも頑張って下さい。」
Ｇ「ま、僕も頑張ってる選手好きだし、注目しましょ。」

オリックスバッファローズ

Ｒ「オリックス・近鉄の球団合併に伴い、今年から仰木監督を迎え、心機一転、Ａクラス
　　入りを目指す、モコモコさんのファンチーム、オリックスバッファローズです。」
Ｇ「モコモコさんが応援するのは楽天じゃないの？旧オリックスで好きな選手、みんな
　　楽天行っちゃったじゃない。」
Ｒ「そういえばそうですね。今度本人に聞いときましょう。さて、レギュラークラス以外、
　　オリックスと近鉄の若手選手が中心ですが、岩隈を取られたのが痛いですね。」
Ｇ「まあ、宗教関係は怖いですから、いない者はしょうがないで深く突っ込むのは止め
　　ましょ。それより、仰木監督ですよ、一番の注目は。」
Ｒ「両球団の監督を経験してるこれ以上ないくらいの人物ですよね。」
Ｇ「８８年、前年最下位の近鉄監督に就任して２位、そして翌年優勝。その後５年間Ａ
　　クラスキープ。９４年、オリックス監督になり２位、これまた翌年優勝。連覇して日
　　本一へ。最後の２年間こそ４位と沈んだものの、それまで６年間連続Ａクラス。ここ
　　まで実績ある監督もそうはいないですよ。」
Ｒ「確かに、データを見る限り、合併球団元年、怖いですねぇ。」
Ｇ「今年も間違いなく日替わり打線だろうし、データを絞らせない野球、そして選手を
　　その気にさせて、使った選手がみんな活躍する、なんて事になると、もしかするか
　　も知れませんよ。」
Ｒ「オリックスファンのモコモコさん曰く、それでも所詮はオリックス投手陣とか言ってま
　　したが。」
Ｇ「あのですね、敗戦処理まで含めて、２チーム分選手がいるんですよ。個人の力は
　　無くても選手層が薄い訳ないじゃないですか。調子良い選手を使っていけばいいん
　　です。それを考えると最良の監督なんですから。」
Ｒ「それにしても、今一つ楽天と選手がごっちゃになりますね。」
Ｇ「じゃ、楽天とオリックスバッファローズはレギュラー候補でも簡単に纏めてみますか。」

Ｇ「モコモコさんの情報を元に、再構築させてもらいましたが、流石に２チーム分だけ
　　あって、選手層が厚いですね。」
Ｒ「先発の中に、そろそろ日本のストライクゾーンに慣れてくれ！とモコモコさんが熱望
　　して止まない、マック鈴木が入ってますね。」
Ｇ「ネタです。」
Ｒ「ネタなんかい！しかし、今年は滝にうたれたり、空手をしたり、内角にどんどん攻める
　　強気のピッチングとか言ってましたが？」
Ｇ「聞く所によると、空手は、デッドボールを当てて、乱闘の時用らしいじゃないですか。
　　明らかにネタというか、むしろネタでしょう。」
Ｒ「それはともかくとして、元近鉄の二人が登録名を変えました。」
Ｇ「登録名はいいとして、二人とも１年間投げて防御率３点台ですからね。立派な２本
　　柱ですよ。」
Ｒ「中継ぎ陣は菊地原の加入で左が増えましたね。」
Ｇ「一時期、パの左投手は両手で数えられるぐらいだったんですが、良い事です。
　　さっきも言いましたが、調子の良い選手で全然回せるでしょう。」
Ｒ「野手です。外野は二人固定で、残り枠一つの争いになってますが。」
Ｇ「外人次第でしょうね。ガルシアはヤンキース、メッツ時代、ずっと見てきましたが、
　　打撃、守備とかなりガッツのあるプレーを見せてくれます。日本人だけで考えれば、
　　大西と早川の兼用でしょうが、大西が三塁練習してるし、どうなるか解りません。
　　ちなみに、大西が三塁守るようだったら、確実に１試合１個エラーすると思ってくだ
　　さい。」
Ｒ「そんなに駄目ですか。」
Ｇ「キャンプで見た時、小学生かと思いました。ただ、あのバッティングを捨てておく手は
　　ないですからね。監督は嬉しい悲鳴でしょう。」
Ｒ「他に誰か注目はいますか？」
Ｇ「去年併殺王の塩谷です。プロ生活１２年でＡクラス経験無し、オリックス前の阪神から、
　　今の所７年連続最下位記録更新中で、仰木さんのジンクスとどっちが勝つかとか。」
Ｒ「長くなったんで、次のチームに行きたいと・・・」
Ｇ「待った〜！まだあるぞ！遊撃手の阿部。応援歌の太陽の使者鉄人２８号が、新チー
　　ムで引き継がれてるかどうかとか、心配で心配で。」
Ｒ「・・・もう、いいですか？」
Ｇ「ゴメンナサイ。真面目な話をすると、阿部は出場試合数さえ行けば、Ｇグラブ取れるぐ
　　らい守備は堅いんですよ。去年だって遊撃で守備率リーグトップだし。捕手の的山、
　　日高の盗塁阻止率、牽制球のプロである神部投手コーチも含めて、今年は少しは守
　　備のまともなチームになると思いますよ。」

東北楽天ゴールデンイーグルス

Ｒ「楽天は移籍選手、新戦力だらけなので、いきなりポジション毎に見て行きたいと思い
　　ます。」

Ｒ「さあ、最後に新球団、東北楽天イーグルスです。」
Ｇ「応援したい！監督も含めて、面子だけを見たら応援したいんだけど・・・」
Ｒ「Ｇさん、小さい頃から田尾のファンでしたもんねぇ。」
Ｇ「他にも関川、酒井、紀藤と好きな選手は沢山いるんだけど、昔から新チームって
　　何か応援する気になれなくてね。他の競技とかでもそうなんだけど、パット出の
　　選手ってだいたい嫌いから入るのよ。それでベテランになるに連れてだんだん好
　　きになって行くと。古い考えかも知れないけど、こればっかは習性だからしょうが
　　ない。関川が首位打者取って、チームが最下位とかが望ましいんだけど。」
Ｒ「ありえません。それにしても、チームの平均年齢が３２歳ですか。しょうがないと
　　はいえ、１年間固定面子で戦うのは辛そうですね。」
Ｇ「最後まで岩隈におんぶにだっこでしょうね。正直、この中でタイトル争いに絡みそ
　　うなのが、岩隈だけなんですが、果たしてこのテームでどこまで稼げる事やら。」
Ｒ「防御率は個人だから問題無いのでは？守備は比較的上手そうですし。むしろ守
　　備固めの選手ばかり。」
Ｇ「この中でさらに守備固めで使われる選手はせつない・・・じゃなくて、やっぱり打
　　線でしょう。毎試合１点取られたら負けの中で投げてると、１年間持たないし。」
Ｒ「なるほど。楽な勝ちゲームが少ないと。」
Ｇ「むしろ、無いで考えて良いんじゃないかな。」
Ｒ「このチームのキーマンは誰になるんでしょう？」
Ｇ「全員です。と、こんな模範的な回答は当然なんで、打者では三人。一番関川と
　　四番ロペス、そして、内野を守る星野ですかね。」
Ｒ「オープン戦だと、関川、飯田の一・二番が多かったですね。」
Ｇ「関川は、昨年ヒット０本ですからね。これで疲れが溜まってるなんて言わせま
　　せんよ。ムードメーカーにもなり得るし、１試合１本、頑張って欲しいです。一方、
　　四番のロペスですが、典型的なジャーニーマンで、凄いのが、その内６球団で
　　３割を打っている。きっと環境の変化に強いんでしょうね。これは期待出来るか
　　もしれません。ただ、恐らく四番は初めてだろうから、四番＝本塁打のプレッシ
　　ャーに負けなきゃですけどね。」
Ｒ「一番打者と四番打者、重要度は当然解るんですが、星野はどうしてなんです？」
Ｇ「これまたネタなんですが、唯一、田尾監督と現役を共にやってる選手という事
　　で、ただそれだけです。」
Ｒ「まあ、野手は全体的にやり繰りするで解るんですが、投手陣はどうなるんでしょ
　　う？岩隈以下がなかなか見えて来ないんですが。」
Ｇ「先発候補の名前だけだったら、上にも挙げてない選手がまだまだ沢山いますよ。
　　小林、高村、谷中、小池、新人の渡辺とか。ただ、一場を抑えで使うとかいう話
　　も出たぐらいですから、まだ何にも決まってないでしょうね。良いんじゃないです
　　か、別に岩隈と外人以外、変わりばんこに投げてれば。」
Ｒ「注目の一場投手についてもお願いします。」
Ｇ「正直、今の段階だと厳しいというか、一軍無理です。ただ、将来や話題性を考
　　えると使い続けるかもしれませんが、余りにもリリースポイントがバラバラ。どこ
　　ぞの鈴木さんとタメ貼るかもしれませんよ、暴投数で。」
Ｒ「最後に、どんなチームになると予想しますか？」
Ｇ「そうですねえ、（悩みながら）こういうチームは足を使わなきゃいけない。でも、
　　安定して計算できる選手がいない。盗塁で無理だとすれば、走塁面でカバー
　　しなくちゃいけないから、コーチャー、もしくは個々の選手の判断力が重要にな
　　るかな〜。そこはベテランだからといいたいけど、ここ数年の、近鉄とオリックス
　　ってそういう野球はやってなかったから、・・・・・・結論！いろいろ試す為に、今
　　年は無駄にサインプレーの多い年になるとみました。当然、成績が悪くなってか
　　らという条件付ですが。個人的にはベテランの持ち味を活かした、セオリー無視
　　だけど、無謀じゃなく、隙を突いた思い切った個人プレーの尊重される野球を見
　　たいかなとは思いますが。まあ、無理でしょうねぇ。」
Ｒ「実現は難しそうですね。チームの統一を図るために、むしろ、個人プレーが少なく
　　なりそうな気もします。」

Ｒ「さて、新球団が２チームあった為、ちょっと長くなってしまいましたが、パリーグを
　　振り返りました。Ｇさん、今年はどんなペナントが繰り広げられると思いますか。」
Ｇ「今年は戦力補強の年ですからねえ。勿論始まってみないと解りませんが、みんな
　　の予想も割れるんじゃないですか？」
Ｒ「今年は交流戦もありますし、面白いパリーグになりそうな予感がします。
　　さて、プロ野球開幕まで後わずか、一度お別れして、次回、戦力分析セリーグ編
　　でお会いしましょう。Ｇさんまたお願いします。」
Ｇ「了解です。」
Ｒ「それでは皆さん、さようなら〜。」
Ｇ「失礼しました。」